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あれこれ考えるよりも作ってしまった方が早いんじゃね?と思う、ギークなサラリーマンのアジャイルな日々。

未経験から100日後にGTMのプロになる話【Day 43】 〜GTMを活用した高度なデータ分析手法 〜タグデータを武器にする!〜〜

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■ GTMのデータを高度に活用するとは?

GTMを使うことで、GA4や広告ツールだけでなく、より 高度なデータ分析が可能 になります。

「ユーザーのスクロール深度やエンゲージメントを分析」
「特定のイベントデータをBigQueryに保存し、詳細分析」
「Googleデータポータル(Looker Studio)でダッシュボードを作成」

こうした 「タグデータをビジネスの意思決定に活かす方法」 を学んでいきましょう!


① スクロール深度とエンゲージメントの分析

「ユーザーはどこまでコンテンツを読んでいるのか?」

スクロールトラッキングを活用すれば、「どの部分でユーザーが離脱しているのか?」 をデータで可視化できます。

1. GA4でスクロールイベントを詳細に記録する

「25%、50%、75%、100%のスクロールデータを取得!」

  1. GTMの「タグ」メニューを開く。
  2. 新規」をクリックし、タグの種類を「Google アナリティクス: GA4 イベント」に設定。
  3. 設定タグを選択」で、既存のGA4設定タグを選択。
  4. イベント名」を scroll_tracking にする。
  5. 「イベントパラメータを追加」ボタンをクリックし、
  6. パラメータ名: scroll_percentage(値: {{Scroll Depth Threshold}}
  7. パラメータ名: page_url(値: {{Page URL}}
  8. 保存。

これで、GA4でスクロール深度を詳細に分析できるようになります!


② BigQueryを活用した高度なデータ分析

「より高度な分析をしたいなら、BigQueryと連携しよう!」

GA4では、一部のデータは サンプリング(データの一部だけを使用する処理) されるため、 「正確なデータ分析ができない!」という問題が発生します。

そこで、BigQueryを活用することで、 「すべてのイベントデータをSQLで分析できる!」
「長期間のデータを自由に集計できる!」

1. GA4のデータをBigQueryにエクスポートする

  1. GA4の「管理」メニューを開く。
  2. BigQueryリンク」を選択。
  3. リンクを追加」をクリックし、BigQueryのプロジェクトを選択。
  4. データをエクスポート」を有効化し、保存。

これで、GA4のデータをBigQueryに保存し、自由に分析できるようになります!

2. BigQueryでスクロールデータを分析するSQLクエリ

sql SELECT event_name, event_bundle_sequence_id, event_params.value.string_value AS scroll_percentage, COUNT(*) AS scroll_count FROM `your_project_id.analytics_xxxx.events_*` WHERE event_name = 'scroll_tracking' GROUP BY scroll_percentage ORDER BY scroll_count DESC;

これで、「どのスクロール深度が多いか?」を詳細に分析できます!


③ Googleデータポータル(Looker Studio)でダッシュボードを作成

「データを分かりやすく可視化しよう!」

Googleデータポータル(Looker Studio)を使えば、 「GA4のイベントデータをビジュアル化!」
「BigQueryのデータをレポート化!」
「リアルタイムのダッシュボードを作成!」

1. GoogleデータポータルにGA4のデータを接続

  1. Googleデータポータル にアクセス。
  2. 新しいレポートを作成」をクリック。
  3. データソースを追加」→「Googleアナリティクス」を選択。
  4. GA4のプロパティを選択し、「接続」。
  5. 「ページビュー」「スクロールイベント」などを可視化。

これで、GTMのデータをわかりやすくダッシュボード化できます!


■ まとめ 〜GTMのデータを高度に活用する!〜

「スクロール深度の計測」を活用し、ユーザーのエンゲージメントを分析!
「BigQuery」にGA4のデータをエクスポートし、SQLで詳細分析!
「Googleデータポータル(Looker Studio)」でレポートを作成し、データを可視化!
「プレビューモード」でテストし、問題なければ公開する!

これを活用すれば、 - 「GTMのデータをビジネスの意思決定に活かす!」 - 「高度なデータ分析スキルを習得し、マーケティングの精度を向上!」 - 「データドリブンな施策で、成果を最大化!」

という、次のステージへ進むことができます!


■ 明日の予告 〜最新のプライバシー規制とGTM対応〜

次回は、「プライバシー規制の最新動向とGTMの対応策」 を学びます!


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