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GTMのガバナンス総まとめとタグ管理台帳のすすめ|未経験から100日後にGTMのプロになる話【Day 45】

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ここまでの連載で、GTMの運用ルールに関わる話は実はすでにいくつか扱っています。今日はそれらを整理しつつ、まだ触れていない実践的な工夫を1つ加えます。

すでに扱った内容のおさらい

  • 命名規則と定期棚卸しDay42で扱いました。「種類 - 対象 - 補足」の型を決め、四半期に1度など定期的に不要なタグを削除する運用が有効です。
  • アクセス権限の設計Day32で扱ったとおり、GTMの権限は「アカウント」と「コンテナ」の2階層で、コンテナ単位でNo access/読み取り/編集/承認/公開の5段階が設定できます。フォルダ単位での権限制御はできないので、担当者ごとに厳密に分けたいならコンテナ自体を分割する必要があります。「管理者」という名前の権限区分がGTMのUIに存在するわけではなく、実質的にはアカウント側の管理者権限とコンテナの公開権限を併せ持つ人、というイメージで捉えてください。
  • ワークスペースとバージョン管理Day33で扱ったとおり、ワークスペースは並行作業を可能にする仕組みであって競合を自動で防ぐものではありません。承認・公開権限を絞り、変更はバージョンとして記録し、問題が起きたらロールバックする、という運用が基本です。

まだ扱っていない実践:タグ管理台帳を作る

GTMコンテナ内の情報だけでは、「このタグはなぜ入れたのか」「誰が管理責任者か」「いつ設置したのか」までは分かりません。ここでおすすめしたいのが、コンテナとは別に、スプレッドシートなどで管理する簡易的な「タグ管理台帳」です。

最低限、次の項目があれば十分機能します。

  • タグ名(GTM上の名称と一致させる)
  • 目的・依頼元(例:〇〇キャンペーンの効果測定のため、△△部門からの依頼)
  • 設置日・設置者
  • 撤去予定日(キャンペーン期間限定のタグなら特に重要)
  • 関連ツールのアカウント情報(測定ID、ピクセルIDなど)

この台帳があれば、棚卸しのときに「このタグ、なぜあるんだっけ」と1つずつ調査し直す手間が省けます。特に「撤去予定日」の欄は効果的で、キャンペーン終了と同時に消し忘れるタグを減らせます。GTM自体には「このタグの背景」を記録する機能がないので、外部の台帳で補うという発想を持っておいてください。

今日のまとめ

ガバナンスの土台(命名規則・権限設計・ワークスペース運用)はこれまでの回で扱った内容の組み合わせで十分カバーできます。そこに、タグごとの背景を記録する管理台帳を加えることで、「なぜこのタグがあるのか分からない」という属人化を防げます。次回は、社内でのGTMトレーニングとナレッジ共有を扱います。

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