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サーバーサイドGTMは「タグの切り替え」ではない|広告タグ連携の正しい仕組み|未経験から100日後にGTMのプロになる話【Day 70】

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「既存のタグの設定で『サーバーサイド』に切り替える」という説明を見かけることがありますが、これはサーバーサイドGTMの実際の構造とは少しずれています。今日は、広告タグをサーバー経由にする際の正しい仕組みを整理します。

「タグの送信方法を変える」のではなく「別のコンテナに転送する」

サーバーサイドGTMは、クライアントサイド(ブラウザ側)のコンテナとは別に、独立した「サーバーコンテナ」を用意する仕組みです(Day29)。既存のGA4タグや広告タグの設定画面に「送信方法:サーバーサイド」のような切り替えスイッチがあるわけではありません。実際の流れは次のとおりです。

  1. クライアントサイドのGA4設定タグ(またはgtag.js)に、サーバーコンテナのURLを「サーバーコンテナURL」として設定する
  2. ブラウザからのイベントは、まずこのURL(自社ドメインのサブドメインにしておくのがDay29で触れたファーストパーティ化のポイント)に送られる
  3. サーバーコンテナ側の「クライアント」(Day68)がこれを受け取り、解釈する
  4. サーバーコンテナ内に別途用意した、GA4やGoogle広告向けのタグが、解釈されたデータをGoogleや各広告プラットフォームに転送する

つまり、サーバーサイド化とは「既存タグの設定変更」ではなく、「データの転送経路を追加し、サーバーコンテナ側にも対応するタグを新規に用意する」作業だと理解してください。

Google広告・Metaとの連携

Google広告のコンバージョンタグや、Day24で触れたMetaのConversions APIも、この仕組みに沿って、サーバーコンテナ側に対応するタグを追加する形で連携します。Metaと連携する場合は、Facebookのイベントマネージャー側でConversions APIの設定を有効にし、GTMのサーバーコンテナ側にMeta用のタグ(コミュニティテンプレートとして提供されています)を追加して、ピクセルIDとアクセストークンを設定する、という手順になります。アクセストークンのような機密情報は、サーバーコンテナ側で管理することになるため、Day35で触れた「ブラウザに認証情報を書かない」という原則が、むしろサーバーサイド化によって実現しやすくなるとも言えます。

今日のまとめ

サーバーサイド化は既存タグのスイッチ切り替えではなく、サーバーコンテナへの転送経路の追加と、そこでの新規タグ設定という2段構えの作業です。この構造を理解していないと、「タグの設定のどこにサーバーサイドの切り替えがあるのか」を探して迷子になります。次回は、GTMの応用テクニックをさらに扱います。

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