【CES2026視察】コマツの未来提案型展示が見もの:視察ツアーの締切は11月17日(月)に延びました!
CES2026では建設機械最大手コマツによる展示が大きな注目を集めるであろうことは、予想に難くありません。
昨年のCES2025でも、コマツは以下のようにかなり踏み込んだ未来型の展示を行なっていました。今回の視察ツアーを先導する廣川さんも、昨年のコマツの展示を興味深くご覧になっていました。
【廣川謙一さんプロフィール】
ラウンズベリー・アソーシエイツ代表
マッキンゼー、GE本社経営企画で新規事業および海外事業の成長戦略立案・実行を担当。
2016年よりシンガポールでロボットおよびイノベーションの導入立案、2019年より国立シンガポール大学、南洋理工大学などで起業の教育・指導などを行う。1998年より日本で8千億円以上の不良債権を処理。
知能ロボットの研究で工学修士。大学院在学中にMITの人工知能研究所に留学。知能ロボットの研究を行う。三菱重工、マッキンゼー、 GE、アーンスト・アンド・ヤングコンサルティング(日系金融機関担当ディレクター)などを経て、2002年にアメリカで独立。
ロボットや自動運転など、参加者の方が強く興味を持たれた出展者については、商談やM&A交渉などのきっかけづくりのコミュニケーションを、廣川さんが先導することができます。廣川さんは元マッキンゼー。米国GE本社のジャック・ウェルチ会長の下でM&Aに取り組んでいた時期もあります。
"2025 Best of CES賞"を受賞したコマツのCES2025の展示ハイライト
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コマツは CES 2025(2025年1月7〜10日、ラスベガス)に初出展し、ブース番号は West Hall 5316。 コマツ
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出展テーマとして「極限環境(extreme applications)に対応する革新的技術および製品設計」を掲げ、建設・鉱山・林業といった自社のコア産業を超えた領域(宇宙・水中)にも視野を据えている。 komatsu.com
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展示された主なコンセプト/プロトタイプには以下が含まれる:
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月面建設用機械のコンセプトモデル(lunar construction equipment) Yahoo! Finance US
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水中施工・災害対策用途を想定した "全電動" 水中ブルドーザー(all-electric underwater bulldozer) constructionhq.world
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電動化・自動化技術を含む建設・鉱山機械の次世代モデル群(fully-electric excavators 等) komatsu.com
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同社が「2025 Best of CES」賞を獲得したという報告。展示体験・ブース構成・コンテンツの総合評価で高く評価された模様。 komatsu.com
出展内容から読み取れる"技術・戦略的意図"
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極限環境への対応:月面・水中といった「人間・既存インフラが容易に介在しづらい環境」で、建設機械・施工技術を応用・再定義しようとする姿勢が明確。
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電動化+自動化の方向性:全電動水中ブルドーザーや次世代電動建機の展示から、単に"重機を出す"だけではなく「環境・エネルギー制約をクリアする機械設計/システム化」を狙っている。
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ブランディング・人材確保:プレスリリースに「多様な人材を惹きつける」「グローバルな技術パートナーを増やす」という文言がみられ、展示が技術開発だけでなく企業戦略(人材・パートナー)にも重きを置いている。 コマツ
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将来構想の提示:月面・水中という大きなスケールのコンセプト提示によって、「建設/鉱山機械メーカーが地球上だけでなく"非地上領域"まで展開する可能性がある」という未来ビジョンを市場に示している。
米自動運転スタートアップと協業したコマツのCES2026展示予想
コマツは今年9月上旬に米国の自動運転スタートアップApplied Intuitionとの協業を発表しました。同社は日本にも拠点があり、積極的な営業攻勢をかけているようです。ウェブサイトをざっと見ただけでも、自動車メーカーだけでなく航空機や建設機械などにも応用できる技術を複数持っているようです。
コマツと自動運転ソフト開発の米スタートアップ、鉱山機械分野で協業
このApplied Intuitionとの協業の成果がCES2026で出て来ることには、ほぼ間違いがありません。以下でChatGPT 5に分析させました。(AI調査術カテゴリーでChatGPT 5を活用した調査デモを参照)
① SDV(Software-Defined Vehicle)化
Applied Intuition の車両OSを採用し、
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センサースタック
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経路計画(Planning)
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行動生成(Behavior Prediction)
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OTAアップデート(オンラインで建機搭載ソフトウェアをバージョンアップ)
を統合するレイヤー構造に刷新。
② シミュレーション主導開発
Applied の Simian/Verge によって、
1,000を超える環境条件(雨、粉じん、夜間、急傾斜)で安全性・効率性をテスト可能。
スケールは自動車の ADAS より圧倒的に広い。
「1日で数年分の走行データ」を生成できる点がゲームチェンジ。
③ 衝突回避AIの本格搭載
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Multi-Sensor Fusion
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自車速度・積載重量を考慮したダイナミックブレーキ計算
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Advanced Obstacle Avoidance(急停止だけでなく"回避優先"の判断)
おそらく物凄いものになるであろうことが予想されます。
CES2026の展示会場に足を運ぶということは、こうした未来型建設機械の圧倒的な存在感に五感を通じて"没入する"ということでもあります。
そこにロボティクスに詳しい廣川謙一さんの解説&通訳がつく訳ですから、ビジネスリーダーはこれに行かない手はありません。
JTBさんの取り計らいによって、申込み締め切りは11月17日月曜日いっぱいに延びました。
【締切は11/17に延期!】廣川謙一さんと行くCES2026視察ツアー
世界最大のテック見本市を現地で体感。AI・ロボティクス・モビリティの最前線を
廣川さんが会場内で商談やM&A交渉のきっかけを作ります!
2026年1月5日羽田空港発、1月10日羽田空港着、5泊6日(うち1泊は機内)。
ビジネスクラスのオプションがあります。
最少催行人数10名、定員20名。JTB ウェブにて申込受付中。申込締切は11月17日!
詳細を見るJTB申込ページOASYSへのリンク
開催地:ラスベガス/開催時期:2026年1月
旅行実施:株式会社 JTB ビジネスソリューション事業本部 第六事業部
企画:株式会社インフラコモンズ
監修:ラウンズベリー・アソーシエイツ