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2006年4月の投稿

2006年5月 »

こんにちは、生きざま番長 鈴木麻紀です。
先日配信したメルマガ「週刊JOB@IT」の編集後記で、ちょっとした宣言を
してしまいました。番長にとって特別な月-4月の最終日ということで、
今日はその内容に加筆修正したものをエントリーします。
※ そのまま転載しただけでは芸がないので、生きざまSHOW! 用裏話を「オマケ」で追加します。

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この4月で、アットマーク・アイティ(現アイティメディア)に入社して2年の
月日がたちました。
異業種・異職種から押し込み強盗のように強引に入社したのがちょうど2年前、。
しかし現実は厳しく、予想外の仕事内容や想像以上のスピード感、慣れない業界
用語や習慣などにキリキリ舞いした挙句、入社2週間であえなくダウン。
“もうダメだ。この転職、失敗だった”と打ちひしがれてしまいました。※1

1日休んで復帰したのですが、出社と同時にまたダウン。※2
なんとか立ち直って席に戻ったら、外出予定にログ解析にと業務がたんまり。
本当は退職もやむなしと決意して出社したのですが、たまった業務をこなすのに
精いっぱいで、辞意を伝えるタイミングを逸してしまいました。
タイミングは逃してしまったし、でもこのままの状態を続けていたら体(もしく
は精神)が壊れてしまう。

どうしよう、どうしよう……。
時間をかけて準備して、自分もいっぱいがんばって、
周囲にもいっぱい応援してもらって、やっと果たしたこの転職(経緯)。
入社早々やめてしまっては、経歴にも傷がつくし(打算)。
強盗を受け入れてくれた会社にも迷惑をかける(恩アダ)。
でも、このままでは自分の命があぶない(オオゲサ?)。※3

るぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる考えて、ワタシが出した結論は
えーい開き直ってしまえー、でありました。
“辞めるつもりで、やれるだけやってみよう”

とりあえず2」という期限を決めて、いつクビになってもいい覚悟で、
やらなきゃいけないこと・やれること・やりたいことに向けて全力で走って
みることにしたのです。※4

そして(自分との)約束の2年がたち、“ワタシはいい転職をした”と思える
ようになりました。反省すべき点は多々ありますが、いろいろなことに
チャレンジさせてもらえた、という満足感があるからです。※5

転職って、やっぱ大変。
想定外のことだらけだし、正直 前の職場が恋しくなったり、こんなハズじゃ
なかった、と思うことは誰にでもあることなんじゃないだろうか。
でね、そんなこんなでくじけそうになったら、ダメもとで開き直ってみるのも
いいかもよ、と開き直り実践者は思うのでありました。

ということで、当初予定の2年は本日より無期延期にしたい、 と番長ここに宣言します。
(会社が雇ってくれれば、ですがね)

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*--*-*-*-*-*-*-*-

☆ オマケ裏話 ☆

1. ダウンのきっかけは、資料作成中に「課題」と打とうと思ったのに
  タイプミスで「からい」と打ってしまったこと。
  「辛い」という文字が表示され、「これって“ツライ”とも読むんだよなー」
  と思ったとたんにあーらららー。
  どうやら、「ツライと思ってはいけない」と自分に暗示をかけていたらしく、
  「ワタシ、ツラインダ」と分かった瞬間に制御が効かなくなったようです。
  深夜の国際フォーラム広場でゲロを放出しながら、メンターにSOS。
  メンターが取るものもとりあえず駆けつけてくれたおかげで、一命を取り留
  めたのでした。

2. 同僚のサエコさんが休憩する場所を作ってくれたのですが、急ごしらえだった
  もので、会議室の長テーブルに荷物を包むプチプチを敷き、イベント用の
  カッパの着ぐるみをかぶせてくれました。その様子の写真をとりたかった
  
のですが、それどころではなかったのが残念です。

3. 勉強もし、実際に立ち会ったこともある、“人が精神のバランスを崩すとき”
  と同じ症状が自分に現れたときには、本当にヤバイと思いました。
  何とか食い止めねば と自己プロファイリングを施したところ、ワタシのココロ
  の奥の奥の奥の方で「ガンバラナキャ」という言葉がトグロを巻いていました
  「ガンバラナクテモ イインダヨ」をインプットし、急場をしのぎました。

4. それから今日まで、平均睡眠時間は1日4時間。欲張り番長のこと故、仕事だけで
  はなく、勉強もしなきゃだし、本も読みたいし、家族もお友達も大切にしたいし
  あれもこれも全部ぜんぶと欲張った結果です。

5. この“生きざまブログ”も、そのひとつです。

鈴木 麻紀

こんにちはー。生きざま番長 鈴木麻紀です。
今年初めに、ワタシの担当する@ITジョブエージェントで、転職活動中の方を
対象に、抽選で黒カバンや万年筆など転職活動お役立ちグッズがあたるよーん、
という「転職応援キャンペーン」なるものを行いました。
この1等商品が、ブランドスーツのオーダー券AOKIホールディングス提供)。
先日、当選者がスーツをオーダーしに行くというので、ワタシも同行させてもらいました。



4月某日
神奈川県某所のAOKI店舗前で、待ち合わせ。
現れた「斉藤 健介さん(仮名)」はスポーツをされていたとのことで、
長身かつ胸板の厚いイイ身体。
“こりゃスーツ映えしそうだわい”と密かにほくそ笑む番長でありました。

Fujiwarasan 早速オーダーの始まりハジマリ。
今回はJUNKO SHIMADAのパターンオーダーで基本のデザインは決
まっているので、体格にあわせた調整や、細部のデザインなどを決めていき
ます。応対してくれたのは、店長の藤原 三郎さん。
スーツ一筋10数年のナイスガイです。



Alternative ■ 生地とスタイルの選定
まず最初にスーツを作る生地とスタイル(前身頃のボタン数)を選びます。
「茶系もいいなー」「この生地、派手だけどどうかなー」と斉藤さん迷いに
迷ったのですが、今回は転職活動や普段のビジネスシーンでも使えるように
ということで、紺のシンプルな生地をチョイス。
ちなみに「紺色は誠実なイメージを演出できます」(藤原店長)とのこと。
選んだ生地の柄の名前は、偶然にも「オルタネイトストライプ」
“ネタになる”とまたしてもひとりニヤケル番長です。

次にスーツの形を選びます。1つボタンから3つボタンまでの4種類の中から、
やはり普段も使えるようにとのことで、3つボタンを選びました。



Saisun ■ 採寸
次は、各部位の採寸です。
肩幅や胸囲など、体格のいい斉藤さんに合わせて、ポイントポイントを採寸
していきます。

藤原店長「斉藤さん、スポーツはテニスか何か?」
斉藤さん「学生時代にバドミントンをしていました」
藤原店長「なるほど。だから右手のほうが左手より長いんですね。
     スーツの袖も、右腕を若干長くしておきますね」
……なぁんて会話も交わされたりします。



■ ボトム
お次はズボンの調整。
ノータック・ワンタック・ツータックの3種類からタックの数を選びます。
タックの数が多いほど、ゆとりがでるそうです。
ウエストなどの採寸後スソの折り返し数を選び、ボトムは終了です。



Uraji ■ パーツ
最後に細かいパーツを決めていきます。
裏地:  裏地は全面にあるのが正式な形ですが、湿気の多い日本ではちょ
     っと暑い。ということで、背中を抜いた実利的なデザインを提案
     いただき、採用。面接中に汗まみれにならずにすみそうです。
ボタン: そでのボタンを選びます。いままで無難にまとめてきた斉藤さん
     ですが、ここはちょっと冒険して、細部で隠れたオシャレをアピ
     ールすることに。
ステッチ:襟のステッチは高級感。オーダーならではの特権ですね。



そんなこんなで所要時間40分、すべての工程が終了しました。
ここからさらに2週間かけて、斉藤さん仕様のスーツができ上がります。
生地やデザインを選んだり身体の採寸をしたり、いろいろなイベントを経て1着の
スーツができるのだね。
このスペシャルスーツをまとったら、斉藤さんの転職活動もきっとうまくいくよ。
番長も影ながら応援してます。



最後に藤原店長に質問しました。
“この仕事をやっててよかった、と思えるのはどんな時ですか?”

   「製品開発やデザイナーや工場の方など、多くの人が関わって1着のスーツ
    ができあがります。私の仕事は、そのスーツ作りの一番美味しいところ~
    お客さまの喜ぶ顔であったり、お見立てしたスーツがビックリするぐらい
    似合う姿~と触れ合える。お客様が喜んでくださることが、私にとっても
    いちばんの幸せです」

うーっ 長カッコイイ!



☆ オマケ ☆
スーツの着方をおさらいしたい方はこちらをどうぞ。
アオキの人事、かつキャリアカウンセラー(かつ番長の呑み友達)が、
スーツの着こなし方について 詳しく解説している記事ですよん。
転職活動にふさわしい服装・身だしなみ

鈴木 麻紀

060401_1344先月このブログを書いたときには、東京都心と横浜で桜が満開でしたが
その週の週末、私は友人と都内某所の桜並木のトンネルを抜けて
美味しいピッツァとビールをお供に
友だちとおしゃべりに花を咲かせてきました。

「どうせなら隅田川の桜を見に行こう!」
「水上バスに乗って家に帰ろう!」
と、急きょ日の出桟橋から水上バスに乗ることに。

日の出桟橋~浅草の間、桜目的のお客さんでぎゅうぎゅうの船の中から
隅田川沿いに咲く桜や隅田川に架かる橋を見上げながら
春の夕べを楽しみ、ライトアップされた浅草寺にお参りして帰ってきました。


さて、そんなお花見気分もすっかり抜けた先週のあるお昼休み。
ぽかぽか陽気に誘われて、会社からすぐ近くの皇居外苑へぷらっと散歩へ行ってきました。

もう桜の季節は終わりだと思っていたのに、なんと遅咲きの八重桜が満開。
花びらが散って木の下はまるで、桜の絨毯みたい。

060421_1302_1 060421_1300_1060421_1303

 









会社に戻るんじゃなければ、ここでゴロンと横になって、
桜の絨毯の上をゴロゴロ転がりたかったな。

私の地元も開発がすすんで、最近新しいビルがオープンしたりと、便利になったことも嬉しいけれど
こういう自然に触れられる場所が都会の真ん中にあることも嬉しいな。
でもこの自然も管理しないと保てないっていうのは悲しいね。

大杉 文

人生の重大な転機の1つ「転職」。
毎週月曜日は、人材紹介会社でエンジニアの「転職」と向き合っている
キャリアコンサルタントの“つぶやき”をご紹介していきます。
さてさて、本日の“つぶやき”は……

*****

最近、私が強く思っていることを簡単にまとめてみました。
ちょっと硬いお話ですが若いエンジニアの方に参考にしていただきたいと思います。

近年 開発現場は規模が肥大化し、品質管理や工程管理が複雑化しています。
一方、納期短縮・低コストへの要求が高まっており、品質を維持しつつ顧客の要求
に確実に応えていかねばならない状況です。

また今後、少子高齢化に伴いエンジニア全体の総数も少なくなり、これからの開発
現場はもっと厳しい時代を向かえざるを得ない状況になってくるでしょう。

こうした問題を乗り越えていくためには、開発者が世界共通の開発言語や可視化さ
れた意思疎通の方法による開発スタイルを取り入れていくことが必要だと私は思い
ます。具体的にはUMLやMDAの採用推進など、品質や効率を高めるための努力をして
いくことです。

良い情報としては、近い将来 開発工程におけるプログラミングの自動化やコードの
自動生成、ソフトウェアのカプセル化・部品化により、高品質でより効率の良い開
発環境が整っていくことが期待されます。
その効率化により生じた余力で、プロジェクトマネジメントやコンサルティングな
ど、より上流やビジネス寄りの仕事にエンジニアが携わっていける時代になるので
はないか、と私は希望を持っています。

アビリティデザイン 戸村 康志

*****

おやおや。
後半は 、家電製品の性能があがって主婦が家事労働から解放されて
いった過程にちょっと似てますね。

                                                              生きざま番長 鈴木麻紀

*本内容は、「週刊JOB@IT」のメールマガジンに掲載された「エージェント ウラ日記」に加筆修正したものです。

鈴木 麻紀

Associe こにゃにゃちは。生きざま番長 鈴木麻紀 です。
アブラー「日経ビジネスAssocie 4月11日臨時増刊 仕事の手本」
を貸してくれました。
USEN宇野社長や、ワークスアプリケーションズ牧野CEOなど現代の
成功者たちの手帳や朝ごはんといった行動習慣を紹介し、参考になる
情報や考え方はマネしてみよう、というオモロイ特集号です。

その中の、リンクアンドモチベーションの小笹社長がこんなことをおっしゃって
いました。

若い時に仕事とプライベートを分けて自分探しをしている人がいますが、
自分探しよりも自分作りに励めと言いたいですね。

自分探しよりも自分作り。
番長、同感です。

そしてそして、この現代の成功者たち みなさん異口同音に、
「20代は徹底的に仕事をすべきだ」と おっしゃってます。
シノゴノ言わずにまずはガムシャラに働こう、そしたら そこから30代以降に
やるべき道が見えてくるよ、余裕を持つのはそれからね、ということです。

この話を
「この本を読んでる 30代以降はどうしたらいいんだろうね。
 いまさら、20代は仕事に没頭しろって言われても“手遅れ”じゃん」
と友人にボヤイタところ、

“さ”“か”に変えてみたら?」

とのアドバイス。
「思い立ったが吉日。“いまさら”と思うのなら“いまから”やればいいんだよ。
 今やらなかったら、5年後に“あのときやってれば良かった”って後悔するんだから」

なるほど。
“さ”を“か”に変えるだけで、モチベーションアップ!
番長の辞書には“いまさら”はないのだ、フハハハハッ

鈴木 麻紀

先日、普段利用しているWebメールのメールボックスを整理していたところ、あることを思い出しました。

それは、フライパンの通信販売のことです。今から1年半から2年くらい前くらいでしょうか。フライパンがやたら注目されたことがありました。特に平野レミさんが考案された「レミパン」と錦見鋳造が製造している「魔法のフライパン」が非常に話題になっていたと記憶しています。

その頃、僕はまだ学生で、その日の夕食に何を作ろうかということばかり考えていました。そんな時テレビで特集されていた「魔法のフライパン」に一目ぼれをして、すぐに注文しました。「魔法のフライパンは」ものすごい人気で、僕が注文したときにはフライパンが届くまで「2年かかる」とありました。(現在はなんと「3年」かかるそうです)

その注文確認メールを発見しました。注文したことをすっかり忘れていたので、非常におどろきました。注文したときの僕は「社会人になったら忙しくて自炊していられない」とか考えなかったのかと疑問に思いましたが、いまでも自炊を続けているのできっと有効に使用できるでしょう。

そのフライパンは、あと数カ月で届く予定です。自分で注文して、なおかつ自分でお金も払うのですが、2年前の僕からのサプライズプレゼントにわくわくしています。たまに自分の予期しないプレゼントやイベントを用意するのも良いと思います。

「何カ月先、何年先の指定した日に贈り物が届く」なんてサービスがあったら、意外に利用したい人は多そうな気がしますが、すでにそういったサービスはあったりするのでしょうか。

千葉 大輔

人生の重大な転機の1つ「転職」。
毎週月曜日は、人材紹介会社でエンジニアの「転職」と向き合っている
キャリアコンサルタントの“つぶやき”をご紹介していきます。
さてさて、本日の“つぶやき”は……

*****

ここ数年、求人情報サイトに登録すると職務経歴部分だけが求人企業に公開され、
求人企業から直接「弊社を受けに来ませんか」とスカウトメールが届く、
デジタルスカウトサービスが広まっています。

ITエンジニアのキャリアコンサルティングである私が、企業担当と人事担当者の
もとへ訪問した際に起こる、デジタルスカウトとは対照的なアナログスカウトの
現場の一幕をご紹介します。

人事担当者とお話しする中で
「○○という職種は業務が専門的過ぎるのか、求人情報サイトでは該当者が
 いなくて困っているのです。よい方を紹介いただけませんか」
と依頼されることがあります。

そのようなとき、私は自分の頭の中のデータベース検索を行い始めます。
「××さんは△△経験があったな。こんな仕事をやりたいといってたな……」
「□□さんも△△経験があったぞ、今後の方向性も合いそうだ」

相手の顔が見えないデジタルな検索とは対極のアナログな検索。
とはいえご本人の要望を細やかに照合できるため確度は高いはずです。
そして検索を始めてから20秒後。
「私の担当している方で、ご希望に合いそうな方がいますね」

人事担当者は喜び、ぜひご紹介をとせがんできます。
ここからがコンサルタントの腕の見せどころの1つです。

「ですが、お伺いしている条件を一部満たしていないところがあったと思います。
 それでも大丈夫でしょうか。これからお声掛けし、せっかく応募まで至っても、
 書類選考落ちになどということになっては……」

「青木さんが大丈夫とご判断いただいた応募者の方であれば、必ず面接させて
 いただきますよ」

こうしたやりとりの中で企業人事側に譲歩していただけることがあるのは、
アナログスカウトならではです。ナノテクの時代でも伝統工芸職人の経験と勘が
廃れないように、Web/デジタル全盛時代でもアナログスカウトの存在意義は
なくなりません。

いますぐの転職は考えていない、けれど良い話があったら積極的に聞いてみたい
という方、一度私とお話ししてみませんか。
あなたが忘れたころ、アナログスカウトの連絡させていただきますよ。

キャリアコンサルタント 山本 直治

*****

以前勤めていた会社にも「makimakix.x」というデータベースがありました。
顧客にもお馴染みのシステムで、打ち合わせ中に
「鈴木さん、ちょっと makimaki で検索してみてくれる?」
と聞かれることがたびたびありました。

当時は、エンジニアの情報でいっぱいだったこのデータベース、
最近データを整理して美味しいもの専門DBに変わったようです。

                makimakix.x こと、生きざま番長 鈴木麻紀

*本内容は、「週刊JOB@IT」のメールマガジンに掲載された「エージェント ウラ日記」に加筆修正したものです。

鈴木 麻紀

コンニチハ。生きざま番長 鈴木麻紀です。
先日、生まれて初めてバスツアーなるものを体験してきました。
観光に興味のないnon情緒な番長が選んだのは、ズバリ!
「いちご狩り&ビール工場見学・試飲&アウトレットお買い物」
「美味しい」「安い」の実利優先、欲張りツアーです

で、ワタシにとってのメインは「いちご狩り」。
ヘタのキワキワまで真っ赤に熟したいちごを採り放題・食べ放題という“アレ”です。
ビニールハウスで練乳とヘタ入れをもらって、レッツラドン!

まーいっ! いしーいっ!
ウキャキャウキャキャと浮かれつつ、ふと隣にいた学生3人娘の
抱えているヘタ入れを見たら、なんだかおかしい。
ワタシの緑一色のヘタ入れとは様子が違い、なんだか“赤い”のです。
なんでじゃろーと思って チラリ覗きこんだら、そこにはいちごの
ヘタと共に、ヘタ近辺の果肉までが入っていました。

そう。
彼女たちはイチゴを2/3ほど食べて、ヘタに近い部分をポイしていたのです。
キワキワまで真っ赤ないちごなのに、はじっこまで甘いのに……。
「最近の若い娘は、ブツブツ」と嘆こうと思ったのですが、よーく見ると
ヘタ近(ヘタチカ)をポイしているのは、若者だけではなさそうです。
かなり年配の方でも、赤い部分を山盛りにしたカラ入れを持ち歩いている方が
チララホララ。どうもいちごの食べ残し方に年齢は関係なさそうです。

Ichigo_watashi Ichigo_other_4

←コッチ ワタシ    コッチ 3人娘→

ワタシは“生きざま番長”であると同時に“食いしん坊番長”でもあるの で、
食べ物を粗末に扱うのが大の苦手。
「おまんら、いちご畑の中に正座させて 説教しちゃろうか」と憤っていたら、
同行の友人がまぁまぁとなだめつつ「分が悪いよ」と忠告します。
見れば、その場にいた多くの人がヘタ近残多し。
気が付いたら、世はヘタ近残し派がマジョリティー。
キワキワまで食べているワタシはマイノリティーだったのです。

あなたは“キワキワ派”? それとも“ヘタ近残し派”?

帰宅後。
いちごが、いちごが……とぼやいていたら 母ミチコがひとこと。
「オバサンまでもがはじっこまで食べなかったのは、それがタダだからよ。
 どうせ同じ値段なら 美味しいとこだけたくさん食べたいんじゃない?
 自分でお金払って買ったいちごなら、キワキワまで食べるから安心しな」
そういうものなのか……???

鈴木 麻紀

Tokyotower いまや大ベストセラーになっている「東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~」。バラエティ番組でも活躍されているリリー・フランキーさんの本だ。

去年からずっと気になっていたのだが、私が行く本屋行く本屋すべて売り切れでお目にかかれなかった。そんなとき、生きざま番長こと鈴木麻紀が持っていることがわかり、貸してくれることになった。

ある日、私は最初のページを開き、読み始めた。思いのほか読みやすく、著者の幼少~多感な十代の出来事、東京に出てきてからその最後までが、気取りなくつづられていた。

本の帯には、たくさんの人が絶賛するコメントが載っていた。そのほとんどが「号泣」という文字。でも私は号泣できなかった。

涙もろく、小さい頃から泣き虫と呼ばれていた私が泣けなかった理由、それはリアルすぎたから。ちょうどその本を読んでいるときに私の家族が倒れ、生死をさまよう状態を目の当たりにしていた。(注:今は大丈夫ですので、あしからず)

結末は違うけれど、ちょっとだけ“リアル東京タワー”だった。

家族というつながり、
大切な友達とのつながり、
感謝の心、
無償の愛、

とても平凡だけれど大切なことが、リリーさんの本と自分に起こっている現実とリンクして、心臓がかきむしられるのと同時に、勇気を出して強くなろうとする気持ちを呼び覚ましてくれた。

私は今、以前より少し強くなっただろうか? 感謝の気持ちは伝わっているだろうか? それは私のまわりにいる人たちが決めることなんだろう。でも、自分の最期のときまでに聞いてみたいと思った。

小島 貴香子

人生の重大な転機の1つ「転職」。
毎週月曜日は、人材紹介会社でエンジニアの「転職」と向き合っている
キャリアコンサルタントの“つぶやき”をご紹介していきます。
さてさて、本日の“つぶやき”は……

*****

春ですね。あの新卒のときの初々しい気持ちを思い起こすシーズンです。
眠い季節ではありますが、何かウキウキしてしまう、そんなシーズンでもあります。

さて、今回はシステムエンジニアの方を中心に転職のサポートをしている私が、
20代エンジニアの方にお会いして感じることをお話します。

転職を希望されていらっしゃる方は当然ながら現状になんらかの不満をお持ちです。
現職でのスキルアップの限界人間関係、希望されない職種への異動
年収の不満勤務環境、開発環境、キャリアチェンジ何となくUターン
社内恋愛破局、神のお告げ……

本当にさまざまな理由で転職を考えていらっしゃる方がいます。

転職は、それら問題の解消の手段として考えられますが、すべての問題が転職によっ
て解決されるわけではありません。まず、外部要因と自己の問題の2つをきっちり整
理する必要があります。

仕事をしているとさまざまな壁にぶつかりますが、それらの壁は自己の問題である
「自己の能力・考え方の壁」であることもよくあります。その場合は、転職されても
いずれ同じ壁にぶつかり、また転職を考えることになります。

転職希望者の方にお会いして感じるのは、転職を繰り返している方の多くが、
自己変革を必要としている問題にもかかわらず、外部要因に原因があるととらえていることです。

私は、転職支援の仕事をしていますが、転職すべきでない人には転職を勧めません。
過去と比べると確実に終身雇用は崩れ、転職される方も多くなりましたが、安易な
転職は最終的にその方の人生における成長の機会を奪っているケースも多々あると
思います。

では、安易な転職をしないためにどうしたらいいか? それを伝授しましょう。
転職を考えたときに自問してみて下さい。

(1)本当は何で転職したいのだろうか?
(2)ほかの会社に行ったら必ず解決できるのだろうか?
(3)新卒時の「何でもやってやる!」という気持ちでも乗り越えられないか?
(4)自分はこの会社でできることをすべてやったか?
(5)いま抱えている問題は、自己を成長させるチャンスかもしれないぞ。

安易な転職がなくなるとともに日本の労働者の生産性が高まり、少子高齢化で労働力
不足に突入しつつある日本の成長を維持できると思うのです。

春眠不覚暁(孟浩然)

パソナキャリア 成功案内人 こと 高橋 英輔

*****

転職は、今いる場所でやってやってやりつくして、
それでもなおかつ 何かを“したい”ときにするものなのかもね。

ちなみに、高橋さんのニックネームは“親方”だそうです。

生きざま番長 鈴木麻紀

*本内容は、「週刊JOB@IT」のメールマガジンに掲載された「エージェント ウラ日記」に加筆修正したものです。

鈴木 麻紀

こんにちは。生きざま番長 鈴木麻紀です。

42_kan_teisyoku 先週、ソウルに行ってきました。
金曜 24:00出発、月曜 早朝帰国という弾丸ツアーで、
食べて呑んで遊び倒してきました。

弾丸中に 明洞(ミョンドン)の喫茶店で休憩したときのことです。
何を注文しようかなー、とメニューに夢中になっていたら
「カチャンッ」という音が。
何だろうと思って顔をあげたら、ワタシたちのテーブルに 今まさに
ケーキのお皿を置こうとしたウェイトレスさんと目が合いました。
この時点で入店1分後、まだ何も注文してないどころか、お水1杯出て
きていない段階です。

えっ?! ケーキ!! なんで???

ビックリするワタシたちと、そのビックリしているさまに もっと
ビックリしているウェイトレス。
ウェイトレスの頭の中のスーパーコンピュータが「サービス」という
単語をはじき出すまでの数十秒、ワタシたちはお互いに見つめあった
まま固まっていたのでした。

「サービス」と言われて周りのテーブルを見渡すと、確かにどのテーブル
にも、お通しのようにケーキが置いてあり、皆さん当たり前のように
パクついてます。
“ふつー 喫茶店で最初に出すのは水とオシボリでしょー。
 なんでデフォルトでケーキが出てくんのー”
と思いましたが、どうやらそういったものであるらしく、お勘定には
ケーキの値段は含まれていませんでした。
ケーキは無料のサービスなのです。

そういえば、韓国料理はメインを注文すると、キムチやら野菜やら
いろいろなオマケが付いてきて、それらはみんな無料 かつ お代わりし放題です。
ワタシたちの感覚からすると、“わー、いぃのー? ラッキー”てな
感じですが、韓国の方からすると、これは当たり前。
逆に日本に旅行に来ると、キムチも漬け物も追加料金をとることに
ビックリして ムッとしちゃうそうです。

常識もいろいろなのだにゃー、とこんなとこでもカルチャーギャップを
感じてみた番長でした。

Yakiniku_2 P.S.
新村(シンチョン:安くて美味しい焼肉屋さんがたくさんある学生街)で
焼肉を食べたとき、無料をいいことに たくさん好物のエゴマやら何やらを
お代わりしちゃったのに、ひとり1,000円もしなかったときは、さすがに
心配になりました。
だって、ワタシたちったら 100Kg級の太っちょボーイ2人を含む
大食い軍団だったんですもの。

鈴木 麻紀

皆さんご存じですか?
毎年、新入社員の初出勤日の新聞朝刊に、新入社員向けにエールを送るようなコラム風広告をサントリーが出稿することを(※)

この伝統は古く、昔は山口瞳さんが書いていたそうです。今年は4月3日に掲載されて、作家の伊集院静さんが執筆です。
タイトルは「人がまずあるのだ」で、本文では「仕事は君の生き方だ」ってフレーズが気に入りました。

毎年毎年楽しみにしています。以前までは読むと自分が初出勤のときの緊張感を思い出したものですが、
近年はその感慨もなくなり、「今年はどんな新人が来るんだろ」なんてすっかり上司目線で読んでます。

僕は今年社会人16年目。新人が小学校一年生だとしたら、大学四年生です。あと1年で社会人生活のほうが長くなっちゃう。思えば遠くへ来たものだ。


サントリーのWebサイトを調べたのですが、残念ながらこの広告は掲載されていませんでした。
ご興味のある方は、4月3日の朝刊をご覧ください(僕は日経本紙で読みました)。

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こばやし

小林 教至

人生の重大な転機の1つ「転職」。
毎週月曜日は、人材紹介会社でエンジニアの「転職」と向き合っている
キャリアコンサルタントの“つぶやき”をご紹介していきます。
さてさて、本日の“つぶやき”は……

*****

暖かい日も多く、季節はすっかり春ですね。

4月といえば新入社員や社内異動、また中途入社の多い時期でもあり、
新しい仲間が増える季節です。
昨年度は様ざまな業界で新卒/中途採用が活発だったので、皆さんの
会社にも新入社員の方が入社されてきたころではないでしょうか。
新しい職場というのは期待以上に不安が大きいものです。
うまくフォローし合いながら、皆が働きやすい環境にしたいものですね。

年度はじめでSEの皆さんは忙しい季節。実は紹介会社もこの時期、大変なのです。

というのも、皆さんお忙しいので、トラブルや突発的な仕事により転職先
との面接のキャンセルが多くなってしまう時期なのです。
現職中の方ですと、面接開始時間は19~20時に集中しており、当日キャンセルの
電話がないかと毎日ヒヤヒヤしています。
こんなときに転職希望者の人間性が出たりして(笑)。

面接に行くのが難しいと判明した段階ですぐに連絡を頂ける方、
面接開始時間直前に電話されてくる方(面接5分前なんていうことも……)、
何も連絡がなく、面接企業から紹介会社側に確認の連絡が入るなんていう場合
もあります。

企業側は、転職希望者の方が忙しいという事を分かってくれています。
一方の面接官も、忙しい中時間を作ってくれています。
早めに連絡した方が、お互いにとって良いですし、
「自分が入社するかもしれない会社」なのですから、責任を持って対応したい
ですね。なんか説教じみた話になってしまいましたが……。

私もSEだった時代があります。
トラブルの影響を最小限にするには、トラブルが発覚した際にすぐに対応し、
影響の出そうな関係者には早く伝えるのが一番の方法ですよね。
わずか1本の電話ですが、おろそかにせず ご一報をくださいね。

それでは気持ちを新たに今年度も皆さん頑張りましょう!

パソナキャリア 杉目 雅之

*****

土曜日に面接のためだけに休日出勤したのに、
ドタキャンされたときは 悲しかったなー。
しかも、連絡なし。
そしてそして、数ヶ月後にその人が何事もな
かったかのように、再応募してきたのには
ビックリしたなー、もー。

            “生きざま”番長 鈴木麻紀

*本内容は、「週刊JOB@IT」のメールマガジンに掲載された「エージェント ウラ日記」に加筆修正したものです。

鈴木 麻紀

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鈴木麻紀と丸の内ファイブ

鈴木麻紀と丸の内ファイブ

アイティメディアで、スキル/キャリア関連サービスを企画・運営しているチーム。

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Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)


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