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GTMでGCLIDを記録し強化コンバージョン(リード向け)に繋げる方法|未経験から100日後にGTMのプロになる話【Day 71】

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※本記事は公開後、2026年7月時点の情報に基づき一部内容を更新しています。

サーバーサイドGTMの課題と対策はDay29・68〜70で扱ってきたので、今日は視点を変えて、BtoBやSaaSでよくある「問い合わせから成約まで時間がかかる」ビジネスの広告計測を扱います。GTM単体では完結しませんが、GTMが果たす役割がある領域です。

問い合わせと成約の間にはタイムラグがある

ECサイトの購入完了とは違い、BtoBの営業では「問い合わせフォーム送信」から「実際の受注」まで数週間〜数か月かかることが珍しくありません。Google広告のコンバージョンタグは基本的にリアルタイムのブラウザ上のイベントを前提にしているため、この時間差がある成約をそのまま計測するのは困難です。

「強化コンバージョン(リード向け)」という仕組み

これに対応するのが、Google広告の「強化コンバージョン(リード向け)」です。仕組みとしては、CRM側で管理している成約データ(ハッシュ化したメールアドレスなど)を、後日Google広告にオフラインインポートとしてアップロードし、広告クリック時に取得した情報と突き合わせて成約を遡って紐付ける、というものです。Day44で扱ったウェブサイト向けの強化コンバージョンとは別物で、CRMの成約データを起点にする点が異なります。

Google広告の「リードの拡張コンバージョン」設定画面

GTMが担う役割:GCLIDの保存

この仕組みを機能させるには、広告クリック時にURLに付与される「GCLID」というパラメータを、問い合わせフォームの送信時点で一緒に記録しておき、CRM側に渡しておく必要があります。ここがGTMの出番です。GCLIDをURLパラメータやCookieから取得するデータレイヤー変数を用意し、フォーム送信のタイミングでその値をCRMに送る隠しフィールドに書き込む、という実装をよく使います。GTM自体はCRMとの連携を担いませんが、「後で突き合わせるための手がかりを、発生した瞬間に確実に記録しておく」役割は担います。

2026年6月からの移行に注意

ここで実務上の注意点です。オフラインコンバージョンのインポートと強化コンバージョン(リード向け)のアップロードは、2026年6月15日から新しい「Data Manager API」への移行が始まっており、従来のGoogle Ads APIでのアップロードは順次ブロックされていきます。これから新規に導入する場合は、Data Manager経由での設定を前提に進めてください。既存の仕組みを運用している場合は、移行スケジュールをGoogle広告の公式アナウンスで確認しておく必要があります。

今日のまとめ

成約までのタイムラグが長いビジネスでは、CRMの成約データを起点にした強化コンバージョン(リード向け)が有効です。GTMの役割は、GCLIDを問い合わせ発生時点で確実に記録しておくことに尽きます。アップロード経路が2026年6月からData Manager APIに移行している点も忘れずに。次回は、GTMの応用テクニックをさらに扱います。

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