人生の重大な転機の1つ「転職」。
毎週月曜日は、人材紹介会社でITエンジニアの「転職」と向き合っている
キャリアコンサルタントの“つぶやき”を紹介します。
さてさて、本日の“つぶやき”は……
 
*****
 
昨年7月に、パパになりました。
 
慌ただしい仕事の合間を縫ってではありますが、妻の計らいで育児にも
参加させてもらっています。直接の世話は妻が中心なので、私はさながら
「後方支援」という感じで、食器洗いや風呂掃除など雑務に奔走しています。
妻が娘をこちらに向けて、「パパ偉いね~、ありがとね~」とお褒めの
言葉をかけてくれるので、ついつい気分よく頑張ってしまいます。
 
最近、30歳前後の女性エンジニアやWebクリエイターから、将来のキャリア
プランについて相談を頂くことが多くなりました。皆さん時間に追われる
ような状態で、出産や育児と業務を両立できるか不安に感じ、忙しくない
職業への転職や正社員以外の雇用形態で働くなど、働き方を変えなくては
いけないのではないかと悩まれている様子です。
 
もちろん時間に余裕がある仕事にすれば、育児に使える時間は相対的に
増えるでしょう。しかし、それによって仕事に対するモチベーションを
失ってしまえば、自分自身の成長ややりがいを得ることが難しくなり、
かえって生活のバランスを崩してしまうケースもあります。
 
こんな相談を受けたときは、まずその方が人生で何を大切にしたいのか
「こうありたい自分」をイメージしてもらいます。「こうありたい」自分の
イメージがクリアになってくると未来に向けての活力が生まれます。
さらにご家族や周囲の力を借りながら頑張れば、それが忙しい仕事であっても
十分に両立できると考えられることがあるからです。
 
妻は7月に職場復帰の予定。
仕事と家庭の両立を念頭に置いて、子どもの成長をともに分かち合えるように
するなど、少しずつ私を育児モードにしていこうと工夫しています。
その姿を見て、私の存在を彼女のキャリアプランを実現するためのリソースと
して活用する
、これもアイデアなのかなと感心しきりです。
 
 
 
                                  アデコ   高野 和幸
 
 
 
*****
 
育児って 超長期プロジェクト。
 
Daily、Weeklyでのタスクを洗い出し、
メンバーアサインとタスク分担、
起こりうるリスクの想定と対処法を検討し
PDCAで運営していく、と。
 
うーん。案ずるより産むがやすし、かも。
 
 
                    生きざま番長 鈴木麻紀
 
 
※ 本内容は、メールマガジン「週刊JOB@IT」に掲載された「エージェント ウラ日記」に加筆修正したものです。

鈴木 麻紀

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コメント
Jilsovao 2008/03/04 00:10

こんにちは 他者にとって、ましてや家族にとって自身が有効なリソースになることは簡単なようで難しいと感じています。自身の経験から言うと自分が怪我をしてしまった時、この自分と言うリソースの有効性がヒジョーーに問われました。また家族とは?自分とは?という普段考えもしないことを自身にも問うことにもなりました。子育てって難しいProjectなのね。そして自分と言う長期?短期?Projectもなかなか一筋縄でいかないものなのね。
「人って色々な人たち助けられて生きてるんだなー」
「お! 今日は真面目だねー」
「まあね…」
【jilsovao的教訓】
「それはそうとトイレットペーパー切れてるんだけど…。この状況でどう助けを求めるべきか、その解決法はあとどれくらいで判るだろう?」

ばんちょ~ 2008/03/05 19:54

こんにちは!
おー、そうですね。「自分」も超超長期プロジェクト。
誰かのリソースになれるぐらい、安定したモノになりたいわ。

そうれはそうと。
教訓的シチュエーション時の答えは1つです。
「左手を有効活用する(しかるのち、良く洗う)」。


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