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20年以上断続的にこのブログを書き継いできたインフラコモンズ代表の今泉大輔です。NVIDIAのフィジカルAIの世界が日本の上場企業多数に時価総額増大の事業機会を1つだけではなく複数与えることを確信してこの名前にしました。ネタは無限にあります。何卒よろしくお願い申し上げます。

BYDの世界戦略 タイ/ハンガリー/ブラジル/トルコ/インドネシア/メキシコ【調査報告書】(1,000円)をリリースしました

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インフラコモンズ代表の今泉大輔です。

BYDがいよいよ日本にも来ることが日経で報道されました。

日経新聞:BYD、日本専用の軽EVを26年投入 国内4割市場狙う

そこで急遽、スタンフォード大MBA米国ゴールドマンサックス級投資銀行勤務数年の知力と調査力(年収5,000万円超)を持つChatGPT + ディープリサーチをフルに使って、3部構成でBYDの全体像を描き出す調査報告書3巻を作成することにしました。今日はその第1巻。その内容のご紹介です。


自動車業界の経営者・戦略担当者の皆様へ。

2024年、世界最大のEVメーカーとなった中国・BYD。多くの日本人にとって、その実力は「安くて速い中国車」以上の認識はないかもしれません。しかし、現地語資料に基づいて実態を深堀りすると、その強さは"価格破壊"ではなく、"国家戦略級の周到さ"に裏打ちされたものだとわかります。

本日ご紹介するのは、ChatGPTディープリサーチ × 現地語調査により徹底分析した調査レポート『BYDの世界戦略 タイ/ハンガリー/ブラジル/トルコ/インドネシア/メキシコ【調査報告書】』です。

BYDの世界戦略 タイ/ハンガリー/ブラジル/トルコ/インドネシア/メキシコ【調査報告書】

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■ 本レポートのエグゼクティブポイント(抜粋)

  • 中国国外で6拠点以上を同時展開中。タイ、ハンガリー、ブラジル、トルコ、インドネシア、メキシコ。それぞれ"地政学リスクの回避"と"現地政府との共同利益構築"を狙った綿密な配置。

  • 各国語報道で初めて明らかになる投資の裏事情。ハンガリーは親中国家としての地位を活かしEU回避策の要に、ブラジルはフォード撤退跡地に「電池〜完成車」一貫拠点を設立中。

  • 価格破壊の裏にあるのは異常な垂直統合。約100万円台で販売される「海鸥(Seagull)」は、米国で3倍以上のコストがかかるという衝撃の分解結果。BYDは電池、半導体、パワー系をすべて内製。

  • "新興国を選び抜いた"勝者の構図。BYDが注力しているのは、マーケット拡大と関税リスクの少ない地域。特に東南アジア、中南米、EU小国をターゲットに"先行者利益"を取りにいっている。


■ なぜ今、日本の経営者が読むべきか?

このレポートの読者は「経営者」です。
なぜか?──中国のEV覇者は、今や"輸出する企業"ではなく、"現地を乗っ取る企業"に変貌したからです。

BYDは単なる価格勝負ではありません。
関税を回避する現地生産体制、政府と協働したEV推進プロジェクト、補助金を自社販売網に組み込む政策連携... すべてが戦略の下にあります。
このスケール感と戦術精度は、日本の自動車メーカーが"勝てるかどうか"以前に、同じゲームに参加できているかどうかを問われるレベルです。


お問い合わせは、インフラコモンズまで。 御社オーダーによる調査報告書作成もお受けいたします。1日稼働10万円を目安にお考え下さい。

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