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言葉が通じるから出来る親切、言葉が通じなくてもする親切

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都営浅草線の三田駅で外人(後ほどクェート人だとわかる)が高輪台の駅の行き方を親子連れに聞いていた。
しかし、なんか変。
その親子連れは親切に高輪台方面の電車を教えていたのだが・・・・

おせっかいに会話に割り込んでみる。
Pacific Hotelに行きたいのだという。
あれ~Pacfic Hotelって確か品川になかったっけ?
どうやら、住所が高輪なので、高輪台の駅に行けばよいと思ったようだ。

でも、Pacifc Hotelって本当に品川にある「あのホテル」だっけ?
そうだ、こういう時にiPhoneで調べれば・・・
とオタオタ入力してみたのだが、やっと入力できた言葉が「はしふぃっく」でカタカナ変換してもパシフィックにはなりゃしない。
(iPhone 役にたっていません(涙))

そうこうしているうちに、その親子連れの方が電光石火で携帯からPacific Hotelの写真を取り出し、「このホテルじゃないの?」と聞いてくれた。

無事、品川に送り出せ、めでたし、めでたし。

方向音痴の私は、異国で道に迷うのはたいそう心もとないので、日本で困っている風の人がいると、出来るだけサポートしようと思うのだ。
でも、私の場合は言葉が通じるから出来る親切だ。

以前、中国人が道に迷って困っていたので、中国語で教えてあげたのだが、こことばかりに質問攻めにあい、あっと言う間に私の中国語の能力を超えてしまった。
最後は「ごめんね、そこまで私中国語上手じゃないのよ」となってしまった。(それでももちろん感謝されたのであるが)

さて、私がスペインに遊びに行った時。
道行く人は皆親切に、道を教えてくれる。しかし、私の英語は全くもって通じていない。私がしたいことが通じているのか甚だ不安だったが、懇切丁寧に身をもって教えてくれた。

その後、英語を話す友人と食事をし、スペイン人は皆親切だと言ったら、ウィンクして「あぁ、英語が全く話せなくても、道を懇切丁寧に教えたがるのはスペイン人くらいだろう?」
私も見習いたい!

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