IT関係者のためのChatGPTを活用した株式投資 【NISA成長投資枠】
2024年にスタートした新NISA は、「つみたて投資枠」年間120万円と「成長投資枠」年間240万円の、合計360万円の非課税投資枠がある制度です。「将来のための資産形成」を支援するために政府が用意した制度であり、簡単に言うと「自分用に年金を作っていく」仕組みと言ってもいいでしょう。
通常、株式や投資信託で利益が出た場合、配当金や売却益に約20%の税金がかかります。しかし、新NISAではこれらの利益が 非課税 になります。
例えば、年間5%の利回りで運用した場合、通常なら得られたリターンの20%(1万円の利益なら2,000円)が税金として引かれますが、新NISAではこの税金がゼロ になります。「自分の資産を最大限に増やすことができる制度」として政府が設計してくれています 。自分用の年金が税金によって目減りすることがなくなるのです。これは使わない手はありません。
マグニフィセント7の投資価値はIT関係者だからよく理解できる
ここのブログで最近ChatGPTを活用した投資について書いています。当初は新NISAの成長投資枠を使っている方々にChatGPTを使うと大変に効率的な株式銘柄選びができますよ、投資信託でも選ぶことが簡単になりますよ...というような投稿を書いていこうと思っていたのです。
しかし私の関心はもっと具体的にNVIDIAやTeslaのようなAIに関連した銘柄への投資にあり、それは新NISAを活用する方々全般に向けて書くよりは、IT関係者に向けて書くことでよりシャープに書けるようになる...ということに気づきました。
どういうことかと言うと、非IT関係者の方々に向けて書く場合、そもそもAIが何か、そもそも自動運転の基本原理がどういうものなのかについて初歩から説明しなければなりません。しかしIT関係者の方々が読者であればAIはAI、AIデータセンターはAIデータセンター。その語句について説明する必要はありません。
考えてみれば2024年の米国株式市場の急激な伸びを主導した「マグイニフィセント7」は、Microsoft、Apple、Google(Alphabet)、Amazon、Facebook(Meta)、NVIDIA、Tesla、いずれもIT系の銘柄ばかりです。
Teslaは自動車会社ですが製造業と言うよりはAIで同社のクルマが成り立っているということと、同社のGiga Factory(ギガファクトリー)は工場全体が最先端システムで自動化されたITの塊です。最先端のITで武装した自動車生産であり、最先端のAIで武装したクルマの会社です。TeslaはAI銘柄に他なりません。
これから市場に投入されるヒューマノイド(人型ロボット)Optimus(オプティマス)にしても、AIで武装することによって自動運転を実現したTesla車と同じAIが使われています。あの会社はAIで全く新しい市場を作り上げている会社です。ということでマグニフィセント7の全銘柄がITに関連した銘柄ということになります。
恐縮ですがこれらの企業の株式について説明する場合、IT関係者の方々に説明するのが最もラクなんです。これはつまり、IT関係者の方々こそがマグニフィセント7への株式投資の意味を理解するということでもあります。
昨年から今年にかけて大きな株式投資「テーマ」となった「AIデータセンター」についても、IT関係者であれば各企業の将来性を簡単に理解することができます。フジクラのような電線/ケーブルの企業もAIデータセンターの中に張り巡らされる電線/ケーブルの総延長が数kmになるため、電線/ケーブルを扱う同社の売上が拡大していくだろうということはすぐピンと来ます。
それらがあるため、現在の米国株式市場や日本株式市場を沸かせている銘柄は、IT関係者こそがその投資の意味をよく理解する立場にいます。そうして私もそうした方々に向けて書く方がすごくラクです。
「ChatGPT x 株式投資」「ChatGPT x 投資信託」「ChatGPT x NISA成長投資枠」
実は「誰に向けて書くか?」ということをChatGPT 4o氏と昨日議論をしていて、結局、IT関係者の方々に向けてChatGPTを活用した高度な銘柄選びや効率的な投資ライフについて書くのが最も順当であるということになりました。このブログも四半世紀にわたって断続的に書き継いで来ています。途中インフラ投資にテーマが寄ったこともありますが、2000本ぐらいの投稿の大半はIT系の話題です。
私自身書き手としてのデビューは「インターネットでデッカク儲けよう - 小資本で大きな利益をあげる52のノウハウ」(3万部売れました。Windows95が出た翌年、1996年初頭のことです)であり、ITについて書くことで職業人として成長してきた経緯があります。シスコの中でリサーチをやっていた時も、2年前まで海外事業調査の中でリサーチをやっていた時も、産業系のITを肝を見極めようとしていました。
ということでITについて調べたり書いたりしてきた私が、IT関係者の方々に最先端のChatGPTを駆使した投資について書くことは至極自然であるということになります。「ChatGPT x 株式投資」「ChatGPT x 投資信託」「ChatGPT x NISA成長投資枠」のノウハウは、IT関係者の方々こそがよく理解できるものである...ということは言えると思います。