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未経験から100日後にGTMのプロになる話【Day 84】 〜【実践編】メディアサイトでのGTM活用とエンゲージメント分析〜

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メディアサイトでは、読者の行動データを取得し、記事の改善に活かすこと が重要です。

メディアサイトのGTM活用ポイントスクロール率・記事の読了率を測定(どこまで読まれているか?) ✅ 滞在時間を計測し、記事ごとのエンゲージメントを分析記事内のリンククリック・CTAボタンのクリック率を取得広告やコンテンツの最適化に活用(収益化・SEO改善)

「どの記事がどれくらい読まれているか?」をデータで把握することがカギ!


② 記事ごとのエンゲージメントをGTMで計測する

メディアサイトでは、 「どれくらい記事が読まれたか?」 を測る指標として、 スクロール率・滞在時間・記事内クリック率 を活用します。

主要なエンゲージメント指標scroll_depth → 記事のスクロール率(25%, 50%, 75%, 100%) ✅ engaged_time → 読者の滞在時間 ✅ article_click → 記事内のリンク・CTAボタンのクリック

これらのデータをGTMで取得し、コンテンツ改善に活かす!


** スクロール率をGTMで計測する方法**

スクロール率を測定することで、 「読者がどこまで記事を読んだか?」 を可視化できます。

  1. GTMで「トリガー」を作成
  2. トリガーの種類:「スクロール距離」
  3. 設定:「垂直スクロール率」
  4. 割合:「25%、50%、75%、100%」

  5. GTMで「GA4イベントタグ」を作成

  6. イベント名scroll_depth
  7. イベントパラメータscroll_percentage(スクロール率)
  8. トリガー:「スクロールトリガー」

  9. プレビューモードで動作を確認し、公開!

これで、記事のどこまで読まれたかがGA4で分析できる!

スクロール率が低い記事は「導入文の改善」「画像を増やす」などの対策が可能!


** 記事ごとの滞在時間を計測する方法**

読者の 滞在時間が長い=記事の価値が高い という指標になります。

滞在時間を計測する方法

  1. GTMで「タイマートリガー」を作成
  2. トリガーの種類:「タイマー」
  3. 設定:「30秒ごと」に発火

  4. GTMで「GA4イベントタグ」を作成

  5. イベント名engaged_time
  6. イベントパラメータtime_spent(滞在時間)
  7. トリガー:「タイマートリガー」

これで、どの記事の滞在時間が長いかをGA4で分析可能に!

滞在時間が短い記事は、構成の改善やCTAの強化が必要!


** 記事内のリンク・CTAボタンのクリック率を計測**

記事内のリンクやCTA(お問い合わせ・資料請求)の クリック率を測定 することで、 どの要素が読者の行動を促しているか? を分析できます。

クリック率を計測する方法

  1. GTMで「クリックトリガー」を作成
  2. トリガーの種類:「クリック - すべての要素」
  3. 設定:「Click Text」「Click URL」で条件を指定

  4. GTMで「GA4イベントタグ」を作成

  5. イベント名article_click
  6. イベントパラメータclick_text(クリックされたテキスト)
  7. トリガー:「クリックトリガー」

これで、CTAやリンクのクリック率をGA4で分析可能に!

クリック率が低いCTAは、デザイン変更やCTA文の改善が必要!


③ データを活用して読者エンゲージメントを向上させる

GTMを使って取得したデータをもとに、 「どの記事がよく読まれ、どの記事が離脱されているか?」 を分析し、改善につなげましょう。

データ活用のポイントスクロール率が低い記事 → 導入文や構成の改善滞在時間が短い記事 → 画像・動画を追加し、読みやすくするクリック率が低いCTA → 位置・デザイン・文言を変更Google Analyticsで「直帰率」が高い記事 → 関連記事の導線を強化

「データをもとに改善→再測定」を繰り返し、エンゲージメントを最大化!


まとめ: メディアサイトの価値を高めるGTM活用術!

今回のポイント:スクロール率・滞在時間をGTMで計測し、読者の行動を分析!記事内のクリック率を取得し、CTAの最適化につなげる!データを活用して、コンテンツの価値を最大化!GTM×GA4を活用し、メディアサイトのエンゲージメントを向上!


次回予告: GTMを活用した広告効果測定の最適化


INDEX

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