人生の重大な転機の1つ「転職」。
毎週月曜日は、人材紹介会社でITエンジニアの「転職」と向き合っている
キャリアコンサルタントの“つぶやき”を紹介してきました。
本日は最終回。どんなつぶやきが聞こえてくるでしょう……
 
*****
 
先日、終電を逃しタクシーで家路を急いだところ、話し好きな運転手さんに遭遇し、タクシー業界の状況について、いろいろとお話を伺いました。
 
その中で一番驚いたのが、トラブルへの対処方法です。日々さまざまなことが起きるそうですが、基本的には運転手さんだけで判断せず、状況をタクシー会社の本部に正確に報告し、対応の判断を委ねるそうです。一歩間違えば訴訟ざたになることもあるため、日々神経を尖らせているのですね。
 
私の子どものころの夢は、タクシードライバーになることでしたが、実際に話を伺い、自分がタクシードライバーという仕事について想像できていたのはごく一部だったなと思いました。
 
転職活動においても情報収集を基にした想像力が大事だと感じています。上記の話を知らずにタクシードライバーになった方と、知ったうえでなる方では、以後の働き方に違いが出ますよね。これはITエンジニアが未経験の職種にキャリアチェンジするときにも当てはまることではないでしょうか。
 
最近、転職希望者の皆さんにお会いしていて、もっと想像力を活躍させて! と感じる事があります。例えばコンサルタント職についてです。コンサルタントと聞いて皆さんは何を想像するでしょうか。顧客の経営に提言する立場としてクールなイメージをお持ちの方が多いと思いますが、実際には地道で泥臭い面のある仕事です。情報が不足していると、想像がわかないこともあるかもしれません。もちろんこのような情報の少なさを補うのが、われわれエージェントの仕事だと思っております。
 
自分が働く姿を想像し転職活動を行えば、より良い転職先を選べるのではないでしょうか。皆さんも、多くのソースから情報を取り入れ、取捨選択いただければと思います。私もより多くの情報を皆さんに提供できるよう、勉強に励みます。
 
 
 
                          リーベル   石川 聡
 
 
 
*****
 
“想像”がいきすぎて、“妄想”になって
あげくの果てに“暴走”しちゃったりして。
 
番長、日々 暴走中。
 
 
                    生きざま番長 鈴木麻紀
 
 
※ 本内容は、メールマガジン「週刊JOB@IT」に掲載された「エージェント ウラ日記」に加筆修正したものです。

鈴木 麻紀

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