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GTMで電話・メールリンクを計測する方法|クリックと実際の通話は別物という注意点|未経験から100日後にGTMのプロになる話【Day 67】

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電話番号やメールアドレスへのリンク(tel:mailto:)のクリックは、Day66で扱った外部リンクやファイルダウンロードと違い、GA4の拡張計測機能では自動収集されません。GTMでの実装がそのまま必要になる、数少ない領域です。

電話・メールリンクのトリガー設定

  1. 「トリガー」→「新規」→種類は「クリック - リンクのみ」
  2. 「一部のリンク」を選び、Click URLが「次を含む」tel:(メールならmailto:
  3. GA4イベントタグでイベント名をphone_click(またはmail_click)とし、{{Click URL}}をパラメータとして渡す

クリック-リンクのみトリガー(Click URLにtel:を含む)設定画面

ここまでは基本どおりですが、この計測結果をどう解釈するかには重要な注意点があります。

「クリックされた」と「実際に電話がかかった」は別

tel:リンクのクリックを計測しても、それが分かるのは「発信画面を開こうとした」ことだけです。PCでクリックした場合、電話アプリと連携していなければ何も起きません。スマートフォンでも、発信アプリが開いた後にユーザーが発信をキャンセルする可能性はいくらでもあります。つまりphone_clickイベントの数は、実際に成立した通話の数とは一致しません。「電話コンバージョン」を名乗る以上、この数字が何を意味しているのかを社内で正しく共有しておく必要があります。

本当に通話実績まで追いたい場合

広告経由の電話問い合わせを本格的に成果指標として使いたい場合は、GTMのクリック計測だけでは力不足です。業界では「コールトラッキング」と呼ばれる、セッションごとに異なる電話番号を動的に表示する仕組み(DNI: Dynamic Number Insertion)を提供する専用サービスを使うのが一般的です。これにより、実際にかかってきた電話そのものを、発信元のセッション・流入経路と結びつけて計測できます。GTMのtel:リンク計測は、あくまで「発信の意思を示すクリック」を捉える簡易的な代替手段だと理解しておいてください。

メールリンクも同様

mailto:リンクのクリックも同様に、「メールクライアントが起動した」ことしか分かりません。その後メールが実際に送信されたか、あるいは途中で下書きが破棄されたかまでは計測できません。

今日のまとめ

tel:・mailto:リンクのクリック計測はGTMでしか取れない貴重なデータですが、それが「意思表示」であって「完了した行動」ではない点を踏まえて数字を扱ってください。本格的な電話コンバージョン計測が必要なら、コールトラッキングサービスの導入を検討する価値があります。次回は、GTMの応用テクニックをさらに扱います。

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