その昔、西郷隆盛が、「ごわす」と話したのを、通訳が長々と英語に訳したので、それを聞いたアメリカ人が「日本語の「ごわす」にはこんな長い意味があるのだ」とびっくりしたとかしないとか。
逆の体験を私は中国でしたことがある。
潜在顧客「~~~~~~~~」と5分話す
(遮りたくても、とうとうと話す)
通訳「~~~~~」と1分くらいでまとめる
潜在顧客「~~~~~~~」とまた5分話す
通訳「さっきと同じです」
私「えっ?」
「中国人のある一定の層(文革時代を潜り抜けた古い世代に時々ある)は同じ話を延々と繰り返すので、ただ黙って聞いているように」というアドバイスを受けていた。
だから、別に同じ話を繰り返したことにびっくりしたわけではない。
通訳「だからさっきと同じです」
私「いや、それはわかるけど、5分も相手が話したのに1秒で訳すというわけにはいかないでしょう」
通訳「そんなこと言っても、同じことを言っているんだから、訳すだけ時間の無駄でしょう?」
私「いや、流石にそれは失礼だよ。ちゃんと訳して」
通訳は大変不満そうに、一応、訳した。
しかし、また同じ話が繰り返される。
今度は私のほうが同じ話を聞くことにgive up。
「ごめん、私が悪かった。同じ話を訳すほうも聞くほうもつらいよね。でも、だからと言って1秒というわけにはいかないから、他の話をしましょう」
そこで、今日の会食はどのレストランで何料理だとか、明日は誰とどこで会うとか、通訳しているかのように、通訳と私が必要な会話をしていた。
アークコミュニケーションズを設立してからは、英語(日本語)が話せる若い世代の中国人の方としか仕事をしなくなったが、その昔は、こんなことにやきもきしながら仕事をしていたなぁとふと思い出した。
それにしても、他の方はどう対応していたんでしょうね??
Special
- PR -| maem | 2010/02/11 10:09 |
|
通訳さんとのやりとり、おもろいですね。:-) 日本にも、同じ話を繰り返す方がいらっしゃいますが、アレとはまた違った感じなんですか? > 中国のある一定の層 | |
| マリコ | 2010/02/11 19:48 |
|
maemさん コメントありがとうございます。アレと基本は同じなのですが、長いんですよ。それも私から見ればどうでもいいと思えるようなことを長々繰り返すので。例えば、会社の基本的な紹介とか。(素晴らしい会社だという自慢だったのだとは思うのですが、外国人の私には、自慢話にも聞こえなかった)中国人のスタッフも話を遮ることのほうが多かったですが、内気(?)な人は延々と聞いていましたね。 | |

大里真理子
- WEB&Graphic(88件)
- お金をかけない広報・マーケティング(72件)
- オリンピックへの道(90件)
- キャリアを磨く(166件)
- グローバル(41件)
- テクノロジー(13件)
- ビジネス(3件)
- 子供は習練、私は修練(71件)
- 楽しく正しく新しい経営(235件)
- 社会(1件)
- 翻訳・通訳・ローカリゼーション(107件)
オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。
富士通元社長の山本卓眞氏が残した次代へのメッセージ
Facebook就活はもう古い?
東北をコットンの生産地としてブランディングしたい──リー・ジャパン・細川取締役
東北から始まるイノベーション
貧困国の雇用を創出する印刷屋、丸吉日新堂印刷の挑戦