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20年以上断続的にこのブログを書き継いできたインフラコモンズ代表の今泉大輔です。NVIDIAのフィジカルAIの世界が日本の上場企業多数に時価総額増大の事業機会を1つだけではなく複数与えることを確信してこの名前にしました。ネタは無限にあります。何卒よろしくお願い申し上げます。

欧米広告業界のトレンドになる兆し!動画生成AI Google Veo 3の最新版とクリエイターに関する情報

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先日上げたGoogleの動画生成AI "Veo 3"に関する投稿が意外と読まれておりまして。

Google Veo 3の動画生成を「JSONプロンプト」でやることがなぜそんなにすごい事なのか?

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本稿もVeo 3に関する新しめの情報です。

本論に行く前に。Veo 3の動画生成性能と動画品質とは海外の広告業界のプロフェッショナルの人達の目にかなり止まっているようで、広告業界関連の投稿をXでよく見ます。また、商業レベルのCM向けのプロンプト技法を開発する人がちらほら存在しており、先の投稿で記した「JSONを使って、極めて繊細な、極めて作り込みが入ったCM用動画制作の技法」を開発する人も存在しています。その筆頭は先の投稿でも紹介した

Salma 女史です。ロンドン在住です。ニューヨークに次ぐ広告業界の中心都市。

この人は動画生成AIを駆使して商業品質の動画を得る、優秀な欧米プログラマーレベルのJSON創作テクニックを駆使して、その後も優秀なオリジナル作品を発表し続けています。電通、博報堂の方は早期に彼女にアクセスして、独占的に活躍していただく契約を結ぶべきだと考えます。早い者勝ちです。英文の打診メールの作成方法がわからない場合は小職が最高度にアピールする英文メールのドラフトを作成したします。小職の会社のサイトの問い合わせ欄からお問合せください。繰り返しますが早い者勝ちです。

最新版「Veo 3 Fast」と広告業界における活用の指針

前回の記事では、GoogleのAI動画生成ツール「Veo 3」の革新性と、JSONプロンプトを活用したクリエイティブ制作の可能性について触れました。今回は、その進化版である「Veo 3 Fast」や新機能「画像から動画への変換」など、最新のアップデートを紹介し、広告制作における実践的な活用法を探ります。

Veo 3 Fastの登場とその特長

2025年7月29日、Googleは「Veo 3 Fast」をVertex AI上で一般公開しました。このモデルは、従来のVeo 3と比較して、生成速度とコスト効率を大幅に向上させています。特に、広告制作においては、迅速なコンテンツ制作とA/Bテストの実施が可能となり、クリエイティブの最適化が加速します。

画像から動画への変換機能の追加

Veo 3とVeo 3 Fastは、2025年8月から「画像から動画への変換」機能を提供予定です。これにより、静止画を入力することで、8秒の動画クリップを生成できるようになります。例えば、製品のビジュアルやキャンペーン素材を活用し、短時間で動画コンテンツを制作することが可能となります。

実際の活用事例とその効果

既に多くの企業がVeo 3を活用し、広告制作の効率化と品質向上を実現しています。例えば、CanvaはVeo 3を統合し、ユーザーがマーケティングやソーシャルメディア用の動画を簡単に作成できるようにしています。また、eToroはVeo 3を使用して、異なる言語で15種類の広告を生成し、メッセージのローカライズを効率化しています。Cinco Días

広告制作におけるVeo 3の活用方法

  • 製品デモの制作製品の特徴や使用シーンを短時間で動画化し、広告やSNSでの活用を促進します。

  • A/Bテストの実施異なるクリエイティブを迅速に生成し、効果的な広告コンテンツを特定します。

  • キャンペーン素材の制作静止画を元に動画を生成し、キャンペーンの多様な素材を効率的に作成します。

今後の展望と注意点

Veo 3の進化により、広告制作の現場では、より迅速で多様なコンテンツ制作が可能となります。しかし、生成されるコンテンツの品質やブランドの一貫性を保つためには、クリエイティブチームによる適切な管理と監修が必要です。今後もVeo 3の新機能やアップデートに注目し、広告制作の最前線での活用方法を模索していきましょう。


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