人生の重大な転機の1つ「転職」。
毎週月曜日は、人材紹介会社でエンジニアの「転職」と向き合っている
キャリアコンサルタントの“つぶやき”をご紹介していきます。
さてさて、本日の“つぶやき”は……
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ここ数年、求人情報サイトに登録すると職務経歴部分だけが求人企業に公開され、
求人企業から直接「弊社を受けに来ませんか」とスカウトメールが届く、
デジタルスカウトサービスが広まっています。
ITエンジニアのキャリアコンサルティングである私が、企業担当と人事担当者の
もとへ訪問した際に起こる、デジタルスカウトとは対照的なアナログスカウトの
現場の一幕をご紹介します。
人事担当者とお話しする中で
「○○という職種は業務が専門的過ぎるのか、求人情報サイトでは該当者が
いなくて困っているのです。よい方を紹介いただけませんか」
と依頼されることがあります。
そのようなとき、私は自分の頭の中のデータベース検索を行い始めます。
「××さんは△△経験があったな。こんな仕事をやりたいといってたな……」
「□□さんも△△経験があったぞ、今後の方向性も合いそうだ」
相手の顔が見えないデジタルな検索とは対極のアナログな検索。
とはいえご本人の要望を細やかに照合できるため確度は高いはずです。
そして検索を始めてから20秒後。
「私の担当している方で、ご希望に合いそうな方がいますね」
人事担当者は喜び、ぜひご紹介をとせがんできます。
ここからがコンサルタントの腕の見せどころの1つです。
「ですが、お伺いしている条件を一部満たしていないところがあったと思います。
それでも大丈夫でしょうか。これからお声掛けし、せっかく応募まで至っても、
書類選考落ちになどということになっては……」
「青木さんが大丈夫とご判断いただいた応募者の方であれば、必ず面接させて
いただきますよ」
こうしたやりとりの中で企業人事側に譲歩していただけることがあるのは、
アナログスカウトならではです。ナノテクの時代でも伝統工芸職人の経験と勘が
廃れないように、Web/デジタル全盛時代でもアナログスカウトの存在意義は
なくなりません。
いますぐの転職は考えていない、けれど良い話があったら積極的に聞いてみたい
という方、一度私とお話ししてみませんか。
あなたが忘れたころ、アナログスカウトの連絡させていただきますよ。
キャリアコンサルタント 山本 直治
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以前勤めていた会社にも「makimakix.x」というデータベースがありました。
顧客にもお馴染みのシステムで、打ち合わせ中に
「鈴木さん、ちょっと makimaki で検索してみてくれる?」
と聞かれることがたびたびありました。
当時は、エンジニアの情報でいっぱいだったこのデータベース、
最近データを整理して美味しいもの専門DBに変わったようです。
makimakix.x こと、生きざま番長 鈴木麻紀
*本内容は、「週刊JOB@IT」のメールマガジンに掲載された「エージェント ウラ日記」に加筆修正したものです。
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