オルタナティブ・ブログ > 秋山大志のそれとりあえず作ってみようか。 >

あれこれ考えるよりも作ってしまった方が早いんじゃね?と思う、ギークなサラリーマンのアジャイルな日々。

未経験から100日後にGTMのプロになる話【Day 42】 〜GTMスキルの発展と応用 〜タグ管理のプロフェッショナルになるには?〜〜

»

■ GTMスキルの発展とは?

GTMの基本スキルを身につけたら、次に重要なのは 「実務で活かせる高度なタグ管理技術」 です。

例えば、 ✅ 「カスタムJavaScriptを活用して、より柔軟な計測を行う」
「GTMと他のツールを連携し、データの一元管理を行う」
「企業のGTM運用ルールを設計し、タグ管理の最適化を図る」

こうしたスキルを身につけることで、「GTMの管理者」から「タグ管理のプロフェッショナル」 へとステップアップできます。

では、具体的な応用テクニックを見ていきましょう!


① カスタムJavaScriptを活用した柔軟な計測

GTMの「カスタムJavaScript変数」を活用すると、計測の自由度が大幅に向上!

1. クリックイベントの詳細情報を取得する

ボタンがクリックされたとき、そのボタンのテキストやIDを取得する方法

javascript function() { var clickedElement = document.activeElement; return clickedElement ? clickedElement.innerText : 'Unknown'; }

これで、クリックされたボタンのテキストを変数として取得できます!

活用例: - 「どのCTAボタンがクリックされたのか?」 - 「フォームの送信ボタンがどれだけ押されたか?」

2. Cookieの値を取得する

ユーザーのセッション情報をCookieから取得し、タグの発火条件に利用する方法

javascript function() { var cookieName = 'user_type'; var match = document.cookie.match(new RegExp('(^| )' + cookieName + '=([^;]+)')); return match ? match[2] : 'guest'; }

これで、ユーザーが「ゲスト」なのか「会員」なのかを判別し、タグの発火を制御できます!

活用例: - 「ログインユーザーにだけ特定のタグを発火」 - 「VIP会員向けの特別広告を表示」


② GTMを使ったデータ統合と連携

GTMを「データハブ」として活用し、複数のツールを連携する!

よくある連携先:Google BigQuery(高度なデータ分析)
CRM(Salesforce、HubSpot)と連携し、ユーザーデータを活用
Googleスプレッドシートにデータを記録し、リアルタイムでログを管理

実践例:GTMからGoogleスプレッドシートにデータを送信する

  1. Googleスプレッドシートを作成し、Apps ScriptでWeb APIを用意
  2. GTMのタグで fetch() を使ってデータを送信

```html

```

これで、GTMのデータをGoogleスプレッドシートに記録できます!

活用例: - 「ページビューやクリックイベントをログとして記録し、後から分析」 - 「特定のイベントが発生したときに通知を送信」


③ GTM運用ルールの設計(組織的なタグ管理)

GTMをチームで運用する場合、管理ルールを明確にすることが重要!

GTM運用ルールのポイント:タグの命名規則を統一する(例:「GA4 - イベント - CTAクリック」)
タグの追加・編集・公開のフローを定める(承認プロセスを導入)
不要なタグを定期的に削除し、パフォーマンスを維持する

GTMの「ユーザー権限管理」も活用する! 1. 編集者 → タグを編集できるが、公開はできない 2. 公開者 → タグを編集し、公開できる 3. 閲覧者 → 設定は閲覧できるが、編集は不可

これで、タグの管理ミスを防ぎ、効率的な運用が可能に!


■ まとめ 〜GTMスキルをさらに高める!〜

「カスタムJavaScript」を活用し、柔軟なデータ取得を実現!
「GTMをデータハブ化」し、BigQuery・CRM・Googleスプレッドシートと連携!
「GTMの運用ルール」を明確化し、チームでの管理を効率化!
「ユーザー権限管理」を適切に設定し、安全なタグ管理を実現!

これを活用すれば、 - 「GTMのプロフェッショナルとしてのスキルをさらに向上!」 - 「データ管理の中心的な役割を担うマーケターになれる!」 - 「企業のデータ戦略に貢献し、キャリアアップを実現!」

という、さらなる成長が可能になります!


■ 明日の予告 〜GTMを活用した高度なデータ分析手法〜

次回は、「GTMを使ってより詳細なデータ分析を行う方法」 を学びます!


INDEX

Comment(0)