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GTMでYouTube動画の再生を計測する方法|enablejsapiパラメータの落とし穴|未経験から100日後にGTMのプロになる話【Day 59】

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データレイヤーの活用やサーバーサイド計測はここまでの回で十分扱ってきたので、今日はまだ触れていない具体的な機能――YouTube動画の再生計測――を掘り下げます。

YouTube動画トリガーの基本

GTMには「YouTube 動画」という専用のトリガータイプがあり、埋め込まれたYouTube動画の再生開始・進捗(10%・25%・50%など)・完了・一時停止といったイベントを検知できます。組み込み変数として「Video Percent」「Video Duration」「Video Current Time」「Video Title」なども用意されており、Day8-9で扱ったクリック系の組み込み変数と同じ考え方で使えます。

動かないときにまず確認すること

YouTube動画トリガーが正しく機能しない場合、原因の多くは埋め込みコード側にあります。GTMがYouTubeプレイヤーの状態を監視するには、埋め込みiframeのURLにenablejsapi=1というパラメータが含まれている必要があります。このパラメータが無いiframeでは、GTMは動画の状態変化を一切検知できません。

幸い、これを手動で埋め込みコードに追加しなくても済む方法があります。YouTube動画トリガーの詳細設定にある「すべての動画にJavaScript APIのサポートを追加」を有効にすると、GTMが自動的にこのパラメータをページ内の埋め込み動画に付与してくれます。ただし、この設定を有効にするとiframeが再読み込みされる仕様のため、ページ読み込み直後に動画が一瞬チラつくことがあります。動画がページの目立つ位置にある場合は、この見た目への影響も考慮したうえで有効化を判断してください。

YouTube動画トリガー(進捗状況・JavaScript APIサポート追加)設定画面

GA4への送信

取得したVideo Percentなどの値は、これまでと同じ要領でGA4イベントタグのパラメータとして渡します。イベント名はvideo_startvideo_progressのように進捗段階が分かる名前にしておくと、後からの分析がしやすくなります。

ページ速度計測の注意点(再掲)

この手のテーマでよく一緒に語られる「ページの読み込み速度」計測ですが、Day34・57で触れたとおりwindow.performance.timingは非推奨のAPIです。新しいNavigation Timing APIか、Day57のCore Web Vitals計測に切り替えることを検討してください。

今日のまとめ

YouTube動画トラッキングは組み込みの専用トリガーで手軽に実装できますが、enablejsapiパラメータの有無というハードルがあります。「すべての動画にJavaScript APIのサポートを追加」オプションで解決できますが、iframe再読み込みによる見た目への影響とセットで判断してください。次回は、GTMをマーケティング戦略に組み込む方法を扱います。

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