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未経験から100日後にGTMのプロになる話【Day 97】 〜【実践編】GTMを活用した高度なトラッキング戦略〜

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データレイヤー(Data Layer)を活用すると、 ページのHTMLに依存せず、より正確なイベント計測が可能 になります。

データレイヤーを活用するメリットフォーム送信・ボタンクリックなどの詳細なデータを取得できるeコマースデータ(商品ID、価格、カテゴリ)を正確にGA4へ送信できるページ遷移がないシングルページアプリ(SPA)の計測が可能

** データレイヤーの実装方法**

  1. ウェブサイトにデータレイヤーを実装 javascript window.dataLayer = window.dataLayer || []; window.dataLayer.push({ 'event': 'product_view', 'ecommerce': { 'items': [{ 'item_id': 'P001', 'item_name': 'スニーカー', 'category': 'シューズ', 'price': 12000 }] } });

  2. GTMで「カスタムイベントトリガー」を作成

  3. イベント名:「product_view」

  4. GTMで「GA4イベントタグ」を作成

  5. イベント名:「product_view」
  6. イベントパラメータ:「item_id」「item_name」「category」「price」

これで、GA4に正確なeコマースデータを送信可能!

データレイヤーを活用することで、より高度なデータ取得が実現!


② ユーザーの行動パターンを追跡し、エンゲージメントを分析

ユーザーが 「どのページをどの順番で訪問し、どこで離脱したのか?」 を追跡することで、 サイトのエンゲージメントを改善する施策を打つことができます。

高度な行動分析のポイントページ遷移データを記録し、ユーザージャーニーを可視化動画再生・スクロール・クリックなどのインタラクションを分析直帰率・離脱率を低減し、コンバージョン最適化を実施

** スクロール・動画再生の計測方法**

  1. スクロールイベントの計測
  2. GTMで「スクロールトリガー」を作成
  3. 設定:「25%、50%、75%、100%」
  4. GA4イベントタグを設定 → イベント名:「scroll_depth」

  5. YouTube動画の再生・停止・完了を計測

  6. GTMの「YouTube動画トリガー」を作成
  7. GA4のイベントタグを設定 → イベント名:「video_interaction」
  8. イベントパラメータ:「video_title」「video_status(再生・停止・完了)」

これで、ユーザーのエンゲージメントデータをGA4に送信可能!

「どこでユーザーが興味を持ち、どこで離脱するか」を把握し、サイト改善に活用!


③ マルチチャネル・アトリビューション分析の実現方法

広告・SNS・オウンドメディアなど、複数の流入経路がある場合、 「どのチャネルがコンバージョンに貢献したのか?」を分析することが重要 です。

アトリビューション分析の活用ポイントファーストタッチ vs ラストタッチの影響を比較Google Ads・Facebook Ads・メールマーケティングの貢献度を分析データドリブンアトリビューション(DDA)を活用し、最適な広告投資を決定

** UTMパラメータを活用した流入経路の分析**

  1. GTMで「URLパラメータ」変数を作成
  2. 変数名:「utm_source」「utm_medium」「utm_campaign」

  3. GTMで「GA4イベントタグ」を作成

  4. イベント名:「traffic_source」
  5. イベントパラメータ:「utm_source」「utm_medium」「utm_campaign」
  6. トリガー:「All Pages(全ページ)」

  7. GA4で流入チャネルごとのコンバージョンを分析

  8. 「集客レポート」→ 「トラフィック獲得レポート」
  9. 「コンバージョンレポート」で、どのチャネルがCVに貢献しているかを確認

これで、各チャネルの貢献度をデータで把握し、広告投資を最適化!

アトリビューション分析を活用し、予算配分の最適化を実現!


まとめ: GTMを活用した高度なデータトラッキングを実現!

今回のポイント:データレイヤーを活用し、正確なイベントデータを取得!ユーザー行動を追跡し、エンゲージメントを分析!アトリビューション分析を活用し、マーケティング効果を最大化!GTMの高度な活用スキルを身につけ、データドリブンな意思決定を実現!

GTMをさらに活用し、マーケティングの精度を向上させましょう!


次回予告: GTMを活用したプライバシー保護とデータ管理のベストプラクティス


INDEX

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