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GTMで特定のボタンだけクリックを計測する方法|トリガー条件の絞り込み方|未経験から100日後にGTMのプロになる話【Day 9】

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前回、「すべてのクリック」を1つのトリガーで拾う設定を作りました。ただこれをそのまま本番で使うと、GA4に流れ込むイベントが多すぎて、肝心の「問い合わせボタンが押されたか」が埋もれてしまいます。今日は、狙ったボタンだけを計測するトリガーの絞り込み方を整理します。

絞り込みの手がかりは2つ

特定のクリックだけを検知する方法は、大きく分けて2つあります。

  • Click Text(クリックされた要素のテキスト)で判定する:ボタンの文言が固定されている場合に使えます。
  • Click Classes / Click ID(要素のCSSクラスやID)で判定する:文言がA/Bテストや多言語対応で変わる可能性がある場合はこちらが安定します。

Day8でも触れましたが、Click Textは「文言が変わったら計測が止まる」という弱点があります。逆にClick ClassesやClick IDは、マークアップ側でクラス名を変えない限り計測が壊れないので、実務では極力こちらを使うことをお勧めします。

トリガーの条件を絞り込む

GTMのトリガー設定画面で「このトリガーの発火条件」を「すべてのクリック」から「一部のクリック」に切り替えると、条件式を追加できるようになります。

  1. 「トリガー」→「新規」→「クリック - すべての要素」を選択
  2. 「発火条件」を「一部のクリック」に変更
  3. 条件を設定する(例:Click Classes 次を含む js-contact-btn
  4. トリガー名を用途が分かる名前にして保存(例:「クリック - お問い合わせボタン」)
  5. GTMトリガー編集画面でClick Classes条件を設定

ここで演算子の選び方に注意してください。CSSのclass属性はclass="btn btn-primary js-contact-btn"のように複数のクラス名がスペース区切りで並ぶのが普通です。ここで「次と等しい」を選んでしまうと、クラス名が1つでも増減した瞬間にトリガーが発火しなくなります。Click Classesの条件は基本的に「次を含む」を使うというのを鉄則にしておくと事故を防げます。

GA4イベントタグを作る

トリガーができたら、Day8と同じ要領でGA4イベントタグを作成し、このトリガーを紐付けます。

  1. 「タグ」→「新規」→「Google アナリティクス: GA4 イベント」
  2. 設定タグに既存のGA4設定タグを指定
  3. イベント名は用途がわかるものに(例:contact_button_click
  4. イベントパラメータにlink_text={{Click Text}}などを追加
  5. 発火トリガーに、先ほど作った「クリック - お問い合わせボタン」を指定して保存

プレビューモードで「狙った通りに絞れているか」を確認する

ここが今回一番大事な確認ポイントです。プレビューモードに接続し、対象のボタン以外もいくつかクリックしてみてください。狙った条件が正しく効いていれば、対象外のクリックでは「配信されなかったタグ」側にこのタグが表示されるはずです。もし対象外のクリックでもタグが発火してしまう場合は、条件の演算子や対象クラス名の綴りを見直してください。「発火した」ことだけでなく「発火しなかった」ことも確認するのが、絞り込みトリガーのデバッグの基本です。

今日のまとめ

特定の要素だけを狙うコツは、変わりにくい目印(クラス名・ID)を条件にし、演算子は基本「含む」を使うことです。次回は、ボタンのクリックよりもう一段複雑な「フォーム送信」の計測を扱います。

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