ビジネス書は面白い
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私は、どちらかというと小説やエッセイ、古典、料理のレシピ集などのほうが好きなのですが、最近、かなりビジネス書を読んでいます。
小説は、プロの作家が取材をして書いているものです。プロの凄さは、経験をしていないのに、膨大な取材からあたかも経験しているかのごとく書いていること。村上龍さんが、書かれているすべてのことをご経験なさっていたら、今頃体はボロボロでしょう。
ビジネス書は、ビジネスの現場経験をなさった方々が書かれているのが特徴。
だから、熱い息づかいとともに生々しい現実が迫ってくる。
この面白さがプロの作家にはない醍醐味だと思います。
最近読んで、度肝を抜かれたのが、成毛 眞氏の「日本人の9割に英語はいらない」です。帯にはかなり過激な言葉。
こんなこと書いてて本文が大人しかったらどうしようか、と思いながらページをめくったら、辛口な口調の中に愛情が感じられる文章で、引き込まれました。
日本人は、日本語でものを考えなくてはならない。
もっと日本語の本を読め。
人間学を学べ。
成長は仕事の中にある。
という成毛氏の力強い言葉が聞こえてくるようです。
成毛氏「おすすめの書」が、またビジネス書でない本が多くて良いですね。面白そうですので読んでみようかと思います。
そして、成毛氏と正反対のことを書いているようで本質は似ている、三木谷浩史氏の「たかが英語!」もバランスをとる上で読んでみると面白いかもしれません。
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