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【図解】コレ1枚でわかるDX人材の育成

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DXの目的は「X=変革」です。しかし、「デジタルツールの導入(手段)」が目的化し、本質的な変革が置き去りにされる「目的なき手段の導入」が行われている現場もあるようです。

経営者もDX推進組織も、ツールの導入状況を見て「頑張っている」と評価してしまい、本来の「会社を作り変える」という目的に向かっていないケースが散見されます。「変革」とは、まず時代遅れになった習慣や業務を洗い出して「辞める」ことから始まります。そのためDX人材(特にDX推進を担うリーダー)には、現場の抵抗を乗り越え、古い常識を捨てさせる強力な「リーダーシップ」と、事業課題を俯瞰して定義する「ビジネス視点」が不可欠です。単なるITツールの操作スキルだけでは、変革を牽引することはできません。

「DX研修を重ねても変革が一向に進まない」という現場の声を耳にすることがあります。その最大の理由は、ツールの使い方といった「手段」の習得ばかりに偏り、何のために変革するのかという「目的」を理解させ、それを自分事として自らの行動へとつなげるための研修が欠如しているからです。こうした現状を打破し、DXの実践を支える人材を育成するためには、目的と手段を明確に分けた2つの柱で取り組む必要があります。それが「土台づくり」と「建物づくり」です。

  1. 土台づくり(目的の理解を浸透させ、行動につなげるDX研修)

変革の基盤となるマインドセットとリーダーシップを醸成する研修です。テクノロジーの発展と社会環境の変化を客観的に認識し、「なぜ変革が必要なのか」という危機感を自分事として捉え(内面化)、自分たちの「あるべき姿」を明確にします。また、もはや現実にそぐわない仕組みや習慣を「辞めること」が大切です。「新しいこと」を始めることばかりに目が行きがちですが、「辞めること」も同時に進めなければ、仕事は複雑化し、手間も増えてしまうからです。その上で、自社の強みを活かした新たなビジネスモデルや戦略を描き、自らの行動計画へと落とし込む力を養います。この土台がなければ、いかに高度なデジタルスキルがあっても、変革に向かうベクトルが定まりません。

  1. 建物づくり(手段を使いこなすデジタルリテラシー・リスキリング研修)

明確になった目的(土台)の上に、変革を実行するための具体的なスキル(建物)を構築します。客観的に状況を把握するための「データサイエンス」や「経営分析」、固定概念にとらわれず課題を抽出する「デザイン思考」、そして実務に直結するクラウドサービスやRPA、AIなどの「各種ツールの実践的使用法」を学びます。また、事業構造の転換に伴う新たな職務に就くための「リスキリング研修」もここに含まれます。

「土台づくり」と「建物づくり」は一体です。しかし、建物を建てるための手段ばかりに時間とお金をかけている企業が少なくありません。目的という強固な土台がなければ、その上に建つ建物はすぐに崩れてしまうか、そもそも建つことすらありません。現状の業務をそのままに効率化する「改善」には貢献しても、デジタル前提の社会に適応するために会社を作り変える「変革」には至らないのです。

DX人材の育成とは、単にデジタルに詳しい人を増やすことではありません。「頑張らなくても、当たり前にデジタル前提で考え、行動する企業風土」を定着させるために、ビジネス視点で課題を捉え、デジタルを活用して戦略を描き、実践を主導できる人材を育てることです。手段の目的化に陥らないよう、常に「何のためのDXか」を意識した育成プログラムの構築が求められています。

参考 > 【図解】コレ1枚でわかるDX

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今、「AIをどう使うか」という段階は終わり、「AIと共にどう変わるか」が問われる時代へと、世の中は大きく変わりつつあります。変化はAIだけではありません。ITの潮流もまた、「レガシーIT」から「モダンIT」へと構造的な転換期を迎えています。

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そのような不幸なミスマッチを少しでも減らしたい!この研修は、そんな想いから始まりました。

今年で10年目を迎えますが、これまでの経験を土台に、変化の速いIT常識の全体像を、基礎・基本やビジネスとの関連性とともに分かりやすく紐解きます。さらに、ITプロフェッショナルとしてどう役割を果たし、どう学び続けるべきか、AI時代に即した「すぐに使える実践ノウハウ」も解説します。

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ITプロフェッショナルとして抑えておくべき、ITの基礎と基本、最新の常識をビジネスと関連付けて学びます。また、ITに関わる仕事の楽しさ、やり甲斐を知り、AI前提の時代に、自分のキャリアをどのように伸ばせばいいのかを考えます。

新入社員のための1日研修 「IT営業のプロセスと実践スキル」

IT営業の役割や仕事の進め方を学び、磨くべきスキルを考えます。また、AIを武器に、先輩にも負けない営業力を磨く方法についても解説します。

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