アークコミュニケーションズの社外報funNOTEだが、起業当時から英語版も発行している。
正直なところ、これは翻訳サービスを提供する会社としての意地の部分もある。というのも、配布数で考えると、英語版は日本語版の10分の1以下。しかしながら、社外報作成の手間・費用はそれなりにかかるからだ。
英語版を作成するにあたっては、ただ翻訳するだけが、実は一番手間がかからない。しかしながら、グローバルなコミュニケーションを標榜するアークコミュニケーションズとしては少々つまらない。
費用対効果を考え、出来るだけ手間をかけず、それでいて、単なる日本語の翻訳にならないよう思考錯誤しながら、今日にいたる。
fuNOTE英語版作成にあたっての考慮ポイントはただひとつ、「英語版のターゲットユーザーである海外に在住のNon-Japaneseの方に向く(わかる)コンテンツになっているか?」である。
具体的にどういうことをしているか英語版制作過程を紹介すると・・・
●記事内で大きな編集を行うと返って手がかかるので、記事単位で削除したり追加する
削除例:プレゼントページは、英語版では、海外発送時の税関の煩雑さなどがあだとなり、また重いものを送付する際のコスト高のこともあり、思い切って辞めた
追加例:Let's Study!! Your Cool JAPANという英語で書いたFacebookページを立ち上げたことを紹介
●日本人でないとわかりにくい個所を中心に最小限に書き換える
例えば、弊社がイントラサイトのリニューアル構築をお手伝いしたソニー(株)のスタッフの方々とのインタビュー記事を例にとると・・
・リード文追加(紙の社内報の文化がない方のための補足)
(追記)日本の企業では、社内の最新情報を共有するために「社内報」という冊子を作り、社内のメンバー全員で回覧していました。
・日本語特有の比喩は言い換える
(日)長い文章を書けばいいというものではありませんが、きちんと言葉で伝えるという力は今の時代は衰えつつあるのかなと思うんです。昔ほどみんな言葉を知らないし、難しい四字熟語も分からない。だから、短いフレーズで気軽に発信するといったものが受けていますが、昔ながらの“かわら版的”にイントラサイトのコンテンツを作っていくというのは意味があることだと考えています。
(英)The accumulation of short bursts of information, like on Twitter, has significance, too. However, I realized anew that when it comes to sharing an awareness, lengthy information that digs deep into a single theme is important.
(訳)Twitterのような短い情報の積み重ねにも意味がありますが、意識を共有するという点で、ひとつのテーマをじっくり掘り下げる長文の情報の重要性を改めて感じています)
書き換えれば書き換えるほど、ターゲットユーザーにフィットする文章になるが、それだけ手間もかかる。また、原文の雰囲気を出来るだけ変えないほうがよいという判断をしているので、書き換えは最小限に。
他にどんな工夫をしているのか比較しながら読んでみてください。
funNOTE:夏版
(英語)
http://www.arc-c.jp/funnote/2011summer/en/
(日本語)
http://www.arc-c.jp/funnote/2011summer/
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