オルタナティブ・ブログ > 秋山大志のそれとりあえず作ってみようか。 >

あれこれ考えるよりも作ってしまった方が早いんじゃね?と思う、ギークなサラリーマンのアジャイルな日々。

Google Signalsが2026年6月にConsent Modeと分離された話|未経験から100日後にGTMのプロになる話【Day 90】

»

※本記事は公開後、2026年7月時点の情報に基づき一部内容を更新しています。

元記事ではDay90が「卒業式」とされていましたが、実際の卒業回はDay100なので、ここでは話を締めずに進めます。今日は2026年6月15日から実際に変わった、Google SignalsとConsent Modeの関係を扱います。ちょうどこの連載を書いている時点からわずか数週間前の変更です。

Google Signalsとは

Google Signalsは、広告のパーソナライズに同意し、Googleアカウントにログインしているユーザーのデータを使って、複数デバイスにまたがるセッションを1人のユーザーとして紐付けたり、リマーケティングオーディエンスを作成したりする機能です。GA4の管理画面でオン/オフを切り替えられます。

2026年6月15日からの変更点

これまでは、このGoogle Signalsのオン/オフが、GA4のクロスデバイス分析だけでなく、Google広告側でCookieやID情報を利用できるかどうかにも影響していました。しかし2026年6月15日以降、この2つの制御が分離されています。Google Signalsは、GA4内部での「サインイン済みユーザーの行動レポートとユーザー認識」だけを制御するようになり、Google広告側がCookieやIDを使えるかどうかは、Day44で扱ったConsent Modeのad_storageパラメータによって一元的に管理されるようになりました。

実務上の影響

これまで「Google Signalsをオフにしておけば、広告側へのデータ連携も止まる」と理解していた場合、その前提はもう成り立ちません。ad_storageが同意により許可されている状態であれば、Google Signalsの設定に関わらず、クロスデバイスのユーザー認識を含む広告機能は動作します。プライバシー対応の設計を「Google Signalsのオン/オフ」で管理していた組織は、今後はConsent Modeの同意状態を通じた制御に一本化して考え直す必要があります。

今日のまとめ

Google Signalsは今もGA4のクロスデバイス分析には有効ですが、Google広告へのデータ連携の制御という役割からは切り離されました。プライバシー対応の実装をGoogle Signalsの設定に頼っていた場合は、Consent Mode側の同意設計を再確認してください。次回もGTMの実践応用を続けます。

INDEX

Comment(0)