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メディアサイトのGA4計測|Google Discover流入が正しく識別されない問題の対処法|未経験から100日後にGTMのプロになる話【Day 84】

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スクロール率や滞在時間の計測はDay16・17で、広告視認性はDay56で扱いました。今日はメディアサイト特有の、もっと基本的なところで見落とされがちな問題――Google Discover経由の流入がGA4で正しく識別されない問題を扱います。

GA4はGoogle Discoverを専用チャネルとして認識しない

ニュース性の高いメディアサイトでは、Google Discover(スマホのGoogleアプリやChromeのフィードに表示される記事のこと)からの流入が無視できないボリュームになることがあります。ところがGA4は、このDiscover経由のアクセスを専用の参照元として扱う仕組みを持っていません。Discoverからのアクセスはandroid-app://com.google.android.googlequicksearchbox/という特殊なリファラーを伴って届くため、GA4のデフォルトのチャネルグループ分けでは「Direct」「Unassigned」「Referral」のいずれかに紛れ込み、実際にはDiscover経由なのにオーガニック検索や直接流入として集計されてしまいます。

識別する2つの方法

  • page_referrerのカスタムディメンションを作る:GA4はイベントデータの中にpage_referrerという値を保持していますが、標準のレポートや探索画面ではそのままでは見えません。これをカスタムディメンションとして登録し、探索レポートでフィルタすれば、上記のandroid-app始まりのリファラーを持つセッションを抽出できます。
  • イベントの変更ルールで参照元を書き換える:GA4の管理画面(データ表示→イベント→イベントを変更)で、このリファラーを検知した際に参照元(source)と メディア(medium)を「google」「discover」のような分かりやすい値に上書きするルールを作成できます。こちらの方が、レポート上で最初から専用チャネルのように扱えるので実用的です。

Search ConsoleのDiscoverレポートと突き合わせる

GA4側の対応と合わせて、Google Search Consoleの「Discover」パフォーマンスレポートも定期的に確認してください。GA4は「サイトに来た後の行動」、Search ConsoleのDiscoverレポートは「表示された回数とクリック率」を教えてくれるので、両方を見て初めてDiscover経由の集客効果を正しく評価できます。

今日のまとめ

Discover経由のアクセスが多いメディアサイトでは、GA4の標準チャネル分類を鵜呑みにせず、page_referrerかイベント変更ルールで明示的に識別する設定を入れてください。この対応をしていないと、実際にはDiscover経由の読者を「よく分からない流入」として見過ごしてしまいます。次回は、大規模グローバル企業でのGTM活用を扱います。

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