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GTMのConsent Mode v2は4パラメータが必須|Consent Initializationトリガーの重要性|未経験から100日後にGTMのプロになる話【Day 44】

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プライバシー規制対応は、もはや「余裕があればやる」ものではなく、GDPR・CCPAをはじめ各国の規制強化により前提条件になっています。ここでいくつか、古い解説記事に残りがちな不正確な情報を訂正しながら整理します。

「Privacy Sandboxでサードパーティ Cookieが廃止される」は過去の話

Day40で詳しく扱いましたが、Chromeのサードパーティ Cookie廃止計画は2025年4月に撤回され、代替技術として開発されていたPrivacy Sandbox関連のAPIも同年10月にすべて非推奨となっています。プライバシー対応の必要性そのものは変わりませんが、「Cookieが使えなくなるから」という理由付けはもう成り立ちません。GDPR・CCPAのような法規制対応と、Safari/Firefoxの既定ブロックへの対応、という2つの実際の理由で語るようにしてください。

Consent Modeは「v2」の4パラメータが必須

Consent Modeの基本コードとして、ad_storageanalytics_storageの2つだけを設定する例をよく見かけますが、これは初期のバージョンのものです。現在のConsent Mode v2では、広告関連の同意状態を細かく扱うためにad_user_dataad_personalizationを含めた4つのパラメータをすべて設定する必要があります。EU/EEA・英国のユーザーに対しては、これら4つすべてを含めないと、Google広告側の計測要件を満たせません。

window.dataLayer = window.dataLayer || [];
function gtag(){dataLayer.push(arguments);}
gtag('consent', 'default', {
  'ad_storage': 'denied',
  'analytics_storage': 'denied',
  'ad_user_data': 'denied',
  'ad_personalization': 'denied'
});

このタグは「全ページビュー」トリガーでは不十分

もう1つ重要な訂正です。この既定同意設定のタグを「すべてのページビュー」トリガーで発火させる例が多く見られますが、GTMには他のGoogleタグより確実に先に発火させるための専用トリガー「Consent Initialization(同意の初期化)」が用意されています。同意のデフォルト値は、GA4や広告タグが読み込まれる前に確定していなければ意味がありません。「全ページビュー」トリガーだと、同じ条件の他のタグと発火順が保証されず、タイミング次第では同意設定より先にGoogle側のタグが動いてしまう可能性があります。このタグには必ず「Consent Initialization - All Pages」のような専用トリガーを使ってください。

サーバーサイドGTMとEnhanced Conversions

サーバーサイド計測の正しい構築方法(自動プロビジョニング・Cloud Run・実際にかかるコスト)はDay29で詳しく扱いました。ここでは繰り返しませんが、「Compute Engineを手動で立てる」という古い説明を見かけたら、それは今の標準的なやり方ではないことを思い出してください。

Enhanced Conversions(強化コンバージョン)は、メールアドレスなどのファーストパーティデータをハッシュ化して送信し、Cookie制限下でもコンバージョン計測の精度を補う仕組みです。Google広告のコンバージョン設定で有効化し、GTMのコンバージョンタグに追加データとして設定します。ここは今も変わらず有効な対策です。

今日のまとめ

プライバシー対応で今も変わらず重要なのはConsent Mode v2の4パラメータ設定と、Consent Initializationトリガーによる発火順序の保証です。逆に「Cookie廃止」を理由にした説明は現状と合わなくなっているので、情報の更新日を必ず確認してください。次回は、タグ管理のガバナンスと運用ルールを扱います。

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