こんにちは、生きざま番長 鈴木麻紀です。
先日配信したメルマガ「週刊JOB@IT」の編集後記で、ちょっとした宣言を
してしまいました。番長にとって特別な月-4月の最終日ということで、
今日はその内容に加筆修正したものをエントリーします。
※ そのまま転載しただけでは芸がないので、生きざまSHOW! 用裏話を「オマケ」で追加します。

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*--*-*-*-*-*-*-*-

この4月で、アットマーク・アイティ(現アイティメディア)に入社して2年の
月日がたちました。
異業種・異職種から押し込み強盗のように強引に入社したのがちょうど2年前、。
しかし現実は厳しく、予想外の仕事内容や想像以上のスピード感、慣れない業界
用語や習慣などにキリキリ舞いした挙句、入社2週間であえなくダウン。
“もうダメだ。この転職、失敗だった”と打ちひしがれてしまいました。※1

1日休んで復帰したのですが、出社と同時にまたダウン。※2
なんとか立ち直って席に戻ったら、外出予定にログ解析にと業務がたんまり。
本当は退職もやむなしと決意して出社したのですが、たまった業務をこなすのに
精いっぱいで、辞意を伝えるタイミングを逸してしまいました。
タイミングは逃してしまったし、でもこのままの状態を続けていたら体(もしく
は精神)が壊れてしまう。

どうしよう、どうしよう……。
時間をかけて準備して、自分もいっぱいがんばって、
周囲にもいっぱい応援してもらって、やっと果たしたこの転職(経緯)。
入社早々やめてしまっては、経歴にも傷がつくし(打算)。
強盗を受け入れてくれた会社にも迷惑をかける(恩アダ)。
でも、このままでは自分の命があぶない(オオゲサ?)。※3

るぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる考えて、ワタシが出した結論は
えーい開き直ってしまえー、でありました。
“辞めるつもりで、やれるだけやってみよう”

とりあえず2」という期限を決めて、いつクビになってもいい覚悟で、
やらなきゃいけないこと・やれること・やりたいことに向けて全力で走って
みることにしたのです。※4

そして(自分との)約束の2年がたち、“ワタシはいい転職をした”と思える
ようになりました。反省すべき点は多々ありますが、いろいろなことに
チャレンジさせてもらえた、という満足感があるからです。※5

転職って、やっぱ大変。
想定外のことだらけだし、正直 前の職場が恋しくなったり、こんなハズじゃ
なかった、と思うことは誰にでもあることなんじゃないだろうか。
でね、そんなこんなでくじけそうになったら、ダメもとで開き直ってみるのも
いいかもよ、と開き直り実践者は思うのでありました。

ということで、当初予定の2年は本日より無期延期にしたい、 と番長ここに宣言します。
(会社が雇ってくれれば、ですがね)

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*--*-*-*-*-*-*-*-

☆ オマケ裏話 ☆

1. ダウンのきっかけは、資料作成中に「課題」と打とうと思ったのに
  タイプミスで「からい」と打ってしまったこと。
  「辛い」という文字が表示され、「これって“ツライ”とも読むんだよなー」
  と思ったとたんにあーらららー。
  どうやら、「ツライと思ってはいけない」と自分に暗示をかけていたらしく、
  「ワタシ、ツラインダ」と分かった瞬間に制御が効かなくなったようです。
  深夜の国際フォーラム広場でゲロを放出しながら、メンターにSOS。
  メンターが取るものもとりあえず駆けつけてくれたおかげで、一命を取り留
  めたのでした。

2. 同僚のサエコさんが休憩する場所を作ってくれたのですが、急ごしらえだった
  もので、会議室の長テーブルに荷物を包むプチプチを敷き、イベント用の
  カッパの着ぐるみをかぶせてくれました。その様子の写真をとりたかった
  
のですが、それどころではなかったのが残念です。

3. 勉強もし、実際に立ち会ったこともある、“人が精神のバランスを崩すとき”
  と同じ症状が自分に現れたときには、本当にヤバイと思いました。
  何とか食い止めねば と自己プロファイリングを施したところ、ワタシのココロ
  の奥の奥の奥の方で「ガンバラナキャ」という言葉がトグロを巻いていました
  「ガンバラナクテモ イインダヨ」をインプットし、急場をしのぎました。

4. それから今日まで、平均睡眠時間は1日4時間。欲張り番長のこと故、仕事だけで
  はなく、勉強もしなきゃだし、本も読みたいし、家族もお友達も大切にしたいし
  あれもこれも全部ぜんぶと欲張った結果です。

5. この“生きざまブログ”も、そのひとつです。

鈴木 麻紀

Special

- PR -
コメント
おやびん 2006/04/30 22:39

番長、よく頑張ったね。
会社も、良い意味で変わらなかった。
幸か不幸か、会社の環境が変わり、人が変わり、今の会社に無い何かを目標として見つけてしまう。そんなことが、よく起こるんだよね~。(しみじみ)

生きざま番長 2006/05/01 12:31

がんばったということで言えば、
ワタシよりもワタシの周りの方々です。
特に直属の上司のTKさん。
_
会社も自分も、変わる部分もあれば変わらない部分もある。
その過程で同じ方向を向ければベストだし、
お互いの向く方向が違ってしまったら新たな選択肢を
検討せざるをえなくなる時もあるよね。
あれ? 恋愛のこと書いてたっけ?

DC 2006/05/01 13:05

あらためて、2周年おめでとうござりやす。
いつでもどこでも、番長の時も鈴木麻紀の時も“番長”&“鈴木麻紀”で貫いてるでしょ、だからいつも気持ちいい。だからいろんな人の応援が集まってくるのかな。これからも番長道・鈴木麻紀道まっしぐら! 応援してます。(もーすこし、たくせん眠れるとより幸せだね)。

生きざま番長 2006/05/01 21:12

DCさん、ありがとうございます。
「この人は言ってもきかないから」
「この人は宇宙人だから」
「この人は野良猫だから」
とボヤキつつ番長道をまい進させてくれた会社に、周りのみなさんに、知人友人に、ホントに感謝の2周年です。
あとは、たくさん眠れたらホントしあわせなんだけどねー。


コメントを投稿する
メールアドレス(必須):
URL:
コメント:
トラックバック

http://app.blogs.itmedia.co.jp/t/trackback/77444/2971505

トラックバック・ポリシー


» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP


プロフィール

鈴木麻紀と丸の内ファイブ

鈴木麻紀と丸の内ファイブ

アイティメディアで、スキル/キャリア関連サービスを企画・運営しているチーム。

詳しいプロフィール

カレンダー
2012年6月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ikizama
カテゴリー

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


Special

- PR -
最近のトラックバック
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ