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20年以上断続的にこのブログを書き継いできたインフラコモンズ代表の今泉大輔です。NVIDIAのフィジカルAIの世界が日本の上場企業多数に時価総額増大の事業機会を1つだけではなく複数与えることを確信してこの名前にしました。ネタは無限にあります。何卒よろしくお願い申し上げます。

「知りたい欲求」を鳥瞰で撮る

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今日は自宅で別件の仕事中。

人というノードが、人、モノ、コトのいずれかにリンクを伸ばす時の原動力が、「もっとよく知りたい」という欲求であることにほぼ間違いはないと思います。Mixiで、よそ様の足跡をクリックして、その先にある情報などを眺めながら、そのことに気づきました。当たり前と言えば当たり前のことなのですが。

この「もっとよく知りたい」欲求にうまくフィットするインターフェースがHypetTextのリンクです。押せば知りたい欲求が満たされる。程度はどうあれ。このことも当たり前。

社会ネットワークで言うリンクと、WWWの世界で言うリンクとに、形態的な違いはあるけれども、本質的な違いはあるのか?たぶんないでしょう。後者が前者にそこはかとなくあるニーズを汲み取ってインターフェースとして実装した。後者は前者に限りなく似る。ほぼ同じものと言っていい。そういうところでしょう。

とすれば、一人のユーザーが従来型ウェブやブログやSNSやその他のサービスを使って、読んだり感じたり考えたりしている様のリンク状況のスナップショットを撮れば、それはその人の「知りたい欲求構造」を示すことになるかも知れません。

この「知りたい欲求構造」は社会ネットワーク分析の聞きかじりの知識で言うと、いくつかの要素を定量化できるはず。

この時、あるベンチマークになりうる個人(マーケティング的な意味で言ってます)の「知りたい欲求構造」のうち、支出にもっとも関係した要素を特定できれば、それって、商品の品揃えなどに応用できるのではないでしょうか?

私が言いたいのは、社会ネットワーク分析の知見は、マーケティングに応用可能であり、過去の購買履歴に基づいたマーケティングよりは、はるかに効果的なものになりうるかもなぁということであります。

このへんと、以前少し書かせていただいたConsumer Focused Innovationの動きは、どこかで交差する。。。というより、どこかでリンクします。

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