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GA4のイベント計測の基本|自動収集・推奨・カスタムイベントの違いと使い分け|未経験から100日後にGTMのプロになる話【Day 14】

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GA4はUniversal Analyticsのような「ページビュー中心」の計測から、「イベント中心」の計測に設計が変わっています。ここまでクリックやフォーム送信のイベント計測を個別に扱ってきましたが、一度GA4のイベント設計の全体像を整理しておきます。

GA4のイベントは3種類

  • 自動収集イベントpage_viewscrollclick(外部リンク)、file_downloadなど。
  • 推奨イベントpurchaseadd_to_cartsign_uploginなど、Googleが名前と構造を定めているイベント。
  • カスタムイベントcta_clickのように自分で自由に定義するイベント。

ここで1つ誤解しやすい点があります。scrollclick(外部リンク)、file_downloadといった自動収集イベントは、実はGTM経由のタグではなく、GA4の設定タグ自体が持つ「拡張計測機能(Enhanced Measurement)」によって計測されています。GA4の管理画面(データストリームの設定)でこの機能がオンになっていれば、GTMで何も追加設定しなくても自動的に計測されます。GTMで新たにクリックトリガーを組む前に、「それはもう拡張計測機能で取れていないか」を一度確認する癖をつけると、同じデータを二重に送ってしまう事故を防げます。

GA4データストリームの拡張計測機能で7つのイベント測定項目が有効になっている画面

推奨イベントは「名前だけ真似ても」意味がない

推奨イベントを使うメリットは、GA4側でpurchaseadd_to_cartを前提にした専用レポート(eコマースレポートなど)が自動的に用意されることです。ただしこれはイベント名を合わせるだけでは不十分で、Googleが定めたパラメータ構造(Day12で触れたitems配列など)に従って初めて正しく機能します。名前だけpurchaseにして中身は独自形式、というタグをよく見かけますが、それではレポートは正しく埋まりません。推奨イベントを使う際は、必ずGoogleの公式リファレンスでそのイベントに必要なパラメータ一覧を確認してから設計してください。

GTMでカスタムイベントを組む(実例:CTAクリック)

自動収集でも推奨イベントでもカバーできない、サイト独自の行動を計測するのがカスタムイベントの役目です。CTAボタンのクリックを計測する例で手順を確認します。

  1. 「タグ」→「新規」→「Google アナリティクス: GA4 イベント」
  2. 設定タグに既存のGA4設定タグを指定、イベント名はcta_click
  3. イベントパラメータにbutton_text={{Click Text}}button_url={{Click URL}}を追加
  4. トリガーは、Day9で扱った「一部のクリック」で対象を絞ったクリックトリガーを指定

プレビューモードで発火確認をし、GA4のリアルタイムレポートでcta_clickが記録されているかを見て公開、という流れはこれまでと同じです。

今日のまとめ

GA4のイベントを設計するときは、まず「それは自動収集で既に取れていないか」を確認し、次に「推奨イベントの型に当てはまるか」を検討し、どちらでもない場合だけカスタムイベントを作る、という順番で考えると、無駄な二重計測や自己流のイベント名の乱立を防げます。次回は、このイベント設計をさらに応用し、カスタム定義やデータ活用の話に進みます。

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