ケガを乗り越えてチョン・キョンファ来日

6月に韓国出身の名バイオリニスト、チョン・キョンファが来日します。
　
かつて私のブログでもご紹介させていただいたチョン･キョンファですが、韓国人出身で超一流の世界的演奏家のオアイオニア的存在の方です。
　
今でこそ、韓国人をはじめ、アジア人のクラシック演奏家が活躍する時代ですが、チョン・キョンファの若い頃は、まだ活動していくこと自体に困難が伴ったのです。
　
それについては、下記の記事をご参照いただければと思います。
　
「知られざるコンクールの裏側　不屈のヴァイオリン、チョン・キョンファ」　競争とはコンクールとはーⅦ
　
今回は、ピアノのケヴィン・ケナーとの来日で、キョンファ独特の火花の散るような演奏が期待されます
　
2005年より指のケガにより長期療養したのち、2010年に復帰しての来日。もうキョンファは演奏しないのか、と思っていたほどでした。
　
曲目は、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ第28番 ホ短調K.304、ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第１番 ト長調Op.78「雨の歌」、シマノフスキの夜想曲とタランテラ Op.28、フランクのヴァイオリン・ソナタ イ長調、というバランスのとれた構成になっています。