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GTMで外部リンク・PDFダウンロードを計測する前に確認すべきこと|未経験から100日後にGTMのプロになる話【Day 66】

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外部リンクのクリックとPDFダウンロードを計測したい、という要望はよくあります。ただしDay14で触れた「まず自動収集イベントで足りていないか確認する」という原則が、実はここでもそのまま当てはまります。

GA4はすでにこの2つを自動計測している

GA4の拡張計測機能(Enhanced Measurement)には、標準で「外部リンクのクリック」と「ファイルのダウンロード」を検知する機能が含まれています。データストリームの設定で拡張計測機能が有効になっていれば(既定でオンです)、外部ドメインへのリンククリックは自動的にclickイベントとして、PDFなどのファイルへのリンククリックはfile_downloadイベントとして、GTMで何も設定しなくても記録されています。この連載でGTMのカスタムトリガーを一から作る前に、まずGA4の管理画面でこれらのイベントがすでに記録されていないか確認してみてください。

それでもGTMで独自実装したくなる場面

自動収集で足りない場合というのは、具体的には次のようなケースです。

  • イベント名やパラメータを、自社の分析基盤の命名規則に合わせて独自に付け直したい
  • 特定のパートナーサイトへのリンクだけを別イベントとして切り出したい
  • PDFダウンロードと同時に、ダウンロードしたユーザーの会員ステータスなど、拡張計測機能では取得できない付加情報を一緒に送りたい

こうした要件があるときだけ、GTMの「リンクのみ」トリガーで自社ドメインを除外する条件(Day19で扱ったAND条件の考え方がそのまま使えます)を組み、独自のイベント名で送信する構成を検討してください。

実装するなら二重計測に注意

ここが実務上の落とし穴です。GA4の自動収集イベント(clickfile_download)と、GTMで独自に作った同種のイベントを両方有効なままにしておくと、同じユーザー行動が2つの異なるイベント名で二重に記録されます。GTM側で独自実装をする場合は、GA4のデータストリーム設定で拡張計測機能の該当項目(アウトバウンドリンク、ファイルのダウンロード)を個別にオフにしておくか、少なくとも両方のデータが並存していることをレポート閲覧者に周知しておいてください。

今日のまとめ

外部リンクとPDFダウンロードの計測は、多くの場合GA4の拡張計測機能だけで足ります。GTMでの独自実装は、命名規則の統一や追加パラメータが必要な場合の選択肢として、自動収集との二重計測に注意しながら使ってください。次回は、GTMの応用テクニックをさらに扱います。

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