自分の中にある新しいアイデアを見つけ出すためにはどうすればいいのか
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パソコンで文字を打ち込むことが増えてきている昨今ですが、私は、思いついたことはすぐに紙に書くようにしています。
最近のメモを見ると、「電車の中で咲くタンポポ」「あなたは山猫の言っていることを信じるか?」「暗示にかかっているフランス人形」などと書き付けていました。
意味不明のように見えますが、現実的なキーワードを並べるより、一見無関係の方がイマジネーションがふくらみ、自分の中の新しいアイデアを引き出せるような気がしています。
これらの言葉は、そのまま何も発展しないことも多いのですが、中には面白いものになることもあり、書き続けています。
この2012年11月16日日本経済新聞の「こころの玉手箱」に、彫刻家の船越 桂さんが同じようなことをなさっていることを書かれていて、共感を覚えました。
・・・・・(以下引用)・・・・・
製作のアイデアやどこかで見聞きした言葉などをメモしてアトリエの壁に貼ることを続けている。
「ぬかりがないより手応えのある作品を!」
「新しいものは自分の中に見つけよう」
これらは自分自身へのメッセージ。周囲に惑わされず、自分の中から新しい芸術を見つけ出していくだめの戒めでもある。
(中略)
言葉をきちんと書くということは大切にしたい。思いつきの言葉が研ぎ澄まされ、自分の思い考えていることが明確になってくる気がするからだ。
言葉には想像をうながす力もある。
・・・・・(以上引用)・・・・・
イノベーションは、自分の中にあると私は思います。
ただ、それは自分では気がついていないところに眠っている。
それを起こしてあげるための作業を続けていきたいと思っています。
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