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モバイルアプリ向けGTM入門|Firebase連携とレガシーコンテナの罠|未経験から100日後にGTMのプロになる話【Day 78】

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この連載はここまで100%ウェブサイトを前提にしてきましたが、GTMにはスマートフォンアプリ(Android/iOS)向けの仕組みも存在します。今日はそのモバイルアプリ版GTMを紹介します。

ウェブ版とは仕組みがまったく違う

モバイルアプリ向けのGTMは、Firebase SDKと組み合わせて動作します。ウェブ版のGTMがdataLayer.pushでイベントを受け取っていたのに対し、モバイルアプリ版はFirebase向けGoogleアナリティクス(Firebaseのイベント・パラメータ・ユーザープロパティ)を入力データとして使う、という根本的に異なる仕組みになっています。コンテナの種類も「ウェブ」ではなく「Android」または「iOS」を選んで作成します。

「レガシー」コンテナには手を出さない

ここで注意が必要です。GTMのコンテナ作成画面には、古い「Android(レガシー)」「iOS(レガシー)」というコンテナタイプの名残りが見えることがありますが、これらは2019年6月30日以降新規作成ができなくなっており、同年10月31日以降は既存のレガシーコンテナへの変更公開もできなくなっています。もし何らかの理由でレガシー版の解説記事を目にしても、現在使うべきなのは現行の「Android」「iOS」コンテナタイプ(Firebase連携版)です。

モバイル版の最大のメリット

モバイルアプリでは通常、計測タグの設定を変えるだけでもアプリ自体のアップデート・審査・ストア配信が必要になり、時間がかかります。GTMをFirebase経由で組み込んでおけば、計測タグの追加・変更をアプリのアップデートなしに行えるのが最大の利点です。ウェブ版GTMで「コードを触らずにマーケターがタグを追加できる」というメリットを、アプリの世界でも実現する仕組みだと考えてください。

この連載の範囲外であることの断り

モバイルアプリ版GTMは、コンテナの構造やSDKの組み込み方法がウェブ版とは別物なので、これまでの回で扱ったタグ・トリガー・変数の具体的な設定手順がそのまま流用できるわけではありません。アプリ計測が必要な場合は、Firebase SDKの導入からアプリ開発チームと連携して進めることになります。この連載はあくまでウェブサイトのGTMを主軸にしているため、詳細は公式ドキュメントを参照してください。

今日のまとめ

GTMにはウェブ以外にAndroid/iOSアプリ向けの仕組みもありますが、Firebase連携が前提の別物です。「レガシー」と名の付くコンテナタイプはすでに使えないので、現行のコンテナタイプを選んでください。次回は、GTMの応用テクニックをさらに扱います。

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