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20年以上断続的にこのブログを書き継いできたインフラコモンズ代表の今泉大輔です。NVIDIAのフィジカルAIの世界が日本の上場企業多数に時価総額増大の事業機会を1つだけではなく複数与えることを確信してこの名前にしました。ネタは無限にあります。何卒よろしくお願い申し上げます。

ソニーのWA1を使ってみた

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GWの前半にソニーのWA1を買いました。

カミさんがビデオ編集をやる人なので、VAIOのType-R masterを持っており、その中のリッピングした楽曲と接続させてみたら、わりとスムーズに音が出ました。

この製品、想像にたがわず、えもいわれぬ価値を持っているように思います。

PCに収蔵されている楽曲は、いかにPC自体に再生機能があるとはいえ、部屋が違ってしまうと、実質的に聴けません。(音が隣室で鳴っているぐらいでは、”聴いている”感覚は味わえません)従って”鳴るもの”を自分がいる部屋に持っていく必要がある。スピーカーのケーブルを長くして対応できるかと言えば、これはあまりスマートではありませんね。よって、”鳴るもの”をワイヤレスに仕立てて、それを持ち歩こうという発想に落ち着きます。

その発想がこの製品の形に落ち着くまでに、プロトタイプの修正が何度となく繰り返されたのではないかと推察します。結果的に、よい使用体験が味わえるいい仕上がりになったと思います(カミさんが音楽を聴く人になりつつあります…)

DLNAサーバーに当るPCから引き出してきた楽曲データのうち、一定量をキャッシュのように貯めておいて、オフラインになった状態でも小1時間程度再生できる機能などは、使ってみて初めて、「あ、そういうニーズがあるわけか」とわかる代物です。で、すごくありがたい機能です。

DLNAに実際的なニーズがあるか否かという点について、以前はわりと否定的に考えていました。けれども、少なくとも音楽コンテンツについては、製品としてこのように目の前に出されてみると、あってもいいよなぁという印象です。経験価値面の作り込みが勝負であるとの思いを強くしました。

音について言えば、3万円台前半という価格帯で、このサイズで…。という制約を理解すべきだと思います。室内楽なんかを延々流していると、いい感じです。

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