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GTMのタグ・トリガー・変数の関係をわかりやすく解説(三位一体)|未経験から100日後にGTMのプロになる話【Day 4】

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ここまでで、GTMの管理画面の地図は頭に入りました。今日はいよいよ、GTMの心臓部----「タグ・トリガー・変数」の三位一体を、もう一段深く理解します。この3つの関係さえ腹落ちすれば、この先どんな複雑な設定が出てきても「あ、結局これの組み合わせね」と読み解けるようになります。逆にここが曖昧だと、ずっと"設定の丸暗記"から抜け出せません。今日が連載の山場のひとつです。

新規タグ作成画面。タグの設定とトリガーの2つの枠 組み込み変数の設定画面。Click Text等のチェックリスト
左:新規タグ画面は「タグの設定」と「トリガー」の2枠構成/右:組み込み変数の有効化チェックリスト。(クリックで拡大)

もう一度、一文で:「いつ・何の値で・何をする」

GTMがやっていることは、煎じ詰めるとこの一文に集約されます。

「(トリガー)〇〇が起きたら、(変数)△△の値を使って、(タグ)□□を実行する」

  • タグ=What(何をするか):GA4に送信する、Google広告のコンバージョンを記録する、など実際の処理。
  • トリガー=When(いつするか):その処理を発火させる"引き金"。
  • 変数=Which value(どの値で):処理や判定に使う"中身"。

料理に例えるなら、タグ=調理(焼く・送る)、トリガー=タイマー(鳴ったら)、変数=材料・分量。どれが欠けても料理は完成しません。

トリガー:タグは「黙っていては動かない」

重要な原則があります。タグは、トリガーを紐づけない限り絶対に発火しません。 新しいタグを作っても、トリガーを設定し忘れると"置物"のまま。これは初心者が必ず一度はハマるポイントです。

トリガーは「どんなイベントか(ページビュー/クリック/フォーム送信/カスタムイベント...)」+「どんな条件か(特定のURLのときだけ、など)」で定義します。たとえば「すべてのページビューで」「URLに /thanks を含むページが表示されたら」のように。トリガーの種類は奥が深いので、後の回で1つずつ扱います。今日は「タグには必ずトリガーが要る」とだけ刻んでください。

変数:使い回せる「値の部品」

変数は、タグやトリガーが参照する"値"を部品化したものです。GTMには2種類あります。

  • 組み込み変数:GTMが最初から用意している定番の値。Page URL、Page Path、Click Text、Click URL など。「変数」画面の「設定」から必要なものを有効化して使います(最初はオフのものも多い)。
  • ユーザー定義変数:自分で作る変数。たとえば「データレイヤー変数」で購入金額を取り出す、「定数」でGA4の測定IDを1か所にまとめる、など。

変数の旨みは使い回しです。GA4の測定IDを定数変数にしておけば、複数のタグから同じ変数を参照でき、IDが変わっても1か所直すだけで済みます。「同じ値を何度も手打ちしているな」と思ったら、変数化のサインです。

3つをつなぐ"黒衣":データレイヤー

もう一人、影の主役がいます。データレイヤー(dataLayer)です。これはサイト側とGTMの間にある"受け渡し用の箱"で、サイトが「購入金額は5,000円」「ログイン済みユーザー」といった情報をここに積むと、GTMは変数としてそれを読み取り、トリガーの判定やタグの送信に使えます。

つまり、サイト → データレイヤー → 変数 → トリガー/タグという流れ。ECの購入計測のように"サイトの内部情報"を使う計測は、ほぼこのデータレイヤー経由になります。今は「サイトとGTMの橋渡し役がいる」と知っておけば十分。専用の回でじっくり扱います。

具体例で総復習:購入コンバージョンの計測

「購入完了ページで、購入金額つきでGoogle広告のコンバージョンを記録する」をこの枠組みで分解すると----

  • トリガー:購入完了ページ(例:URLに /complete を含む)が表示されたとき
  • 変数:データレイヤーから取り出した「購入金額」
  • タグ:Google広告コンバージョンタグ(金額にその変数を渡す)

どんなに複雑に見える計測でも、結局はこの「いつ・何の値で・何をする」に分解できます。これが分かれば、もう設定の丸暗記は不要です。

まとめ:Day 4の要点

  • GTMの本質は「トリガー(いつ)×変数(どの値で)×タグ(何をする)」の組み合わせ。
  • タグはトリガーがないと発火しない。最頻出のミス。
  • 変数は組み込みユーザー定義。値の使い回しで運用が楽になる。
  • サイトの内部情報はデータレイヤー経由で変数として受け取る。

三位一体が腹落ちしたら、次はもう作るだけです。Day 5 では、記念すべき最初のタグ----GA4でページビューを計測するタグを、実際に作って動かします。

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