[資料]米政府が支援する全米の高速鉄道計画
見つかりやすい資料ではありますが、ご覧になったことがない方のために掲げておきます。今年10月時点の最新版です。正確には「米連邦鉄道管理局(Federal Railway Administration)が支援する全米の高速鉄道計画」です。お金の出所はオバマ政権が成立させた米国再生・再投資法なので、詰まるところは米政府が支援しているわけですが。
同種の図版はよく引用されていますが、この図版のように詳細が書き込まれていません。改めて眺めると、米国も高速鉄道に本気だなー、という印象がひとしおです。
大元はここにあります。
それから、今年1月にオバマ政権の米国再生・再投資法対策費が付いた高速鉄道計画の詳細なリストがこちらに。今年10月の第二次の対策費交付対象計画の詳細なリストがこちらにあります。
なお、こうした米国の本気度を裏付ける事実として、今年8月に米国運輸長官Ray LaHood氏が次のように語ったということがあります。「25年以内に、米国の85%は高速鉄道ネットワークによって結ばれているはずだ。具体的にどこから始まるとか、資金がどこから来るかは名言できないが、確かなのは、わが国が州間高速道路網を作り上げるのにかかったよりも短い時間で、高速鉄道網が形になるだろう」。
そのRay LaHood運輸長官は今年5月に山梨県都留市に来て、JR東海のリニアモーターカーに試乗しているんですね。
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