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「働くオンナ」という言葉からイメージするものって
皆さんはどんなものでしょうか?

以前務めていた会社でのことですが、毎晩終電かタクシーで帰宅し
プライベートに時間を割く余裕もなく、家には寝に帰るだけの日々が続いてました。

エンジニアの皆さんはもっと過酷な労働をされている方も多いので、
お恥ずかしい限りなのですが、そんな風にプライベートを犠牲にして働く自分に
うっとりしたことも……実はあります。

けれども帰りのタクシーの中で「なんの為に私は仕事をしているんだろう?」と
ぐったりしながら考える日もあって、たまに友人に会えば仕事の愚痴ばかり言って
友人までぐったりさせてました。

その後、転職した会社では平日は毎晩のように会社へ泊まりこんで仕事をし、
週末にしか自宅へ帰れない働くオンナがいたり、当時の私のように毎晩終電や
タクシーで帰宅する働くオンナがたくさんいました。

彼女たちを見ていて共通したものは
「仕事も遊びも一生懸命」そして「前向きな姿勢」

どんなに遅くても友達が飲んでる場所へ駆けつけたり
深夜1時から仕事仲間で飲みに行ったり、前向きであるだけに仕事の愚痴も
面白おかしく語るオンナたちの姿は、強烈に私の心に入りこんできました。

仕事だけではなく、遊びだけでもなく、どちらも一生懸命やるからこそ
それぞれが充実して楽しめるのかな?という1つの答えを私は見つけた気がしました。

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そんな風に影響を与えてくれた同僚たちが
先日27日に開催された河口湖日刊スポーツマラソン
河口湖1周(約27キロ)とファンラン(約11キロ)に
参加したので応援に行ってきました。

最初は完走が目標なんて言ってたオンナも、目標タイムを
掲げていたオンナもびっくりするぐらい好成績を収め、
ゴール後の彼女たち何だか輝いて見えました。

そんな彼女たちは言うまでもなく、仕事ができプライベートも充実させている
「働くオンナ」たち。
マラソンを断念した私はただの「働いてるオンナ」でしかない。トホホ。

働くオンナを目指して、もっと仕事も遊びも頑張らなきゃなと思う月末です。

大杉 文

人生の重大な転機の1つ「転職」。
毎週月曜日は、人材紹介会社でエンジニアの「転職」と向き合っている
キャリアコンサルタント“つぶやき”をご紹介していきます。
さてさて、本日の“つぶやき”は……

*****

当社メンバーではいま、引っ越し大ブーム。
かくいう私も最近、はじめての引っ越しを経験しました。
それに伴って、もう数え切れないほどの手続きや手配や買い物があったわけですが、
慣れていればともかく、初めてのことで困ること、迷うことがたくさん。

いまから思えば、とんちんかんな問い合わせをしたな、もっとうまい交渉ができたは
なのに、結局高い買い物しちゃった……と後悔することも多々。
「常識」が分からないと、思わぬところでてこずったり、損をしてしまったり。

「落とし穴」は気付かぬところにあるものです。

次はもっと上手くできるわ。と思いますが、そんなにしょっちゅうするものでもない
ですものねぇ、引っ越しって。その辺ちょっと、転職に似ているかも。
と思っていたら、ほかの引っ越しメンバーもそれぞれ、「転居と転職の相違」を発見
していたようです。

例えば「いい不動産屋」と「いい転職コンサルタント」はすごくよく似ているという
こと。情報をよく知っていて、スムーズな交渉をしてくれて、ユーザー本位で動いて
くれる。なにより、挙げれば切りがない要望を適切に整理してくれるってことです。

違うところといえば、中途採用には「選考」があり、最大限にPRするためのフォロー
も私たちの仕事、というところでしょうか。

「引っ越しはまず不動産屋から」、と同じように、転職を考えたらまず人材紹介会社
を訪ねてみてくださいね。

キャリアデザインセンター 石川 裕麻

*****

ちなみにワタシは、
「いい仲人さん」と「いい転職コンサルタント」も似ていると思います。

                             “生きざま”ガイド 鈴木麻紀

*本内容は、「週刊JOB@IT」のメールマガジンに掲載された「エージェント ウラ日記」に加筆修正したものです。

鈴木 麻紀

ある朝、貧血クラクラポンの通勤電車の中で目に飛びこんできた
中吊り広告。毛色の違う2種類の雑誌が 同じテーマを第1特集として
(しかもご丁寧に 前後に並んで吊られていたので)ついつい気に
なってしまいました。

アエラ  対話力ないと「下流」になる
SPA!   楽しい[下流生活]の歩き方

下流?下流ってナニ???

黄レンジャーこと千葉クンになんじゃもんじゃと聞いてみたところ、
「下流社会」という本がベストセラーなのだとか。
ベストセラーは黄レンジャーに借りることにして、気になる両誌を
買ってみたところ「下流」とは

勝ち組・負け組が二極化するなかで、中流社会の崩壊を示唆する『下流社会
新たな階層集団の出現』(三浦展著・光文社新書)がベストセラーとなっている。
下流とは、単に所得が低いだけでなく、人生への意欲が低い人たちのこと。
将来的には40%の人が下流になる可能性もあるとか。
(SPA! 11/29号記事冒頭説明より)

一億総中流時代が終わり、年収300万円以下のニュープアー層を
「下流」と命名。
不安感をあおるそのテーマが当たり、世は「下流」ブームなのだとか。
そのブームにのって、「下流になってもいいのか!」と脅すアエラと
「下流でもいいじゃないか!」と励ますSPA!
でもSPA! も読んでみると、イキイキ下流生活の例としてホームレス
が紹介されていたりして、本当は励ましているのか からかっている
のかチト微妙です。

しかし、負け犬とかさ、何でも名前をつけて現象化するのはどうかしらん。
年収300万円といえば、ならせば月収25万円。
これってそんなにビンボーではないのでは?
ワタシたちの親や祖父母の時代-ちょっと前の日本-では、現代の
年収300万円クラス以下の生活なんてフツーだった。
でも、だからって誰も不幸じゃなかったと思う。
誰かと比べてどうだとか、「こっから下がビンボー」みたいな境界線
を引いたりしてるヒマがあったら、生きることや前に進むことに一生
懸命だったのでは。
「下流」ってやつは、「あがいてもあがいてもビンボー」ではなく、
「考えるヒマのあるビンボー」なところが不幸なのか?

また、「下流だと嫁も貰えない」ともあおるけど、年収300万円の男と年収
300万円の女が結婚すれば、年収600万円夫婦の誕生。
結構 ゆとりのある生活を送れるではないかと思うんだけど。

ちなみにアエラの記事は
「社会で上流に行くためには、コミュニケーション能力が必要」
という趣旨なのですが、そのタイトルの日本語にちょっと違和感。

対話力“”ないと「下流」になる

じゃないかしらん?

* とあるセミナーで、リストラされて無職になった中高年のことを、
  「エグゼクティブ・フリーター」と命名していて、思わずワラタ。

鈴木 麻紀

人生の重大な転機の1つ「転職」。
毎週月曜日は、人材紹介会社でエンジニアの「転職」と向き合っている
キャリアコンサルタント“つぶやき”をご紹介していきます。
さてさて、本日の“つぶやき”は……

*****

先日、20代のSEの方が転職相談にみえて、「結婚のために転職したい」という話に
なりました。実は彼女のお父さんが「不安定な会社に勤めている男に娘はやれない」
と結婚を反対しているというのです。実際彼の勤め先は赤字が続いている状態で、
   『家長=安心できる男=安定企業に勤めている人』

という図式があるお父さんを説得するためには、もう転職するしかないと。

安定企業=大手企業と単純に考えた彼の当初の希望は、名の通っている大手企業に
転職することでした。もちろんそれが実現できればことは解決するわけですが、
当然競争率が高く、残念ながらプロマネ経験がない彼は、いますぐ超大手へ転職
するのが難しい状況。

そこで広いポジションで採用を行っている“大手の系列企業”を目指してみては
どうか、と提案したのです。転職に成功すれば「あの○○と△△の出資によって
設立された戦略企業で働いている」といえ、彼女のお父さんに安心してもらえます。
一歩上流の仕事に携われるようにもなり、SEとしてのキャリアアップにもつなが
ります。

結局、シンクタンクとコンピューターメーカー大手の戦略子会社に内定が決まった
彼は、予想どおり彼女のお父さんを満足させることができました。会社自体はもち
ろん、年収が100万円近くアップしたこともお父さんが思い描く“家長”に合致した
ということでしょう。入社時の保証人に、その厳格なお父さんがなってくれたとい
うのが、何よりの証拠です(笑)。

親や配偶者の反対で、内定獲得後に転職を辞退するケースもあるのですが、逆に彼
のように周りを説得するために転職するというケースも意外とあるのですよ。彼ら
の次なる問題は、新しい会社への入社が先か、結婚式が先かということ。
ただそれに関してはお二人で解決されたようです。相談ではなく
「無事結婚式を挙げました。ありがとうございました」
とのうれしいメールが届きましたので(笑)。

リクルートエージェント 江川 理絵

*****

転職と結婚の両方を手に入れたエンジニアくん。
思い切って行動した結果が 吉と出た例ですね。
“愛”は人を動かすのか……遠い目

                                                                      “生きざま”ガイド 鈴木麻紀

*本内容は、「週刊JOB@IT」のメールマガジンに掲載された「エージェント ウラ日記」に加筆修正したものです。

鈴木 麻紀

【黄金の金曜日】「上司に読ませたいこの一冊」を挙げるとすると、それは何ですか?

リクエストしたネタを採用してもらえたので、今日はこのネタで書きます。
1票を投じるのは、つい最近読んだ
『大企業ビジネスマンが中小企業に移って成功する法』(河合昭彦著・生産性出版)

「こんな素敵なボスの下で働きたい!」というよりも、
「あのとき、あの人が、この本を読んでくれていたら……」
という視点からの1冊です。
タイトル通り、予期せぬ理由で中小企業に出向や転職をする中高年向けのハウツー
というベタな内容なのですが、これがなかなか。

曰く、
・資料作成などの実務はすべて自分でするものと認識せよ
・特定の専門分野を持つと同時に、いくつかの専門分野を併せ持て
・企画から入金までのすべてを自分の責任で引き受けろ
・役割は自分で探せ

「大きな会社からやってきた、口だけ出して手を動かさない」
おじさまたちに読んでもらいたかったなぁ。
みんな いい人だったんだけどなぁ。

という気持ちで途中まで読んだのですが……
この本に書かれている内容って、大企業から中小企業に転職した人だけではなく、
すべての転職者、いやいやすべての「働く人」に当てはまるではないですか。
そして わが身に当てはめてみたときに、思いました。
これは、「働くオンナ」にも必要な視点だなって。

大企業出身の中高年とはまた違った意味で、「働くオンナ」も、仕事の幅が限定
されがち。一人前の仕事をしているつもりでも、(本人の意欲とは別に)本当の
意味で最初から最後まで仕事に係わらせて貰えない状況に陥りがちだったんじゃ
ないかなぁ、と思います。
ワタシ自身もそう。
特定の分野には強くても、全体を見渡すという視点が欠けていたり、
トラブルのときに最後まで自分でクローズできなかったり。
ケツを持たせて貰えなかった、別の言葉で書くと「会社に守られていた」

上司に読ませたい~から だいぶ話しがそれてしまったけれど、
上司に読ませるハズが、自分で読んでむーうーしてしまった本でした。

最後に、自分自身にカツを入れるとともに、仲間たちにエールを送ってしめくくりたいと思います。

働くオンナたちよ、ワタシ 頑張るよ。
みんなも腹くくって頑張ろうじぇ!

……鈴木麻紀でした。

鈴木 麻紀

丸の内ファイブの黄色、千葉です。

本日は発想七日! の「黄金の金曜日」のお題、「学校では教えてくれなかった…」に乗っかりたいと思います。

「これは教えてもらえたら嬉しかったかも!」ということが、山のようにあって、なかなか1つに絞るのが難しかったです。

最初、このお題を見たときにパッと浮かんだのは、「ミーティングの作り方」です。ここでいう作り方とは、ミーティングの設定から進行まで、全部含めてのことです。

学級会とか○○委員会の話し合いとか、「複数の人が集まって意見を出す場」の設計と進行の上手なやり方がを知っていれば……と思いました。

例えば、「次の文化祭の出し物は何がいいですかー」と司会の人が聞いても、周りはシーンと重苦しい雰囲気に包まれて、余計発言しにくくなり、そして意見が出ない悪循環。さらに、最初から話し合いに参加する気のない「勝手に決めてよ」という人もいます。

僕は何故か司会をする機会が多かったのですが、いつも「誰かしゃべってくれー」と哀しい気分になっていました。今思えば「なんかないですかー」という聞き方も良くないし、やる気のない人に対しても怒ってしまうばかりでした。

仕事でも、ミーティングや打ち合わせが上手くいかないときに、「あー、学生時代に教えてもらう(学んでおく)んだった……」と反省するのでした。ただいま、良いミーティングをするために奮闘中です。

千葉 大輔

人生の重大な転機の1つ「転職」。
毎週月曜日は、人材紹介会社でエンジニアの「転職」と向き合っている
キャリアコンサルタント“つぶやき”をご紹介していきます。
さてさて、本日の“つぶやき”は……

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エンジニアと日々接している中で、「やりがい」という言葉をよく耳にします。
ところが最近何かで読んだのですが、「やりがいのある仕事」というものが
もともとあるわけではないのだとか。
「やりがい」とは、その仕事をすることで期待されたり、喜ばれたりすること
後天的に感じるものだということなのです。

確かにITエンジニアの仕事にもたくさんの職種があり、求められるスキル
(技術スキル、ヒューマンスキル)も違うのですが、同じ職種の仕事をしていても
「やりがい」を感じる人と感じない人がいるわけです。
そして、その仕事に「やりがい」を感じない人は、ほかの職種や会社を求めること
になるのでしょう。

仕事を探すときに、こちらの職種の方が高い技術スキルを求められているとか、
給与が高いからとか(それも大切なことですが)、そのような上下の視点から
だけでなく自分はどのようなときに一番「うれしい」と感じるのか、自分にしか
できない仕事は何なのか、ということを考えるのもよいのではないでしょうか。

「自分にしかできない仕事」ってそんなに難しく考えることではなく、
誰にでもあるものだと思います。結果は同じでも、そこに至る過程には
その人らしさがあり、マニュアルどおりではない何かがあるはずです
(プログラムのようなものでしょうか)。

私自身は自分で特別な何かができるわけではないのですが、幸いにもエージェントと
して、エンジニアの皆さんへ仕事や会社を紹介させていただく仕事をしています。
「一緒に悩んでほしい」、それが「自分への期待=やりがい」かなと思いつつ、
日々奔走しています。

「やりがい」は、「これがあなたのやりがいです」と人から与えられるものでは
ないのですが、それを見付けるヒントを一緒に探すことはできるかもしれません。
気軽に声を掛けてくださいね。

リーディング・エッジ社 加藤 千尋

*****

仕事でも趣味でも、それに自分が「やりがい」を感じるかどうかは
やってみなければ分からない。
「やりがいのある仕事」を探しているのなら、まず目の前の仕事を
やりきってみるといいのかも。
ね。

                     “生きざま”ガイド 鈴木麻紀

*本内容は、「週刊JOB@IT」のメールマガジンに掲載された「エージェント ウラ日記」に加筆修正したものです。

鈴木 麻紀

suzuki40-40  こんにちは、生きざま大将、鈴木麻紀です。
ワタシたちは、日中は人さまの転職を支援するのをナリワイとしていたりします。
そこで「安易な転職はしないでね」と日々訴え続けてもいるのですが、
ハタと振り返ると、丸の内ファイブって結構 転職経験豊富。
そこで、今日はみんなの「転職観」について聞きたいと思います。

ちなみに、全員の経験社数を足すと結構な数字になりそうね。
ワタシは現在5社目です。

yana 私はこの会社が4社目です。新卒で入った会社は食品専門の商社。
商社というと聞こえはいいけど、平たく言うと問屋さん。
流通業に見切りを付けて最初の転職を決意。
yahooの株価が1億円、というニュースを見てIT業界に転職を即決。
そして転職した会社はIT系の社会人向けスクール。この会社で師匠と出会う。
師匠の教えは「努力しなさい」「転職するなら給料が上がる転職をしなさい」でした。
一応、転職を繰り返すごとにスキルと給料は上げてきたけど、遊ぶ時間はどんどん減ってる。
まあ、努力の仕方が下手なのでしょうね。

osugi5054 私は金融業界→ホテル業界→人材紹介業界→モバイル業界とさまざまな業界と
職種を渡り歩いて、アイティメディアが5社目の会社です。
どの会社でも大事なことを学んできて、遠回りはしたけれども、
やりたい仕事ができている今の自分があるのかなと思ってます。
ここ数年の私は仕事も遊びも一生懸命がテーマ。
それを教えてくれたのも前にいた会社だったように思います。
だけど、転職回数は絶対に少ないほうがいいよ、千葉さん

chiba 人財系の部署で仕事をしているので、人の転職には興味があるのですが、
自分のこととなると…。
新入社員ということもあり、今のところはそこまで考えが及ばないです。
しかも、採用試験の時に「会社と一生添い遂げます」と無意識のうちに
言ってしまったので「添い遂げたい」という願望があるのかもしれません。
ただ、友人知人が何人か転職していることもあって、僕もいつかは転職する
のかしらんと漠然と思ったりしています。
転職で得られる(た)ものって何ですか。教えてください。部長!

kobayashi 新人の部下に「転職はいいぞ」っていえるわけないだろ、俺が(苦笑)
自分の転職活動経験はこんな感じ。

社会人 3年目:担当業務がイヤで転職活動して内定もらったけど、結局辞退
       → 逃げたくないと思い直した

社会人 5年目:ついに会社が解散することになって異業種へ転職
       → 未経験分野なので、新サービスの企画書を添えて一般応募

社会人 7年目:スカウトされた人材紹介会社に従って活動するも内定もらえず
       → このときも当時の仕事が不満だった

社会人10年目:その会社でやりきった感があって、いまの会社へ転職
       → 仕事への達成感があったときに誘われた

こんな経験をしているので、人材紹介会社クライス&カンパニーの丸山社長
のインタビュー
には共感したな。

振り返ってみると、いまの会社に落ち着くまでは2~3年周期で転職活動している
ことになる。転職するかどうかは別にして、自分の価値を客観視するためには、
このくらいの周期で転職活動することはいいことだと思うよ。

しかし、イヤだから転職するのではなく、いまの仕事はやりきったと思えるとき
に転職すべき
。ということで、あと10年はオレの下で働け > 千葉よ

最後はウチの部でもっとも転職経験豊富な小島さんに締めていだきましょ。

kojima 転職は……多いほうだと思います。行った会社の数は、たぶん2桁いってますね。
私の場合、20代はCMやビデオの制作会社で働き、フリーランスで仕事をしたこともあ
ります。30歳を目前にしたとき世の中の状況が悪くなっていくのを見て、業界から足
を洗って、派遣会社に登録して派遣社員で働いたり、知り合いの紹介の会社で契約社
員で働くということを繰り返し、流れ流れてここに至るという感じです(笑)。

すごくいい加減に転職を考えていたかもしれませんが、いろいろな人にお世話になり
ました。転職は、スキルやキャリア、やる気も重要な要素ですが、人と人との繋がり
とタイミング!
これも武器なんじゃないかって、いい加減な私は思います。

suzuki40-40 全員合わせると28社!
かなり転職マスターなワタシたち。
それだけに、転職に対する思いや考えもそれぞれありますね。

最後にワタシの転職観なんですけど、人様のキャリア相談にのっていると、
「転職のベストタイミングはいつなんですか?」
という質問をされることが多いですね。
そんなときのワタシの答えは、
「会社に恩を返したな、と思えたとき」 です。

転職という経験を+にするのも-にするのもその人しだい。
仕事やあれやこれやで頑張ってきた軌跡、それが「生きざま」なんだね。
ということで、これからも“ボクらの生きざまSHOW!”をヨロシク!

鈴木 麻紀

私の実家の向かいは牛乳屋さんです。ご主人と奥さんの2人で毎日牛乳配達をしていました。
過去形なのは、先日ご主人がお亡くなりになったからです。

ご主人は2週間ほどまえに脳梗塞で他界しました。

私が生まれたときから可愛がってくれた人なので、とてもショックでした。

この牛乳屋さんの奥さんを見て、目頭が熱くなった話です。

ご主人の告別式の朝のことです。

いつものとおり出勤しようと家から表通りにでると、牛乳屋さんの配達トラックが止まっていました。
見慣れた情景なのに何かが違う。

何が違うかというと、奥さんがトラックに牛乳を積み込み、配達をしていたのです。

ガツン という音が聞こえるくらい、例えようもない感情が湧きました。

突然ご主人が脳梗塞で倒れ、そのまま他界されさたにもかかわらず、告別式の朝に牛乳配達を休まない奥さん。
私が子供のときから知っている近所のおばちゃんが、ものすごい偉い人に見えました。

「仕事への責任」なのか「ご主人への愛」なのか。

奥さんの「生きざま」を見たような気がしました。

柳澤 浩嗣

人生の重大な転機の1つ「転職」。
毎週月曜日は、人材紹介会社でエンジニアの「転職」と向き合っている
人材コンサルタント“つぶやき”をご紹介していきます。
さてさて、本日の“つぶやき”は……

*****

ゴールデンウィーク(GW)はいかがお過ごしになりましたか?
注:本コラムは5月にメールマガジンに掲載されたものです
海外でしょうか? おうちでゆっくりでしょうか?
正月、盆、GWなどの長期の休暇は、日ごろの仕事から離れ、
いつもより大きな視野で自分のキャリアを考えてみるのによい機会
だとよく聞きます。

キャリアについて考えるとなると、まずはWebでの情報収集から
始めることが多くなりました。
特に、@ITを見ているようなエンジニア層だと当然ですよね。
このWebでの情報収集、距離や時間をボーダーレス化させてるな、
と感じることがあります。
私の実体験としては、最近、海外からの帰国エンジニアの転職を
サポートする機会がありまして。

その中で学んだのは、「百聞は一見にしかずだな」ということです。
海外から東京での仕事を探すケースでは、ほとんど情報ソースは
Webです。コストはかからないしお手軽。
検索を工夫すれば、いろいろな側面でヒットします。
しかし、そうやって仕事を探した方がよくいわれるのは
「Web上の情報って、あくまでバーチャルですね」
というフレーズです。

感覚的なところでそれを感じる場面がよくあるようです。
例えば、とある海外帰国エンジニアのお話ですが、求人企業での
面接が21時半ごろ終了し、執務スペースを通ったら社員が全員席にいる。
「導入前後のフェイズですか?」と聞いてみると、
「いや特にそういうのでは……」といたって普通の調子で回答された、
と驚いていました。

いいか悪いかは別として、国によっては、17時45分ぐらいからソワソワ
し始め、18時5分にはほとんどの社員が帰宅してしまうのが当たり前、
というところもあります。
そのような環境で仕事をしてきた方ですと、この状況は「はあ?」
というふうに感じるのでしょう。

これは海外帰国者の例ですが、この「Virtual情報」「Real情報」
ギャップというのは、何もボーダーレスな転職に限ったことではないのです。
転職をする前に会社を実際に見てみると、「Real情報」が得られます。
それに基づいた意見や判断は、重みや説得力があると思います。
「百聞は一見にしかず」ですね。

ワークス&アソシエイツ 有山 義也

*****

そうそう。
空気感とか居心地とか、実際に自分の目で見てみるまでは分からないことって、
職場以外にもありますよね。
メニューでは美味しそうだったカレーが、そんなに美味しくなかったり。
メル友とのご対面で 正直ちょっとガッカリしちゃったり。
顔見知り程度だった人と話してみたら 意外に気が合うことが分かったり。

ちなみにワタシの存在は、「やっぱりよく分からない」とよく言われます。

“Seeing is believing”=百聞は一見にしかず

                             “生きざま”ガイド 鈴木麻紀

*本内容は、「週刊JOB@IT」のメールマガジンに掲載された「エージェント ウラ日記」に加筆修正したものです。

鈴木 麻紀

先日、会社からの業務命令で2日間の研修を受講してきました。
まるまる2日間(しかも9~19時!)の研修を受けるなんて、新卒の時以来。

「仕事がたまってるのになー」とか、「座学なんで眠るだけだぜ」とか、
受ける前は不満タレタレだったのですが、さにあらず。内容・講師ともに大満足。

テーマはリーダーシップに関するもので、知識としては本で読んで知っていることばかり。
しかし、読むのとプロの講師から説明を受けるとでは、吸収性に雲泥の差がありますな。
もちろん価格も雲泥の差ですが、効果を考えると受講料だってすぐ回収できそう。

受講内容はさておき、講師の話でためになったTopicを1つだけご紹介します(うろ覚え)。
得た知識が48時間後にどのくらい定着しているかについて。

 本で得た知識        :20%
 人から得た知識       :40%
 得た知識を人に教えた場合:80%

だそうです。

なので、ためになる情報を得たときは、それを同僚や部下(場合によっては上司!)

に教えましょう。それは人のためというよりも、自分のためになるってことです。

ということで、私も研修で得た知識を週明けの部会で部下たちに教えました。
部下にとってはいい迷惑か。

小林 教至

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