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20年以上断続的にこのブログを書き継いできたインフラコモンズ代表の今泉大輔です。NVIDIAのフィジカルAIの世界が日本の上場企業多数に時価総額増大の事業機会を1つだけではなく複数与えることを確信してこの名前にしました。ネタは無限にあります。何卒よろしくお願い申し上げます。

タイムマシン投資戦略

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自分の基本的な立場は、イノベーションが新たな収益機会を作ることがこれだけ確かである以上、世界経済の先行きには強気というものです。

最近の欧米の金融機関に関わる報道を読んでいると、色々考えてしまうことは確かですが、「基本的には買い」の立場に立つと、昂然と買いに向かう主体がいつか出現することは確かなわけで(膨大なキャッシュがどこかに滞留しているわけですから)、とすれば、今何をすればいいかは自明です。下げ止まった後の動きに備えて、色々手を打っておくというのがもっとも順当だと思います(←エラそうですが)。

日本の場合、バブルへの対処という意味では”先進国”であり、どういう現象が起こったか、様々なプレイヤーがどう動いたか、歴史はどう進んだかを体で理解しています。このような歴史的な視点を持ちうるということには、ものすごく優位性があると思います。簡単に言えば、世界経済において先手を打つことができると思うのです。

リターンにも様々なタイプがありますが、時間差で稼ぐリターンについては、日本の投資家は今、非常に有利な立場にいるでしょう。

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