クラウド・エコシステム(46)スマートフォンの普及により多様化するエコシステム
スマートフォンとクラウド普及により、エコシステムも多様化しています。「情報通信白書2012」のスマートフォン・エコノミーの章では、この多様化するエコシステムについて、まとめがされています。
インターネットがもたらした従来のエコシステム
「情報通信白書2012」では、インターネットがもたらしたエコシステムは、パソコン・インターネットの「レイヤー完全分離」と、従来型携帯インターネットの「キャリア主導型垂直統合」、2 つの「エコシステム」の並立状況となっていると指摘しています。
エコシステムはキャリア主導型からプラットフォーム事業者主導へ
2000年代前後の2Gの世代は、キャリア主導型垂直統合のエコシステムが中心となっていました。その後、3G携帯とiモード等の普及などにより、キャリア主導のエコシステムは続きました。一方、海外では、Nokia を中心としたベンダー主導型水平分業エコシステムが形成されました。そして、スマートフォンの登場により、アップルやグーグルなどのプラットフォームやモバイルOSをグローバルで提供する事業者が主導するエコシステムへとシフトしつつあります。
スマートフォン市場における多様なエコシステム形成の動向
スマートフォンの普及により、アップルやグーグルなどのネット系事業者が主導するエコシステム、メーカーが主導するエコシステム、そしてNTTドコモなどのキャリアが主導するシステムなど多様化しています。エコシステムの勢いを示すのが、モバイルOSのシェアです。また、本資料では確認できませんが、アプリストアのアプリ数も大きな差別化要因となっています。
※クラウド・エコシステムに関するブログ
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