「翻訳・通訳・ローカリゼーション」カテゴリーの投稿 |
仕事柄、他人のスペリングミスは比較的気がつくほうだと思う。しかしながら、「違ってますよ」と伝えなかったことのほうが多い気がする。 伝えたほうが親切であることはよくわかっているのだが、相手とちょっとだけ...
企業研究会の分科会である企業広報実践研究会に講師として招かれ、「グローバルサイト構築・運営上についての留意点やポイント」をテーマに講演させていただいた。 既に似たようなテーマで何度も色々なところで、講...
中学生の頃、英語の授業で冠詞のテストがあった。名詞には可算名詞と不可算名詞があり、名詞が母音で始まる際にはaがanに変わることを覚えさせるために、名詞の前にa, an, x(不要)を入れさせるテストで...
先日アークコミュニケーションズは、日本最大言語数である44カ国語にてWEBサイトを作ったわけだが、その中にはアラビア語やヘブライ語のように右から左に文字が流れるサイトもある。 アラビア語:http:/...
タイトルの通り、44か国語による多言語WEBサイトを構築した。 アークコミュニケーションズでは、一部上場企業の多言語サイト調査レポートを発行している。今年度版によると一番多い言語はトヨタの40か国語だ...
前エントリーからの続き。翻訳サービスにおける請負と派遣の特長の違いは、翻訳者が働く場所と課金方法によるところが大きい。当たり前ながら、どちらにもメリットデメリットがあるのだが、今回はあえて翻訳者派遣の...
翻訳サービスを提供しているので、知人(または潜在顧客)から、「翻訳を頼みたい」と相談を受けることが当然ながらよくある。実は、翻訳の仕事を外部に依頼したいとき、請負(アウトソーシング)と派遣(オンサイト...
「翻訳会社で働いているので、たまには翻訳の話題でブログを書きたいと思います。」と言っているスタッフがいるので、私も^^; 翻訳会社に英訳(日=>英)を頼む時、実際どのような人がどのようなプロセスで英訳...
翻訳の仕事をしていると、いかに企業が社内で普段使う用語が、その会社独自の用語なのか気がつくことが多い。 社外向けの広報においては、Brandingの観点からも、理解のしやすさの観点からも、用語を吟味し...
アークコミュニケーションズは、日本市場へ進出する海外の顧客のマーケティングコミュニケーションサポートを強化したいと思っている。日本国内は少子化だ、不景気だと、メディアは自嘲気味だが、世界で見れば、まだ...
英語のコーポレートサイトを作成する際に、ちょっと気をつけたいことは取引先名の記述欄である。 誰もが知っているメジャーな会社じゃない場合、信頼の証として、会社概要に取引先名を書いていることが多い。(アー...
アークコミュニケーションズの社外報funNOTEだが、起業当時から英語版も発行している。 正直なところ、これは翻訳サービスを提供する会社としての意地の部分もある。というのも、配布数で考えると、英語版は...
英文プレスリリースの和訳、プレスリリースの英訳の仕事をしているうちに、翻訳だけではなく、いつの間にかプレスリリースのリライトや作成を請け負うようになっていた。 請負の仕事をしていると、クライアントの要...
翻訳家の井口さんが書いた「翻訳時に消える言葉・出てくる言葉」に触発されて、私も少々。 翻訳時に消える言葉は、既に前エントリー『ちゃんとやったのにうまくいかない』ということはありえない!」で書いた。 母...
先日出席したビジネスワイヤ・ジャパン代表の小林氏の英文ニュースリリースの書き方の要点」のセミナーでも英文ニュースリリースはPlain Englishに準拠すべきというお話が出た。 プレインイングリッシ...
日本パブリックリレーションズ協会主催の英文ニュースリリースの書き方と要点のセミナーに出席した。講師はビジネスワイヤ・ジャパンの代表取締役の小林氏。 アークコミュニケーションズもプレスリリースの英訳の依...
コーポレートサイトや商品サイトなどのWEBサイト、会社紹介やリクルート用のパンフレット、社外報や社内報、などのマテリアルを外国人向けにしたいという需要は多い。 ターゲットに応じたコンテンツを提供するの...
カザフスタンで開催されたアジア冬季大会で誰を応援したかというと、もちろん日本人選手である。そして、次に中国人選手。2年中国に駐在していたのだから私には愛着がある。 競技場のラウンジで中国人選手や監督を...
日本でもカラオケボックスへ行くと、中国語の歌がいくつか置いてある。歌詞は漢字(たいてい繁体字で時々簡体字)で、なかには日本人向けにルビを振っているものすらある。 めったにカラオケに行かない私だが、行く...
外国語の固有名詞が中国に入るときに、北京・上海(標準中国語)経由で入るか、香港(広東語)経由で入るかによって、どのような漢字で表記されるかが大きく影響を受ける。 固有名詞ではないが、中国旅行をしたこと...
翻訳者も通訳者も医者や弁護士と違って資格がいらない。「私は翻訳者だ」と名乗れば仕事をしていなくても今日からあなたは翻訳者・通訳者だ。 もちろん各種検定試験はあり、実力値の目安になるが、それを持っていな...
アメリカでMBAを取得したこともあり、ビジネス関連の翻訳本をよく買う。普通の人と違うところは、著者名やタイトルではなく、翻訳者名で買うところだ。 たとえば勝間和代さんの新刊なら難でも購入するという著者...
先日E-Commerce for Asia Allianceが記者会見の後、中国人の方々を交えて懇親会を開いた。 中国人と仕事をするときは英語を使うのだが懇親会であることもあり、頑張って錆びついた中国...
ある時、学生インターンに「その資料(中国語)のコピーをとってね」と頼んだ。 すると、「、(句点)と,(カンマ)の両方があるので、統一したほうがよいのではありませんか?」と教えてくれた。なかなか気が利く...
日本語の漢字熟語。感覚的に3~4割くらいは中国人と筆談してもかろうじて意味が通じる。日本人の利点だ。 そして、当然のことながら、違う意味になってしまう中国語もある。 中国語も話せないのにいきなり仕事で...
秦の始皇帝が、異なる言語に対して同じ漢字を使うようにさせ、文字を統一した。ということは、発音が違っても文法が同じだからそのようなことが出来るのであろうと私は思っていた。しかしながら、実はそうではないら...
秦の始皇帝のおかげで、中国の方言は発音が違っても書き言葉が同じと言ったが、厳密に言えば、漢字の体系が異なる。 繁体字: 主に台湾や香港で使用される字体で、康煕字典(1716年 清 康熙帝 )に基づいて...
中国ではいくつもの言葉が話されている。よく一つの国の中で話される言葉のバリエーションを標準語に対して方言のような言い方をするが、日本人の感覚から言えば、方言などの差ではない。 東北弁はわかりにくいが、...
マーケティングの勉強をしたいと思いケロッグへ留学し、またマーケティングの仕事をしている自分がこういうのもおかしな話だが、自分自身のことをあまりマーケターのターゲットにならない、特殊な消費者だと思ってい...
その昔、外国人とコミュニケーションがなかなかとれないと、自分の英語が下手なせいだと思っていた。だから一生懸命「英語」の練習するのだが、それなりに上達しても、コミュニケーション上手になった気がしなかった...
ITmediaで5連載していた「世界で勝つ 強い日本企業のつくり方」をベースに企業・WEB制作会社の担当者向けに「グローバルサイト構築法 - 設計から運用まで(仮称)」 というテーマでお話することにな...
グローバルサイト構築連載の第4回目として、運用について執筆した。 WEBサイトで一番大事なことは運用だと、どの人も口をそろえて言うが、それは、運用が一番難しいと間接的に言っているのだ。 難しさに拍車を...
お陰さまでなんとか「世界で勝つ 強い日本企業のつくり方」シリーズの第三回まで執筆が進んだ。ブログでも全く同じ悩みがあるのだが、顧客の事例についてはなかなか書きずらい。 (潜在)顧客を訪問すると、他社事...
個々のプロジェクトで色々なノウハウが貯まっているはずなのに、なかなかそれをまとめることが出来ない。一品一様の企画・制作サービスをするとよくある話だと思うが、このように個人に依存しがちなノウハウをなんと...
前回は、WEBサイトのグローバル化が進んでいると思われる、機械業種を調査したが、今回は遅れていると思われるサービス業種を調査した。 サービス業のWEBサイトの多言語化が低いと想像したのは、内需型産業で...
新聞の1面に掲載されるのは嬉しい。それがたとえ、小さいカラムでの引用だったとしても。 アークコミュニケーションズでは上場企業のコーポレートサイトの多言語対応状況を調査しており、現在、その結果を分析しレ...
弊社アークコミュニケーションズはグローバルサイト制作のお手伝いをすることが多い。昨今は中国熱ブームもあって、中国語のサイト制作のお引き合いも多い。こういう仕事をしていると皆が皆グローバルサイトに熱いよ...
寒いながらも桜が満開だった週末。お花見をしていたら、地元の防犯協会のイベントに偶然出くわした。鼓笛隊を先頭にパレード。お揃いのジャンパーを来て皆さん歩いていたのだが・・・・ 私には気になって気になって...
都営浅草線の三田駅で外人(後ほどクェート人だとわかる)が高輪台の駅の行き方を親子連れに聞いていた。しかし、なんか変。その親子連れは親切に高輪台方面の電車を教えていたのだが・・・・ おせっかいに会話に割...
もうすぐ2歳になる息子に乗り物アニメのDVDを買った。 Bobという工事屋さんとブルドーザー、ローラー車やミキサー車などの車たちがひまわりの丘を開発していく上で起こる様々な出来事が7~8分程度のストー...
「外国語の固有名詞表記は、原音に似ている漢字を組合わせて書く」と前エントリーに書いたが例外もある。日本語の固有名詞だ。 私「大里真理子」はオオサトマリコという原音に似た漢字をあてるのではなく「大里真理...
日本語は便利だ。表意文字である漢字もあれば表音文字であるひらがなもカタカナもある。その漢字の産みの親である中国は表意文字しかない。何が困るって、外来語、特に固有名詞の表記を所有者である本人ですらコント...
海外広報のニーズがここ数年特に高まっていると感じている。日本市場が元気のないことの裏返しのような気がしないでもないが、市場を日本だけではなくグローバル規模で捉えることは素晴らしいことだし、インターネッ...
その昔、西郷隆盛が、「ごわす」と話したのを、通訳が長々と英語に訳したので、それを聞いたアメリカ人が「日本語の「ごわす」にはこんな長い意味があるのだ」とびっくりしたとかしないとか。 逆の体験を私は中国で...
皆さんは、プロではない人に通訳を頼んだ経験はないだろうか?または、友人に頼まれ気軽に通訳を引き受けた経験はないだろうか? アークコミュニケーションズは通訳サービスも提供しているのだが、プロの通訳サービ...
アメリカ人はよくお世辞で「英語が上手だね」と言う。その言葉を真に受けるほど馬鹿ではないが、言われて気分の悪いものではない。 真逆の経験もある。中国語を覚え始めた頃、私のクライアントの中国人は大変正直な...
永井さんの「思い出すだけで辛くなる、最悪のプレゼン」に触発されて、私も若かりしときの恥をさらけ出すことしたい。 まだIBMに入社して2~3年目くらいだったと思う。営業から、顧客の役員に英語で担当製品の...
伝えたい相手の言葉で一からコンテンツを作り出すメリットは確かにある。しかし、伝えるほうがその言語に習熟していない時も、その言語で最初から作るのがよいのだろうか? 英語のコンテンツを作る時、日本語から始...
英語って本当に便利だ。母国語が英語の人ももちろんいるが、グローバル言語として英語を利用している人口のほうが圧倒的に多い。 先日研究者たちと交流する機会があったのだが、当然ながら英語で会話を交わす。よく...
仕事がら社長や経営幹部のインタビューを行うことがある。経営のトップに立たれる方はどなたも魅力的で、かつ謙虚な方が多い。 「社長になったのは運がよかったのですよ」「皆に助けてもらってここまで来ることがで...
» このブログのTOP
» オルタナティブ・ブログTOP