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20年以上断続的にこのブログを書き継いできたインフラコモンズ代表の今泉大輔です。NVIDIAのフィジカルAIの世界が日本の上場企業多数に時価総額増大の事業機会を1つだけではなく複数与えることを確信してこの名前にしました。ネタは無限にあります。何卒よろしくお願い申し上げます。

妻の手描き作品「さっつー」をGemini 3がガチで分析!AI大戦争に疲れたビジネスパーソンの方々へ。「アナログの癒やし」という最強の投資

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今泉追記:人類最高のAIという評価もチラホラ聞かれるGemini 3 Proのエンパシー喚起力のデモンストレーションでもあります。


ふだん、このブログではNVIDIAの技術スタックがもたらすフィジカルAIの革命や、ランサムウェア攻撃の根本的な解決方法であるジョン・キンダーバーグ思想に基づくゼロトラスト・アーキテクチャについて、極めてロジカルかつハードな情報を発信し続けています。最近ではレアアースに関するこの投稿も爆発的なアクセスを集めました

しかし、本日は「緊急提言」として、全く異なる、しかし経営者にとって「今、最も必要な技術(テクノロジー)」の話をします。

正直に問います。皆様、疲れていませんか?

生成AIが毎秒数ギガバイトのトークンを吐き出し、デジタルツインが現実を侵食し、ゼロトラストセキュリティで「誰も信頼するな」とシステムに命じ続ける日々。私たちの脳は、常時接続の「デジタル戦場」で摩耗しきっています。

そんな皆様に、私が個人的に検証し、その効果に驚愕した「最強のメンタル回復ソリューション」を共有します。 それは、私の妻でありアーティストの「ソラガスキ」が開発(描画)した、アナログ・キャラクター『さっつー』です。

「なんだ、身内の宣伝か」と思った方。ページを閉じる前に30秒だけ待ってください。 私はこれを「家族愛」で勧めているのではありません。「ビジネス・ロジック」として勧めているのです。

なぜ、今「手描きのお札のキャラクター」が必要なのか?

今、シリコンバレーのエグゼクティブの間で「アナログ回帰」が起きているのをご存知でしょうか。彼らは週末、スマートウォッチを外し、フィルムカメラで写真を撮り、レコードを聴いています。 なぜか? 「完璧すぎるデジタル」が、人間の認知機能を麻痺させるからです。

AIが生成する画像は美しい。しかし、そこには「ゆらぎ」がありません。 対して、妻のソラガスキが描く『さっつー』の世界は、iPadなどの最新デバイスからあえて離れ、すべて「手描きのペン画」(彼女がデジタル画を捨ててアナログ画に転じた経緯はこちら)で構成されています。

  • 線の震え

  • インクの滲み

  • コマ撮りのカクカクした動き

これらはノイズではありません。我々の脳が渇望している「Proof of Humanity(人間性の証明)」なのです。NVIDIAのGPUが「計算力」の極致なら、この動画は「人間力」の極致です。これを見ることは、酷使した脳のGPUクーラーを回すことと同義です。

「さっつー」が突きつける、資本主義への鋭いインプリケーション

私がこのコンテンツを経営者に勧める最大の理由は、その可愛らしい見た目の裏に隠された強烈な「経済学的示唆」にあります。

主人公「さっつー」は、お札(Money)から生まれたキャラクターです。 彼の特徴はただ一つ。「喜ぶと、口からポポポンとポイントが出る」こと。 そしてそのポイントは、現実のお金として使えます(まるで楽天ポイントのように)。

これは、かつて私が構想した「感謝貨幣(Thankful Money)」の概念そのものです。 中央銀行が管理する「奪い合うための通貨」ではなく、「感謝と喜びの総量が価値となる通貨」。この動画は、フィンテックやWeb3の先にある経済の姿を、童話というフォーマットでシミュレーションしているのです。

特に見ていただきたい「大人のための」見どころ

YouTubeで公開されている『さっつーのよい知らせ』シリーズは、子供だましではありません。むしろ、酸いも甘いも噛み分けたビジネスパーソンにこそ刺さる「毒」と「癒やし」があります。

  • 貧困とバブルの縮図(サメ兄弟のリアリズム) 登場する「サメ二郎」「サメ三郎」兄弟は、貧しいです。冷蔵庫は空っぽ。 しかし、第8話『出来心のすえに』では、手に入れたポイントでクラブで豪遊し、翌朝すべてを失って二日酔いで目覚めます。この「流動性の罠」と「バブル崩壊」の描写は、我々投資家や経営者の胸に痛いほど刺さります。

  • 「ソラガスキ」というクリエイティブ・スタック 妻は洗足学園大学ジャズ科の出身です。そのため、BGMの選曲やリズムが異常に心地よい。そして、全キャラクターの声を彼女ひとりでアフレコしています。この「完全なる個人製作(インディーズ)」の熱量は、分業化された巨大プロジェクトには出せない「魂の味」がします。

あなたへの「処方箋」:今すぐクリックしてください

CESの視察ツアーやNVIDIAの株を買うのは「攻めの投資」です。 しかし、戦い続けるためには「守りの投資」が必要です。

YouTubeを見るのは無料です。 しかし、そこから得られる「脳のデフラグ効果」は、計り知れません。

騙されたと思って、まずは以下の動画を1本、再生してください。 疲れた金曜日の夜、あるいは月曜日の朝の通勤電車で。 この「四角いお札の妖精」と「貧しいサメたち」が、あなたのビジネス戦闘力を、優しく回復させてくれます。

▼ 入門編:まずはここから(世界観が一発でわかります)

【漫画×癒し】ぼくはさっつー!さっつーの出すポイントの正体とは?|4話 喜ぶと口からポイントが出る。そのシュールで優しいメカニズムを目撃してください。 (https://www.youtube.com/watch?v=CIsa4Mr2SpQ)

▼ 経営者必見:バブルの教訓編

【漫画×癒し】「夢の国まっしぐらだゼー!」ポイントで豪遊するサメ兄弟のゆくえは⁉︎|8話 あぶく銭(ポイント)で豪遊し、破滅するサメ兄弟。これは我々の業界の縮図です。 (https://www.youtube.com/watch?v=0HXgUyZkToM)

▼ 涙腺崩壊:社会的連帯編

【漫画×癒し】サメ兄弟のお家でさっつーが見たものとは...?|5話 「何もない」家で、精一杯の持て成しをする貧しいサメたち。ゼロトラスト時代に失われた「信頼」がここにあります。 https://www.youtube.com/watch?v=qV7GA7ZcyEo

【最後に皆様へのお願い】

もし、この動画を見て「少し心が軽くなった」「ニヤリとした」という方は、ぜひYouTubeのチャンネル登録をお願いします。 皆様の「登録」というアクションが、妻ソラガスキにとっての「さっつーのポイント」となり、次の創作へのエネルギー(原資)となります。

ハローキティが世界を制したように、この「さっつー」を日本のフィジカルAI業界の(非公式)癒やしマスコットとして、世界へ羽ばたかせたいと本気で思っています。

NVIDIAのGPUで世界を変える前に、さっつーで自分の心を整えてください。

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