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GTMとCDP(カスタマーデータプラットフォーム)の役割の違い|未経験から100日後にGTMのプロになる話【Day 94】

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※本記事は公開後、2026年7月時点の情報に基づき一部内容を更新しています。

「Privacy Sandboxへの移行」という表現がまた出てきましたが、Day40・93で扱ったとおりこの技術は2025年10月にすべて非推奨になっています。今日は、この記事が触れているもう1つの概念「CDP(カスタマーデータプラットフォーム)」と、GTMとの役割の違いを整理します。

GTMは「集める」道具、CDPは「束ねて使う」道具

CDPは、ウェブサイト・アプリ・実店舗のPOS・CRM・広告プラットフォームなど、複数のシステムに散らばった顧客データを1つのプロフィールに統合し、他のツールに再配信するための基盤です。GTMがこの連載を通じて扱ってきた役割――ウェブサイト上でのイベントを検知し、GA4や広告タグに送る――は、CDPから見れば「複数あるデータ収集チャネルの1つ」に位置づけられます。

実務では、GTMのdataLayerで検知したイベントを、GA4やGoogle広告に送るのと並行して、CDP向けのタグとしても送信する構成がよくあります。この場合、Day11で扱った「イベントと関連データを同じpushにまとめる」設計や、Day35で扱った「ブラウザから直接外部APIに認証情報付きで送らない」という原則は、CDP向けの送信にもそのまま当てはまります。CDPだからといって特別な設計が必要になるわけではありません。

CDP導入を検討する目安

GA4とBigQuery(Day15・43・62・87)だけで分析が完結しているなら、CDPは過剰投資になることが多いです。オンライン以外のチャネル(実店舗、コールセンター、営業のCRM)を横断して同一顧客として扱う必要が出てきたときに初めて、CDP導入の検討価値が出てきます。Day71で扱ったCRMとGCLIDの突合も、広い意味ではCDPが解決しようとしている課題の一部です。

今日のまとめ

CDPは「複数チャネルのデータを統合する層」であり、GTMは引き続き「ウェブサイト上でのデータ収集」を担います。役割が違うだけで、GTM側の設計原則(dataLayerの設計、セキュリティ配慮)はCDP連携でも変わりません。次回もGTMの実践活用を続けます。

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