« 2005年9月

2005年10月の投稿

2005年11月 »

人生の重大な転機の1つ「転職」。
毎週月曜日は、人材紹介会社でエンジニアの「転職」と向き合っている
人材コンサルタント“つぶやき”をご紹介していきます。
さてさて、本日の“つぶやき”は……

*****

本日は、面接で大概聞かれることについてご説明したいと思います。
それは “自己紹介”と“自己PR”の違い です。
エッ!? 一緒じゃないかって??

いやいや、それが違うんです。
では、“自己紹介”ってそもそも何なのでしょう?
“自己紹介”は、自分をよりよく知ってもらうために情報をできる限り
多く伝えるものです。だから趣味をいったっていいし、出身地だっていえばいい。

でも“自己PR”は自分を売り込むんだからそれではダメ!
仕事でのウリ、人間としてのウリをそれぞれをまとめていうモノなんです。
さらに重要なことは、PRだが長すぎてはいけない。

だからこそ、“自己PR”ではただPRポイントを並べるような話し方は禁物です。
個条書きのように「まずPRポイントはいくつあるのか?」
そしてその後に「なぜ、それがPRポイントなのか」を話していくのです。

つまり“自己紹介”と“自己PR”の違いは、
「どのようにできるだけ多くの情報を伝えるか」
「ウリとなる部分を抜粋してまとめて説明するか」の違いです。
ここに気を付ければ、きっと面接に生きると思いますよ。
試しにやってみてください。

ワークポート 岩佐 猛

*****

おぉぉっっつ!
これは「目からウロコ」なアドバイス。
さすが、転職のプロは目の付け所が違います。

この上手な自己PRの方法、転職の面接以外にも生活の様々な場面で使えそうですね。
例えば合コンとか、ナンパとか(すぐにソッチに応用したがるな、ワタシ)。

“生きざま”ガイド 鈴木麻紀

*本内容は、「週刊JOB@IT」のメールマガジンに掲載された「エージェント ウラ日記」に加筆修正したものです。

鈴木 麻紀

ワタシが担当している@ITジョブエージェントには「転職アドバイスメール」
というコーナーがあり、転職に関するエンジニアのお悩みに、さまざまな
ジャンルのアドバイザーがお答えしています。

先日、とある女性エンジニアから
「育児と仕事を両立させたいのだけれど、育児中は閑職に異動させられそう」
という相談がありました。
この相談を受けて、正直“困ったなぁ”と思ってしまいました。というのも
このお題、ワタシがお答えするとどうしても感情的になってしまうからなのです。
いままで、育児・家庭生活と仕事を両立している方は何人も見てきていますし、
能力と意欲のある方には出産後もどんどん活躍して欲しいと思ってます。
でも、その思いとは裏腹に、現実では苦い思い出もあるのです。

例えば、
お子さんが病気になって同僚が早退、その同僚の仕事を引き受けてワタシは深夜残業
なんて場合です。
病気なんだから仕方がないと頭では分かっているのですが、たび重なると
「他人の子供のために、なんでワタシが残業しなきゃいけないの、キーッ!」
となっちゃう。
だってね、お子さんが病気になると保育園に迎えにいったり看病したりするのは、
いつも母親であるワタシの同僚。
父親は早退したり休んだりすることはなく、普通に仕事をしているのです。
父親の方が他人よりも子供に対する責任が多いと思うのに、
その父親は子供が病気になっても(仕事上は)影響なし、
その代わり母親の周囲の人間の負担が増える、これってオカシクナイ?
そして翌朝同僚が出社して、ゴメンでもアリガトウでもなく、何事もなかったか
のようにオシャベリに興じている姿を見てガックリしたことが何度もあるのです。

このようなことが重なって育児と仕事が両立することができなくなり、
退社していった女性も何人も見てきました。
ツラツラと思い返してみると、彼女たちが育児と仕事を両立しきれなかった原因は、
主に下記の3つに集約できそうです。

1. 本人の意識の問題
育児中なのだから周囲が協力してくれて当たり前、と思ってしまったこと。

みんな育児が大変なことは分かっていますので、できる限りの協力をしたい
とは思っています。でもそれは「好意」であって「当然」のことではないのです。
勤務時間中は集中して働くとか、退社後も緊急時には電話やメールで連絡が取れる
ようにするなど、できるだけ周囲の協力を得ないでも業務を遂行できるように本人
も努力することが必要だし、その姿勢が見えれば周囲も多少の無理は聞いてくれる
ようになるハズ。

2. 家庭の問題
夫婦間の家事や育児の分担が偏っていて、その偏りが分担が多い方の会社の同僚に
まで及んでしまったいること。

父親や双方のご両親など子供の関係者みんなで育児を分担していけば、母親個人の
負担が減って、仕事との両立がしやすくなるハズ。

3. 会社の体制の問題
育児中の社員の業務量(not時間)の軽減や不在時のバックアップ体制などを、
本人にも外部にも明確にしなかったこと。

一般に、育児中の社員には勤務時間短縮+残業無しの措置がとられるのですが、
業務範囲や分量が契約書などで明確に軽減されていないことが多く、
時間が少ないにもかかわらず業務量が変わらない、という現象がおきがちです。
形式的に時間を減らすだけではなく、仕事の分量や責任範囲も時間に応じて軽減し、
その減らした分のバックアップ体制を明確にして 本人/社内/社外 にオープン
にする。そうすれば、本人も周囲も無理をしないで協力しあえるハズ。

うむ、だんだんスッキリしてきたじょ。
育児と仕事の両立は、母親1人の問題ではなくて、本人、家庭、会社の同僚や顧客、
みんなみんなの理解と協力と努力があって初めてなりたつ
ものなのだな。

このお題、ずっと気になっていたことなので、もう少し続けたいと思います。
皆さんのご意見も聞きたいデス。

鈴木 麻紀

051026_203800皆さんは「点取占い」を知ってるだろうか?駄菓子屋で100円程度で
売っている玩具の1つである。点取占いは、マニアの間でではかなり
昔から話題になっており、1パックにおみくじのようなものが約15枚
程入ってる。1つ1つあけてみると、それにはなんともシュールな言
葉が書かれているのだ。

たとえば、『君は大臣の卵だ 10点』と昭和を感じさせるイラスト付
きで書いてある。そうかと思うと、『君はかんしゃくもちだ 3点』と
普段使わない言葉を教えてくれる。「わたしはあれがたべたい 6点」
とか『ふくれてものも言わないから困るね』など、これは占いですか?
と聞きたくなるようなものもある。

「点取占い」は果たして占いなのだろうか?書かれている言葉にはいくつかの方向性があり、
あなたは○○になれるといった願望のようなものや、単なる感想だったり、問いかけだった
り、さまざまなパターンで私たちに「点取占い」の真髄を見せつけてくれるのだ。そして点
数と言葉の関係性がほとんどない。さらに、こんなもの子供が買っても果たしてうれしいの
か?点取占いの謎は深まるばかりである。

約15年前、「点取占い」にハマった私は、これまで100セットくらいは購入しているが、占い
のコピーを作り続けているであろうコピーライターのクリエイティビティには脱帽である。
基本的に子供をターゲットにしているはずなのに、むしろお金を持っている大人の心をわし
づかみ、大人買いをするお客のニーズが手に取るようにわかってるのだろう。

私は仕事柄、アイティメディアのサービス(@IT資格攻略ITトレメなど)を読者の皆さんに
知っていただくため、サービス紹介のクリエイティブを苦悩しながら作っているので、「点取
占い」の自由な発想にあこがれる。見習いたい、あやかりたい(笑)。

私は「点取占い」のコピーライターの方に鋭意を表して「点取さま」と勝手に呼んでいる。
点取さまは、いまどこで何をされているのだろう。もしできることなら、弟子にしてもらって、
クリエイティブの真髄をお聞きしたい。きっと斬新なアイデアが湧き出してくるだろう。
今後の私の進むべき道は、そこにあるのかもしれない。

小島 貴香子

人生の重大な転機の1つ「転職」。
毎週月曜日は、人材紹介会社でエンジニアの「転職」と向き合っている
人材コンサルタント“つぶやき”をご紹介していきます。
さてさて、本日の“つぶやき”は……

*****

親戚の結婚式に出席するべく、高校時代の友人が上京してきました。
久しぶりに会ったので「懐かし話」でもするのかと思いきや、転職相談と相成り……

将来の夢や、キャリアプラン、現在の会社の問題点などなど、旧友らしく本音で語り
合い、「さすがキャリアコンサルタントだなあ」とのお褒めの言葉をいただける話が
できたのですが……

急にだめになってしまったんです。
年収の話になったら。

いつもなら、現在の年収と希望年収や、世間水準との比較、会社からの評価など気軽
に聞けるのですが……。聞けないですね、友達だと逆に。

どうやら世間水準よりかなり安いようで、向こうは気にしている様子ありあり。
年収面が転職を考える大きなきっかけとなっているにもかかわらず、はっきりとは金
額をいってくれず。そうなるとこっちはますます聞きづらくなり……
いままでの本音トークはどこへやら。

 教訓:キャリア相談は他人であるからこそ
    本音トークができる。だからわれわ
    れに存在意義があるのだ!

アデコ 山内 宗和

*****

ワタシも、キャリアカウンセリングの資格を持ち、
かつJOB@IT@IT自分戦略研究所にかかわる仕事をしていることもあって、
正式なクライアント以外にも、友人・知人、そのまた知り合い、などから
キャリアに関する相談を受けることがあります。

やっぱり、身近な人の相談は難しいです。
状況が分かっているだけに、ワタシの感情が入ってしまいそうになったり、
ワタシも知っている(と思い込んでいる)ことがらが多いためにヒアリング
が表面的だったり、偏ったものになりがちだったり。

あえて「他人」を選ぶ、その方がうまくいく時もあるのですね。

                                                                “生きざま”ガイド 鈴木麻紀

*本内容は、「週刊JOB@IT」のメールマガジンに掲載された「エージェント ウラ日記」に加筆修正したものです。

鈴木 麻紀

ある日突然ナゾの組織に呼び出され、
「今 地球は存亡の危機にさらされている。
 この危機から地球を救えるのは、地球にただ1人。
 ○×△の遺伝子を持つ選ばれし勇者だけ、それがオマエなのだ。
 さあ、今日から地球を守りなさい」
とイキナリ宣言されます。
「いやいや、めっそうもございません。
 地球の危機を救うなんて、ワタシにはおこがましい(というか、荷が重い)
 ので勘弁してください」
と固辞するのですが、何でもDNAだかなんだかの関係で、
ワタシが正義の味方になるのは生まれる前から決まっていた事実。
オマエしか地球を守れないのだ、とほとんど脅しのように説得され、
「しょうがない、まずは体力作りからだ」と思い、ジョギングを始める……

こんにちは。
特捜ヒーロー大好き野郎、鈴木麻紀です
冒頭のエピソードは、ある日ワタシが見た夢のおハナシです。
ワタシはこれまで、正義の味方というのはこの夢のようにあらかじめなることが
運命で決まっていて、本人が望む望まないにかかわらず有無を言わさず決まるもの、
と思っていました。

ところが、今放映中の「仮面ライダー響鬼」は、どうも違うらしいのです。
このシリーズの設定では、正義の味方を“鬼”と言い、“鬼”は日本に代々伝わる
伝統的な職業らしい。
「うちは代々“鬼”の家系で~」というような世襲制のような面もあるけれど、
“鬼”の基本は志願制で、志願するものは先輩の“鬼”に弟子入りし、厳しい修行
の末、正式な“鬼”としてデビューします。
この設定のすごいところは、“鬼”を職業とみなしているところ。

“鬼”になることを親に反対されて断念した青年がいたり、“鬼”になるとはなん
ぞや、という「“鬼”として生きることのアイデンティティ」が重要なテーマです。
そうそう、先週までは“鬼”の仕事とプライベート(恋愛)との両立にみんなして
苦しんでいました。

メールマガジン「@IT通信」のコラムでも書いたことがあるのですが、
ワタシ、正義の味方の雇用形態や給与については、常々気になっていました。
正義の味方の皆さんは悪を倒すことで何らかの報酬を得ているのか、
それとも完全なボランティアなのか。

もし何らかの報酬を貰っている場合は、何をベースにその額が決まるのだろうか?
生活の心配をせずに戦いに専念してもらうために固定給
いやいや、それでは「何人倒したって一緒じゃーん」ということになってサボル奴
とか出るかもしれないし、なによりモチベーションが維持できなくなるかもしれない。
では、期初に「何人悪者を倒す」という目標を立てて、その達成度合いによって翌年
の給与が決まる成果報酬形式
「1人倒すたびに●●円」的な完全歩合制
どういう形式にすれば正義の味方の皆さんに気持ちよく働いていただけるのか、
考えると夜も眠れません。

うーむ、お給料のことを気にしているようでは、ワタシはまだまだ立派な正義の味方
にはなれそうもありませんね。
立派な“仮面ライダー魔鬼”になるべく、まずは今の仕事に精一杯向き合ってみたい
と思います。

鈴木 麻紀

10月2日に日本女子オープンを見に行きました。女子プロゴルフです。

宮里藍、横峰さくらなどの若手の台頭で最近は女子ゴルフが大人気ですが、その人気にあやかって、という訳ではないですが、初めてプロのゴルフの試合を生で観戦。

はじめに驚いたのは、「あなたゴルフに興味あるの?」という男子が多いこと。デイバックを背負って、1人のプレーヤーを追いかけている。彼らの目的は「みんなのゴルフ」のTVCFに出演した選手でした。恐るべき追っかけ根性。

ゴルフに興味がなくても、“アイドル”を見るためにはゴルフ場にも現れる。

swing1 突然ですが写真は私。まあまあのスイング。自己採点で80点。



そんなデイバックの背中にも負けず、真剣にゴルフを観戦しての感動は

宮里藍。オーラが違う!

20歳で1億円稼ぐ人間はどんな目をしているのか間近で見てみようと宮里藍と1メートルの距離まで接近。

驚くほど小さい。テレビで見るイメージよりも細身の体。真っ白な白目。黒目はくっきり。

33歳のサラリーマンのくすんだ目とは大違い。

自称張り切りサラリーマンもこの目には勝てないと脱帽。

一瞬私と目があったが、私があんまり体を乗り出したので驚いたのでしょう。

プロの一流選手の話を聞くと、一様にとてもストイックな生活をしているようですね。特に食生活には気を使うそうです。年間獲得賞金が1億を超える女の子もストイックな生活をしているのだから私はなにを我慢すればゴルフがうまくなるだろう?

物欲か

柳澤 浩嗣

人生の重大な転機の1つ「転職」。
毎週月曜日は、人材紹介会社でエンジニアの「転職」と向き合っている
人材コンサルタント“つぶやき”をご紹介していきます。
さてさて、本日の“つぶやき”は……

*****

最近「英語力を生かして働ける環境はないかな~?」というエンジニアの方に
よくお会いします。
日常生活でも、コミコミの終電の中で体を斜めにしながらTOEICの参考書を
読んでいる方を見かけたり。
そんなときは、心の中で「頑張ってくださ~い!」と声援を送ってしまいます。

でも実際のところ、企業が求める英会話のレベルって意外と一般には知られて
いないようです。
というか、英語が必要とされる背景って何だろう??
ということで、英語力を求められる求人例をいくつか挙げてみました。
あくまでSE向けで。

◇外資系ソフトウェアベンダの日本法人(マイクロソフト、SAP、オラクルなど)
◇海外顧客向けのSIer(アクセンチュア、アビームコンサルティングなど)
◇海外拠点を持ったユーザー企業の社内SE(メーカー、銀行、証券会社など)

そして、英語力を条件にしている求人=すぐに英語が使える人を求めること。
だったりします。少なくともTOEIC600点は必須条件だったり。現実はキビシイ。

ただでさえ残業続きでお疲れだろうに、終電で参考書を読んでいた方には、
ホント頭が下がりました。
思わずその場でスカウトしてしまいたくなってしまうくらい……。

テクノブレーン 服部 泰三

*****

英語といえば、週末に「小泉チルドレン3人娘」が外国人記者クラブで会見を行いましたね。
英語でのスピーチでしたが、3人とも堂々とご自分の意見をおっしゃられていて、
頼もしく感じました。

日本の政治家は英語に弱いと思われがちでしたが、今回の選挙で既存の
政治家グループではないところから人材を登用したことによって、
こうしたパワフルな経歴と能力を持った方々が政治の世界に参入されました。
新しい血が入ることで、政治の世界が活性化するのを期待しています。

そういえば、服部さんのお名前は泰三(タイゾー)さん。
タイゾーさんは、とってもマジメで勉強熱心な方。
日々、優秀な方を探して情報収集しています。
いつか、あなたをスカウトしにくるかもしれませんよ。

                             “生きざま”ガイド 鈴木麻紀

*本内容は、「週刊JOB@IT」のメールマガジンに掲載された「エージェント ウラ日記」に加筆修正したものです。

鈴木 麻紀

ある夜、なじみのバーに立ち寄ると、マスターに向かって
見知らぬおじさんが何か懸命に嘆いていました。

他のお客さんがいなかったこともあり、どれどれと横に座って一緒に話を
聞くと、なんでもそのおじさん、お見合いに失敗したというのです。
知り合いに女性を紹介してもらい、ふたりで食事に行ったのですが、緊張
して空のお財布を持ってきてしまって、彼女にお金を借りるはめになったと。
すぐに銀行でお金を下ろして返したのですが、それが元で彼女を怒らせて
しまって、翌日お断りの連絡が来た、と言うのです。

おじさんが断られたのは、お財布を忘れたことが原因じゃなくて、体全体
からただよう“オレはダメだ”オーラのせいじゃないかなぁ、と思いつつ
さらにつっこんで聞いてみると、

どうやらおじさん、会社でツライ目に会っているらしい。
メーカーのハード系エンジニアとして、誇りを持って仕事をしてきたのに、
業績悪化のあおりで肩たたきをくらい、今は毎日倉庫番をしているのだとか。
おじさんは信じていたものに裏切られて気持ちは自暴自棄。
でも、フィジカルにうぉーっ!と暴れて抵抗することは躊躇してしまい、
我慢にがまんを重ねてきていたのです。
それが彼の“オレはダメだ”オーラの原因でした。

ワタシもキャリアカウンセラーの端くれ。
このおじさんを救わなければオンナがすたる!
ということで、アルコールのサーブをストップしてもらい、
本腰を入れてカウンセリングすることにしました。

一通り話を聞いたあと、彼の本当の気持ちを自分で見付けてもらうために、
カードゲームをすることにしました。
「物欲がある方だ」「困難が伴う仕事が好きだ」
などのメッセージが書いてある50枚のカードを何回かの工程に分けて
取捨選択し、自分が一番大切にしているものを見付けていくゲームです。

おじさんは最初はオモシロ半分にカードを選んでいたのですが、選択を繰り返し
枚数が少なくなってくると、だんだん顔が真剣になってきました。
そして、最後に彼が選んだカードに書いてあったのは、

「自分は新たな挑戦を探している」

彼はそのカードをジッと見つめ、その後おもむろに手帳を取り出し、
その言葉を丁寧に書き写して、帰っていったのでした。

それから彼がそのバーにあらわれることはなく、
「あのおじさん、どうしたかにゃー」とたまに思い出しつつも
そんなことがあったことさえ忘れていた数カ月後のある日、
マスターから携帯に連絡が入りました。

「まきちゃん! あのときのおじさんが来たよ。転職したんだって。
 すごく明るい表情で楽しそうに飲んでったよ。
 しかもね、すごくキレイな女の人を連れてきたんだよ。
 おじさん、自信にあふれてて格好よかった」

あのときの1枚のカードが、もしかしたらおじさんの勇気の
キッカケぐらいになってたらウレシイなぁ。
と、おじさんの幸せそうな今の姿に、ワタシたちもほんわかした
気持ちになったのでした。

おじさんが、新しい仕事と新しい彼女と幸せになりますように。

P.S.
おじさんオジサンってうるさい?
確か40代半ばだったと思います。

鈴木 麻紀

suzuki40-40  “ボクらの生きざまSHOW!”スタートから丁度1ヶ月。
千葉クン以外はブログ初心者だったわけですけど、
初ブログ体験はいかがでしたか?

kojima こういう仕事をしているのにも関わらず、自ら情報発信を
するのが苦手な私は、ブログなんて正直しんどいと思ったわけ。
でもね、文章を書くのは好きなので、面白いとか面白くないとか
気にせず、自由に書けばいいじゃんって思ってね。

osugi5054 小島さんと同感!私はこれでもかってぐらい喋り倒すくせに文章に
するのが苦手だな。でもあんまり気負わず書けば良いんだよね。
知人が見たようで、口頭だったけどマチュピチュとか屋久島情報を
教えて貰っちゃった。柳澤さんはどう?

yana 私、実はブログをやってました。
ブログってどんなものかわからなくて、自分でやってみれば理解
できるかなと思ってはじめたのが去年の12月だったかな。
3日坊主なので今ではまったく更新をしていないです。
小林さんもブログってよくわからないって言ってましたが、
やってみてなにか発見はありました?

kobayashi 知り合いのBlogのコメントで“オジサンの日記みないなBlogなんて読みた
くない”ってのがありまして。“ええっ、Blogって、そういうもんじゃないの”
と当惑しつつ、“やっぱガラスの神経のオレにBlogなんてできん”と思ってた。
それなのに今回やる羽目になりいい迷惑だわい(笑)。しかし普段の商売では言
いたくても言わないようなことを言える場っていいなと思うようになった。それ
に共感してくれる人もいるだろうし、嫌悪感を持たれる人もいるでしょう。だけ
どいいの、商売でやってるんじゃないから、って割り切れるのって心地いい。ま
あマスターベーションなんだろうけど、表現の自由ってそんなものかも。大学で
社会学を専攻していた千葉くんはどう思う?

chiba この流れで社会学とか振られても困るんですが……。
blogに限らず、発信された情報をどう判断、解釈するかは受け手に委ねられると
思っているので、第1はその時々の自分たちであったり、自分たちの頭の中で
咀嚼したものをログとして残しておく。それでいいんじゃないかと思います。
それを検索サイトやALTブログ全体のRSSからたまたま見に来た人が、
「ふーん」とか「へぇ」とかなんかリアクションがあればなお良しといったところ
でしょうか。
『ALTブログがそういう場か?』という疑問はありますが、それはそれ、これはこれとして
ログを積み重ねていくことが大事なんじゃないかと思います。

suzuki40-40 ふひー。なんかアカデミックなご意見に落ちつきました。
まとめると……
ブログに関しての予備知識や利用度はそれぞれだけど、自分たちがいま思ってい
ることの軌跡を気負いなく残していこうかって感じ?
どうやら、首謀者のワタシが一番深く考えずにいたみたい。
なんだか良くわかんないけどやってみよう!っていう いつものスタンス。
ちなみに大学の専攻は社会心理学。

ということで、これからも“ボクらの生きざまSHOW!”をヨロシク!

鈴木 麻紀

転職サーチ派遣サーチを担当している千葉と申します。
丸の内ファイブ登場のトリを勤めさせていただきます。
立ち位置的には黄色のポジションではないかと自分では思っています。
カレーは大好きです。

82年生まれの社会人なりたてですが、未熟なりに人材ビジネスや
オンラインのサービスについて、思いを巡らす毎日を過ごしています。

自己紹介だけで終わってしまうのも寂しいので、最近出会った話を1つ。

先日、よく行く飲み屋さんでカウンターの隣に座ったお客さん(仮にAさん)
と話していました。
Aさんは顔なじみで、僕より大分年上で社会人経験も豊富な方です。
ちょっとした悩み事なんかを相談させてもらうことが良くあります。
今回は「気だるい午後を解消するには」というテーマ(?)で話をしていました。

社会人経験もあっという間に半年を過ぎ、毎日の生活に順応すると、
少しの気の緩みから午後の業務がだらけてしまうことがまれにあります。
頻繁に顔や手を洗いに行ったりしますがなかなかシャッキリとしません。
挙句の果てには強烈な睡魔に襲われて気がつくと、自分の頭の中では作業が
進んでいるはずなのに、ディスプレイのテキストエディタには意味不明の
文字の羅列が……。

「何か『これは!』という解決方法がありますか?」
と尋ねると、Aさんは間髪いれずに
「昼寝でもしたらいいんだよ。本当に寝なくても良くて、
10分くらい眼を瞑ってるだけでOK」
そう答えを返してきました。確かにそういう話はよく聞く。
少し前にもこんな記事が出ていたことを思い出しました。

ただ、高校で行われた実験は、「学校側から寝なさいといわれて、
素直に寝る生徒なんだし、もともと成績が良い。または、
成績が伸びる素養があったのだろう」と若干、眉唾物だと捉えていました。

しかし、「意外と午後は快適に過ごせるよ」というAさんの言葉を信じ、
まずはやってみるの精神で早速試してみることに。

昼食をとった後、じっと眼を瞑ります……。

本当に昼寝の効果があったのか、はたまたプラシーボ効果なのか。
すっきりした顔で席に戻った僕に待っていたのは、

「千葉くん、ミーティング、君待ち」

自分の忘れっぽさに絶望しそうになりました。

千葉 大輔

人生の重大な転機の1つ「転職」。
毎週月曜日は、人材紹介会社でエンジニアの「転職」と向き合っている
人材コンサルタント“つぶやき”をご紹介していきます。
さてさて、本日の“つぶやき”は……

*****

最近は暑いですね! 私たち人材コンサルタントは、外出することが結構多いので、
暑い・寒い・雨降り……など天候や気温などが非常に気になります。こう暑いとやっ
ぱりビールがうまいので、転職希望者との面談の後は、ついつい飲んでしまうことも
しばしば。注:本コラムは8月にメールマガジンに掲載されたものです

先日は、次の日の面談のアポイントが宇都宮だったのに一晩中飲んでしまい、そのま
ま宇都宮直行ということがありました。正直つらくて、“もう若くないなぁ~”と実
感いたしました。

しかし宇都宮は遠い! (栃木県の方すみません)さすがに帰りは新幹線(自腹)を
使ってしまいました。でも、さすが餃子の町! 遠かったけれども、面談後の餃子と
ビールは最高でした。

ukon その土地の食べ物やカルチャーなどを体感できるので、たまには遠出のアポイントも
良いものです。今後は遠方の転職希望者との面談時には、良いお店などを教えてもら
おうと思っています。皆さん、その際はよろしくお願いいたしますね。ウコンを常時
携帯して、面談も面談後も頑張ります。

転職やキャリアパスのプランニングなどとはまったく無縁なお話でしたが、ちゃんと
転職希望の皆さんのサポートをしております。安心して、お気軽にお声をお掛けくだ
さい。

工藤 泰之

*****

面談のために、宇都宮まで!
人材コンサルタントの仕事も大変ですにゃあ。

ちなみに、工藤さんは ちょっと「ヨン様」に似ています。
ヨン様(のそっくりさん)が、あなたのキャリア相談にのるために
遠路はるばるやってきてくれる。
韓流スター好きには たまらない話です。

しかも、相談は無料。
そんな美味しい話があるはずない、何かウラがあるのでは、と
お思いの貴兄は、人材紹介会社のビジネスモデルを知る という記事ををご覧くださいな。
人材紹介ビジネスの基本構造が分かりますですよ。

                                  “生きざま”ガイド 鈴木麻紀

*本内容は、「週刊JOB@IT」のメールマガジンに掲載された「エージェント ウラ日記」に加筆修正したものです。

鈴木 麻紀

« 2005年9月

2005年10月の投稿

2005年11月 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP


プロフィール

鈴木麻紀と丸の内ファイブ

鈴木麻紀と丸の内ファイブ

アイティメディアで、スキル/キャリア関連サービスを企画・運営しているチーム。

詳しいプロフィール

カレンダー
2012年6月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ikizama
カテゴリー

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


Special

- PR -
最近のトラックバック
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ