「指揮」カテゴリーの投稿

 一般的にみたら、音を出していない指揮者とはどんな仕事なんでしょう、とよく質問を受けます。 指揮者の大野和士さんは、国際的に活躍する指揮者です。 音楽ジャーナリストの渡辺謙太郎さんによる大野さんへのイ...

「多重人格者」 子供の頃見たある映画で初めて知った言葉です。それ以来、多重人格というと尋常ではないイメージを持ちました。 今日は、この多重人格の話ではありません。 ベルリン・フィルの元ティンパニー奏者...

なぜあの人がこんな有名になってしまったのだろう?そう思うことがしばしあります。 指揮者の小澤征爾さんについて、「小澤征爾くらい耳のいい人はいっぱいいる」と師匠の斎藤秀雄さんはおっしゃっていたそうです。...

素晴らしいオーケストラの演奏を聴くと、100人もの人たちの音が一糸乱れずぴったりと合っていることに驚きを覚えると思います。 それも、常に指揮者をベッタリと見ているわけではない。肝心なところを見るだけで...

3月7日、指揮者の小澤征爾さんが来年2月末まで指揮を予定していた国内外の公演を全て降板するという発表がありました。 小澤さんは、2010年に食道がんの治療をして、その後も腰痛や肺炎などで体調不良が続い...

宮本文昭さん(1949年~)がますます素晴らしくなっています。 宮本さんは、元オーボエ奏者。 NHK朝の連続テレビ小説「あすか」のテーマ曲を演奏したり、CMでは、1989年、JT(日本たばこ産業)の「...

ヘルベルト・フォン・カラヤン(1908~1989)が亡くなったとき、ある評論家はこのように評しました。 「これは帝王の死ではない。セールスマンの死である。芸術家としてのカラヤンの魂はとっくに死んでいた...

マーケットの世界では、新しいものや個性的なもの、また画期的なものは、いくら素晴らしくてもなかなか売れないのだそうです。 それはクラシック音楽の世界でも似たようなことがあります。特に日本の有名で歴史ある...

先日、NYフィルの公演中に携帯の音が鳴り指揮者のアラン・ギルバートさんが、マーラー作曲の交響曲第9番の終盤に、演奏を中断するというハプニングがありました。 携帯を鳴らしてしまったビジネスマンはマナーモ...

小林研一郎さん(1940~)のチャイコフスキーに恋していました。小林さんが振るとなれば、行けるところは可能な限り馳せ参じた思い出があります。 命をかけたような指揮に、日本のオーケストラが目の色を変えて...

「炎のコバケン」とも言われる指揮者の小林研一郎さんの演奏会。ある時期、本当によく通いました。 その小林さんの半生が2011年11月28日から5日間日本経済新聞にて連載されていて、あの情熱的な演奏が心に...

羽生名人は若い頃、将棋の対局において、瞬間的に常人には想像を絶するような幾通りもの手を読んだそうです。 しかし、「最近は若い頃のよう記憶力や反射神経だけでは勝てない」と語っていました。 それではどのよ...

クラシックに詳しくない方でも、ヘルベルト・フォン・カラヤンの名前を知る人は多いと思います。 帝王とも呼ばれ、世界最高のオーケストラの一つ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に君臨していた指揮...

ディズニーの「フアンタジア」。 ウォルト・ディズニーと、指揮者のレオポルド・ストコフスキー(1882~1977)製作のクラシック音楽を題材とした映画です。 J.S.バッハ の「トッカータとフーガ ニ短...

ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」。皆がよく知っているこの曲、これが意外に出だしが難しいのです。 この最初の「振り」をどうするか?が、全ての指揮者を悩ませるところなのです。 理由として、「ジャジャジ...

そのリーダーは、あまりきちんとしてなくて欠点だらけのように見える。なのに、部下にはとても人気がある。それどころか、部下はその人のためなら命を賭してもよいとまで思うような仕事をする。 今日は指揮者のフル...

名指揮者とは、その場に立っているだけでオーケストラの音が変わるものです。 ベルリン・フィルで、アシスタントの指揮者が練習をつけていると、突然音が本番さながらの音に変わったとき、ホールの片隅に指揮者のフ...

オーケストラの練習で、チェリストの一人が弱音器を忘れてきたのを知った指揮者が、その場で「練習中止」にしてしまう。 弱音器を使う場所は曲全体のほんの一部なので、その箇所だけ忘れたチェリストにはずれてもら...

神だ、と思いました。 名前も知らない指揮者でした。CDの演奏でここまで震撼させられたことはありません。私は、聴いたあと魂を抜かれたように呆然としてしまいました。 ロシアの指揮者ムラヴィンスキー(190...

指揮者のK先生のレッスンは本当に素晴らしかった。通常レッスンでは2台のピアノがオーケストラのスコアを弾き、それを相手に指揮棒を振ります。私はその伴奏に行っていました。オーラが漂っていて、先生の前だった...

今、世界では女性の指揮者が活躍し始めています。 女性の指揮者は男性に比べてまだまだ少ないのが現状です。その理由はさまざまですが、 ・もともと男性の仕事というイメージなので女性の志望者が少ない・超名門オ...

一人の指揮者が100人のオーケストラの前で指揮棒を振り下ろすと、一糸乱れないハーモニーがホール全体にあふれる。聴衆はその豊かなハーモニーに酔いしれ、恍惚とした表情を浮かべる・・・。 ここに究極のリーダ...

最近、念願のベルリン・フィルを指揮して大成功を収めた指揮者の佐渡裕さんは、合唱出身の人です。小澤征爾さんも合唱出身ということを思うと、合唱には音楽の根源的な魅力があるのではないかと思わずにはいられませ...

ある指揮者と話しているときのこと。「なぜ指揮者の道を選ばれたのですか?」 「テレビで指揮者を見たらかっこよかった。モテそうだと思ったから。」と真顔でのお返事には、のけぞってしまいました。 それで、実際...

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プロフィール

永井 千佳

永井 千佳

ピアニスト・ボイストレーナー・合唱指導者
著書「DVD付 リーダーは低い声で話せ」(KADOKAWA 中経出版)

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