「英語が上手ですね」と言われるうちは上手ではない
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アメリカ人はよくお世辞で「英語が上手だね」と言う。
その言葉を真に受けるほど馬鹿ではないが、言われて気分の悪いものではない。
真逆の経験もある。
中国語を覚え始めた頃、私のクライアントの中国人は大変正直な方ばかりで、「おまえの中国語はわからない」とはっきり言う。
外国人の私が中国語を話すんだから、なぜアメリカ人のようにお世辞でも「上手だね」って言ってくれないのだろう?と正直すねていた。
しかし、今振り返ると、「英語が上手だね」というお世辞より、「英語が下手だ」とはっきり言われた時のほうがはるかに自分の財産にはなっている。
そもそも、「英語が上手だね」というのはまさしくお世辞で、上手になればなるほど、「英語が上手だね」と言われることがなくなるものなのだ。
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