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株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

[メモ] GDPで見ると世界の都市のなかで東京が1番だった

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世界市場で展開する企業では営業戦略を立案する上で、「大きなパイを上位から押さえる」という発想をよくすると思います。例えば世界最大手500社のカバレッジから行こう、という具合に。

シーメンスのインフラ系の新部門を率いるRoland Busch氏が次のようなことを言っています。

“The top 600 cities already produce 50 per cent of the world’s GDP,” he said. “The demand in cities – to where more and more people are migrating – this is a continual trend, not a cyclical one.”

「すでに世界の上位600都市でGDPの5割を動かすまでになっている。大都市にはますます人口が集中し、関連の需要はうなぎ登りだ。これはいずれ収束するような動きではなく、これからもずっと続いていく」(一部意訳)

出典:Financial Times: Siemens looks to city infrastructure for growth

世界中で都市化の動きが活発化しており、大きな都市はより大きくなっていくということですね。そこに都市問題を総合的に解決するスマートシティ系のビジネスチャンスがあります。

シーメンスがインフラおよびスマートシティ部門を強化するために、新部門を設立することを以前にお伝えしました。

シーメンスもスマートコミュニティを狙い始めた

社内では600都市の上位100都市ぐらいは、おそらくほぼ確実にリストを作って、塗りつぶしにかかっているのでしょうね。

これに関連してGDPで見た場合の上位50都市のリストがPwCの資料でありました。2008年の数字がベースになっています。

なんと東京が1番ですね。(リストをよく見ると東京の人口が3,583万になっているので、いわゆるグレーター東京=東京都+神奈川県+埼玉県+千葉県のことでしょうね)

日本の経済が低空飛行を続けるとしても、東京の地位はなかなか下がらないと思います。このリストが作成された当時からかなり円高になっているので、現在はニューヨークとの差が開いているのではないでしょうか。

Listed_cities

出典:"Global city GDP rankings 2008-2025". Pricewaterhouse Coopers.2009.

このリストを元にして言うなら、東京をこそ、スマートシティにすべきですね。都知事を口説かなければなりません(^_^;)

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