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GTMでスクロール到達率を計測する方法|GA4の自動scrollイベントとの使い分け|未経験から100日後にGTMのプロになる話【Day 16】

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ページビュー数だけでは「読まれた」のか「開いてすぐ閉じた」のか区別がつきません。特に長文の記事やLPでは、どこまでスクロールされたかが、コンテンツの改善やCTAの配置を考えるうえで重要な手がかりになります。

GA4の自動計測との関係を先に整理する

Day14で触れたとおり、GA4には拡張計測機能による自動のscrollイベントがあります。ただしこれは「ページの90%までスクロールしたら1回だけ発火する」という単純な仕様で、25%・50%・75%のような細かい段階は取れません。読了率をきちんと段階的に分析したい場合は、GTMのスクロール深度トリガーで独自に組む必要があります。ここが自動計測を使うかGTMで作るかの分かれ目です。

スクロール深度トリガーを作成する

  1. 「トリガー」→「新規」→種類は「スクロールの深さ」
  2. スクロール軸は「縦方向」
  3. 「割合」に25,50,75,100を指定
  4. 必要なら「一部のページでのみ発火」でPage URLの条件を絞る
  5. トリガー名を付けて保存

スクロール距離トリガー(25,50,75,100%)設定画面

ここで実務上気をつけたいのが、コンテンツの短いページです。ページの高さがブラウザの表示領域に収まっている場合、ユーザーが実際にスクロール操作をしなくても、GTMは「ページ読み込み時点で100%まで見えている」と判定し、複数の閾値がほぼ同時に、あるいは即座に発火します。短いページの「読了率100%」を鵜呑みにすると、実際には読まれていないのに読了扱いになっている可能性があるので、分析の際はページの実際の長さも合わせて見るようにしてください。

GA4に送るタグを作る

「Google アナリティクス: GA4 イベント」タグでイベント名をscroll_depthにし、パラメータにscroll_percentage={{Scroll Depth Threshold}}page_url={{Page URL}}を設定して、作成したスクロールトリガーに紐付けます。

GA4での見方

「レポート」→「探索」で、ディメンションにscroll_percentageとPage URLを追加し、指標にイベント数を置けば、ページごとにどの深度まで読まれているかを比較できます。同じテーマの記事でも読了率に差があれば、構成や見出しの付け方に改善のヒントが隠れていることが多いです。

今日のまとめ

スクロール計測を入れる前に、まずGA4の自動計測(90%到達の1回きりのscrollイベント)で足りるのか、それとも段階的な計測が必要なのかを判断してください。短いページでの見かけ上の「即100%」にも注意しつつ運用すれば、コンテンツ改善の材料として十分機能します。次回は、滞在時間を計測するタイマートリガーを扱います。

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