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GTM実践パターン集|EC・SaaS・広告ROI・複数サイト標準化での組み合わせ方|未経験から100日後にGTMのプロになる話【Day 53】

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今日は、これまで扱った技術要素を実際の現場でどう組み合わせるか、よくあるパターンをいくつか紹介します。ただし先に断っておくと、具体的な数値を伴う「成功事例」として語られる話の多くは、特定の1社の実績というより一般化された典型パターンです。この記事でも、架空の数値を並べて「効果があった」と断言するようなことはせず、「どう組み合わせるとどう効きやすいか」という考え方の部分を中心に紹介します。

パターン1:ECサイトのカート離脱対策

「どこでユーザーが離脱しているか分からない」という相談では、まずDay8-9のクリックトリガーでカート追加ボタンの押下を、Day16のスクロールトリガーで商品ページの閲覧深度を計測するところから始めます。これでファネルのどこに離脱が集中しているかが可視化できたら、Day23のリマーケティングで該当ユーザーに再アプローチする、という組み合わせが定番の流れです。ここで大事なのは、最初から広告設定に飛びつかず、まず「どこで離脱しているか」を計測で特定してから施策を打つ順番を守ることです。

パターン2:SaaS企業のリード獲得改善

問い合わせフォームの送信率を改善したい場合、Day10で扱ったフォーム送信トリガーの信頼性(Ajax送信で標準トリガーが反応しないパターン)をまず疑います。計測が正しくできて初めて、Day31で訂正したとおり「テストツールが出し分けたバリエーションをGTMが正しく計測する」という前提でA/Bテストの効果測定に進めます。計測の土台が壊れたままA/Bテストの数字を見ても、判断を誤るだけです。

パターン3:広告ROIの改善

広告のコンバージョン計測が甘い場合、Day21のサンクスページ方式の二重計測リスクや、Day22のコンバージョンリンカー未設置が原因になっていることが少なくありません。土台を直したうえで、Day44のEnhanced Conversionsのようなファーストパーティデータ活用を重ねる、という順番です。計測の土台が崩れたまま高度な機能を足しても、精度は上がりません。

パターン4:複数サイトを持つ企業でのデータ基盤標準化

サイトごとに計測ルールがバラバラな状態を整理する場合は、Day32のコンテナ構成の選び直しと、Day42・45の命名規則・タグ管理台帳の導入がセットになります。技術的な再設定より先に、「誰が何のルールで管理するか」を決める方が、結果的に近道になることが多いです。

今日のまとめ

どのパターンにも共通するのは、「まず計測の土台が正しいかを確認してから、高度な施策を積む」という順番です。派手な改善事例の数字よりも、この順番を守れるかどうかが実務での成果を左右します。次回は、GTMの未来と進化の方向性を扱います。

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