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一流ボーカリストも必ず行う簡単なボイトレ、あなたはどうしてやらないの? 知的で説得力のある響きを手に入れるビジネスボイストレーニング『リップロール編』

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「リップロール」というボイトレ。
 
たった3 年前ですが、私がクラシック業界でこのボイトレ方法をお伝えすると、その場がざわめきました。特に40代以上ベテランの方々には拒絶反応に近いものがありました。
 
それは・・・

「何これ?」
「子供の遊び?」
「馬鹿にしているのか?」
「アハハハ・・・(呆れ笑い)」
というものでした。
 
しかしこの頃、少しずつですが、30代前くらいの方から「それ、聞いたことあります」と言われます。最近に至っては、「あなた(永井)のブログで知りました」とおっしゃっていただけるようになり、やっと広まってきたのかな、という思いです。
 
私は、今まで様々なボイトレをお伝えしたきましたが、やはり一番最強だと思うのはこの「リップロール」に他なりません。
 
皆さん、喉を押して「頑張って」発声しておられる方が大変多く、これはなかなか治すことができません。発声とは、喉に余計なストレスがかかっていると、なかなか上達しないのです。しかしこのリップロールは、自然な形で喉を絞めずにリラックスした正しい発声を覚えるには最適です。
 
また、深い声を出すためには、ある程度は喉頭が下がった状態が望ましいのですが(下がりすぎもよくありませんがそういうケースはあまり多くありません)、リップロールでの発声は、喉頭があまり上がらない状態で発声することができます。
 
また、この方法は声帯のマッサージになり、声帯周辺の血流がよくなりますので、声を出す前に行うと大変なめらかに発声することができます。

◆リップロールの方法
 

、軽く口を閉じる(上下の歯は離れている)。基本のポジション。
 
、口を開けて息を吸う
 
、口を閉じ、唇をほんの少し突き出し、閉じた唇の間から息を出して唇を「ブルブル」と振動させる。
 
ポイント:振動は緩やかに細かくならないように。良い状態のときは「プルプル」とゆったりと軽やかに回転して聞こえます。振動が細かい場合は力が入っています。そして、できるだけ長い時間続けられること。もし途中で切れてしまう場合は上手くできていません。上手くできない方は、口周りをリラックスさせて、左右の人差し指で少しずつ口角を寄せたり上げたりしてみてください。
 
、3が続くようになったら、「う~」と歌うように、声帯を反応させながらリップロールを行う。息が続かなくなったらブレスは必ず口を開けて吸うこと。横隔膜呼吸を同時に行う。
 
ポイント:音を付けたリップロールのときは、なるべく口の中を広くとりたいので、上手になった方は出来る限り顎を下げるように。
 
、さらに発声トレーニングしたい方は、4の状態に、ド~、シ~、シ♭~・・・と音程をつけて長くのばしながら各音でリップロールを行ってみる。
 
ポイント:リップロールではリラックスしているので実際に歌うより高い音まで出ます本来はそこまで出るのですさらにリラックスのために低い音も行うこと。

人前で話す前、歌う前、どんなに時間がなくとも「リップロール」を行ってください。声の出方が違います。ぜひ上手にリップロールできるようになって良い声を手に入れてくださいね。

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Comment(24)

コメント

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アメリカで10年以上役者しています。ウォームアップでこれやりますね。"horse noise" などと呼んでいます。ごく普通のことなので、拒絶反応があった、というのが驚きです。

skさん
昔の歌手はこの方法でボイトレをしていなかったと思いますし、何が良いかというのは人ぞれぞれなのでしょうね。ただ、リップロールはとても簡単で失敗がない方法ですので、ぜひ皆さんにお勧めしていきたいと思っています。アメリカから有り難うございます。ご活躍を!

山田慎一郎

いつも参考にさせていただいています。役者志望でさらに滑舌が非常に悪いのでこういった気軽に出来るトレーニングはためになります。
ところで私も試してみたのですが、3秒ほどで終わってしまいます。内容にもあるように力が入ってるとは思うのですが、うまく抜くことが出来ません。なにか意識して抜くような良い手はありませんでしょうか?
また上唇辺りの口角筋肉がないというのも最近分かってきました。(右唇だけ上げたりするのが出来ません。)
こちらも出来るようになる効果的なトレーニングはありませんでしょうか?
申し訳ありませんがよろしくお願いします。

tmt

こんばんは。
リップロールは10秒ほどできるのですが、その後に声を出すと声がかすれてしまいます。
息の強弱も変えてできますが、実践するときは最小限の力でしています。
実際に見てもらわなければ何が悪いかわからないとは思うのですが、気をつけてみたら良いことがあれば教えていただきたいです。

tmtさん
お返事がずいぶん遅くなってしまいました。声を出すときに、知らないうちに頑張っておられるのではないでしょうか。こちらのブログも参考にしてみてくださいね。 http://blogs.itmedia.co.jp/nagaichika/2013/02/post-9822.html 素敵な声になられますように!

自分も歌がうまくなりたくて、いろいろトレーニングしました。
なかなか効果がでませんでしたので、紹介されている方法を実践してみたいと思います。
ありがとうございます。

ユッキーさん
続けると効果があります。ぜひ頑張ってください!

記事を拝読しました。声帯のマッサージは初めて聞きました。

●<マッサージさん
スポーツでもマッサージが必要なように、声帯周辺も血流を良くしてあげることが良いのです。

昔の歌手はこの方法でボイトレをしていなかったと思いますし、何が良いかというのは人ぞれぞれなのでしょうね。ただ、リップロールはとても簡単で失敗がない方法ですので、ぜひ皆さんにお勧めしていきたいと思っています。アメリカから有り難うございます。ご活躍を!

リップロール、懐かしい!
とても大事なことですよね!!!

『知也塾』さん
日本ではまだあまりなさる人が少ないようです。もったいないことですよね。

巴世里

私は中学校で生徒会に入ってます。
生徒会の中で私だけ声が通らないんですが…
これを続けて行きたいと思います。
この他に声を通るようにするには、どうしたら良いでしょうか?
良いトレーニング法があったら教えてください!
お願いします。

巴世里さん
リップロールは良いですね。ぜひ続けてくださいね。声を通るようにするためには基本的に横隔膜を使えるようにすると良いと思います。まずは、こちらの記事を参考にしてみてください。http://blogs.itmedia.co.jp/nagaichika/2013/07/post-6542.html
分からないことなどありましたらご遠慮なくコメント欄でおたずねくださいね。

浅間

私は将来バンドマンとしてデビューできたらなー、なんて思っているものなのでこういう手軽にできるボイトレを知り、とても嬉しいです!ありがとうございます!
質問なのですが、このリップロールは歌う前などにやると効果が出るだけで、暇な時間ずっとやっていてもいい声、高い声を常に出せるようにはならないのでしょうか?

浅間さん
バンドマンデビュー、素敵ですね!リップロールは、通常のボイストレーニングとして行えば大変効果が上がります。力まず行えば、さらに高い声も出るようになりますよ。

浅間

返答ありがとうございます!
空いた時間を利用して理想の声に近づけていこうと思います。
またわからないことができたときには、よろしくお願いします!

青メガネ

僕は今学生なんですがyoutubeに歌ったものをアップしたいと思っています。なのでまずは基礎の発声練習をしよう調べていたらこのサイトをみつけてつい最近なんですがリップロールを練習しています。それで質問なんですが、どうしたら長く息を出せるようになれますか?それとこの練習をしてどんなことでリップロールの効果を実感できる教えてぐたさい。        長文すいません。

青メガネさん
リップロールはノドの血流をよくしますのでなめらかに発声でき、ノド周辺が脱力しやすいのでいつもより高い声まで出るようになります。深い声を出すためには、ある程度は喉頭が下がった状態が望ましいのですが喉頭があまり上がらない状態で発声することができます。自然な形で喉を絞めずにリラックスした正しい発声を覚えるには最適です。
長く続かせるためには、まっすぐに細く出すというのがポイントです。また、頬や口角が下がっていると唇が回転し難いこともあります。唇が硬くなっていても柔らかく回転しません。こちらの記事→http://blogs.itmedia.co.jp/nagaichika/2013/08/post-57c2.html も参考にしてみてくださいね。YouTubeぜひ素敵な歌声をアップできますように。頑張って下さいね。

青メガネ

ありがとうございます。これからも頑張ってみようと思います!

ほしかわ

ボーカルトレーニングとしてこの練習を取り入れてるのですが、下唇の少し下のあたりが力んでいるのか痛くなってきます。
この傾向はよくないんでしょうか?それともごくごく普通のことなんでしょうか?

ほしかわさん
トレーニングのやり始めでしたら慣れないための筋肉痛かもしれません。もし、きちんとプルプルできているなら少し継続してみてください。かなり長期間やっているのにそうなっているのでしたら、力みのせいではないかと思います。リップロールはとても素晴らしい方法ですので、ぜひ痛くなくできるようになると良いですね!今日のブログに少し書いてみました。参考にしてみてください。

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