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GTMの始め方|アカウント作成とコンテナ設定の手順を解説|未経験から100日後にGTMのプロになる話【Day 2】

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前回のDay 1で、GTM(Google タグ マネージャー)が「サイトのタグを管理画面から一元管理する道具」で、その本質が「タグ×トリガー×変数」であることを押さえました。今日からはいよいよ手を動かします。第一歩は、GTMのアカウントとコンテナを作ること。マーケターが"自分でタグを出し入れできる自由"を手に入れる、その入口です。

GTM新しいアカウントの追加画面。アカウントの設定とコンテナの設定
「新しいアカウントの追加」画面。アカウントの設定とコンテナの設定を一度に行う(クリックで拡大)。

まず全体構造:アカウント/コンテナ/ワークスペース

作業の前に、GTMの"入れ子構造"を知っておくと迷いません。3階建てです。

  • アカウント:いちばん上の箱。ふつうは会社(または個人)に1つ作ります。
  • コンテナ:アカウントの中に作る箱で、計測対象(1つのサイト、1つのアプリ)ごとに1つ。発行される GTM-XXXXXXX がこのコンテナのIDです。実際にサイトへ埋め込むのもこの単位。
  • ワークスペース:コンテナの中の"作業中の下書き領域"。複数人が同時に別々の編集を進められるよう、コンテナの中に複数持てます(最初は「Default Workspace」が1つ)。

「アカウント=会社、コンテナ=サイト、ワークスペース=作業中の下書き」。この対応だけ覚えておけば十分です。

アカウントとコンテナを作る(手順)

  1. tagmanager.google.com にGoogleアカウントでログインし、「アカウントを作成」をクリック。
  2. アカウントの設定:アカウント名(会社名や屋号でOK)と国を入力。
  3. コンテナの設定:コンテナ名(対象サイトのドメイン名にしておくと分かりやすい)を入力し、ターゲットプラットフォームを選びます。ここが重要で、選択肢はウェブ/iOS/Android/AMP/サーバー。一般的なWebサイトなら「ウェブ」を選びます(サーバーは上級者向け。連載後半で扱います)。
  4. 利用規約に同意すると、GTM-XXXXXXX 形式のコンテナIDが発行され、サイトに貼り付けるコード(スニペット)が表示されます。

コンテナは「1サイト1つ」が基本

初心者がつまずきやすいのが、この"粒度"の設計です。原則は「1つのサイト(ドメイン)に、1つのコンテナ」

  • 分けすぎると、同じタグを何度も作る羽目になり管理が二重三重に。
  • 兼用しすぎ(無関係な複数サイトを1コンテナで)ると、トリガー条件が複雑化し事故のもとに。

サブドメインをまたぐ程度なら1コンテナで扱うことが多いですが、ブランドや事業が明確に違うなら分ける----という"事業の単位"で考えるのがコツです。アカウント名・コンテナ名は後からでも変更できるので、最初に完璧を目指さなくて大丈夫。ただし最初にざっくり方針を決めておくと、後の運用がぐっと楽になります。

スニペット(タグ)をサイトに設置する

発行されたコードは2つあります。設置場所が決まっているので、ここだけは正確に。

  • 1つ目(<script><head> 内の、できるだけ上の方に貼ります。早く読み込むほど計測の取りこぼしが減ります。
  • 2つ目(<noscript><body>開始タグ直後に貼ります。これはJavaScriptが無効な環境向けのフォールバックです。

WordPressなどCMSを使っているなら、テーマのヘッダーテンプレートや、GTM設置用のプラグイン、あるいはサイト共通のヘッダー領域に入れます。全ページに入ることが大前提です(一部ページに入れ忘れると、そのページだけ計測されません)。

設置できたか確認する

貼り終えたら、本当に動いているかを確認します。GTM管理画面右上の「プレビュー」から対象サイトのURLを入力すると、Tag Assistantが起動し、コンテナが正しく読み込まれているかが分かります。緑のチェックで「Connected」と出れば設置成功です。(プレビューの詳しい使い方はDay 6で深掘りします。)

まとめ:Day 2の要点

  • GTMはアカウント(会社)>コンテナ(サイト)>ワークスペース(下書き)の3階建て。
  • コンテナは1サイト1つが基本。プラットフォームは通常「ウェブ」。
  • スニペットは<head>内(script)と<body>直後(noscript)の2か所・全ページに設置。

これで"土管"は通りました。次回 Day 3 では、作ったコンテナの管理画面ツアー。「どこに何があるのか」を地図にして、迷子にならない状態を作ります。

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