どうしても片付けられない人に 名刺は一年で即刻処分 片づけに聖域なし
最近、昔の楽譜を片付けていたのですが、モノによっては処分してよいのか、またいつか使うのか判断に困りました。そして迷ったあげく、いつか使うだろうと、また同じ場所に戻るのです。
でもやっぱりそういうものってたいてい使わないのですよね。分かっているのに捨てられない。
そして、どんどんゴミ屋敷化していくのです。
(株)OJTソリューソンズ「トヨタの片づけ」を読んで、
「片づけができていない職場ほどムダが多く、効率が悪い。もっといえば、片づけができていない人ほど、作業のムダが発生し、十分な成果を出せていない」
とあり、置くスペースや探す時間、ムダが多くミスが起こりやすくなる、など納得できました。
整理も大事ですが、私が一番知りたいのは処分の判断基準です。
この本では、処分する判断として「時間」を基準にするとありました。
1、今使うもの
2、いつか使うもの
3、いつまでたっても使わないもの
の3つに分けるのです、
そして、2のいつかには必ず期限をもうける。しかも出来るだけ短くとありました。その期限といっても1年などという単位ではなく、一週間、一ヶ月の単位で期限を切りモノをみるようにすすめています。
「いつか使うだろうは諸悪の根源」と書いてありましたが、これは本当です。「いつかのために」とっておいても大抵使いません。これで買い物袋など、いつか使うかなと溜め込んでおいたものも一気に捨てました。
名刺も「一年間使わなかった名刺は即刻処分」だそうです。名刺は捨てづらいですが、一年連絡がない場合はその後の接点はほぼないという判断基準だそうです。私も、確かに名刺を発掘して連絡したということはありません。
またいらなくなったメールは即処分。しかも本まで。何年も前の本では情報が古くなっているといるという判断基準です。
こうなるとかなり判断が厳しくなってきますね。
でも、このくらいの覚悟がないと、今の時代、モノが溜まる一方で、どんな広い家に住んでいてもいつかはゴミ屋敷になってしまいます。
「片付けに聖域なし」という言葉が気持ちを前向きにさせてくれました。
良い本を有り難うございました。